2021年1月7日(木)に、1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)を対象にした緊急事態宣言が出されました。飲食店は20時以降の営業自粛、一般の生活者についても20時以降の外出自粛の要請が出されていますが、わたしたちが普段利用しているスーパーマーケットやドラッグストアの営業時間に変更はあるのでしょうか。現時点でわかっている情報をまとめます。
※掲載情報は2021年1月8日AM10:00時点の情報です。店舗によっては情報が更新されている可能性があります。
現時点では、営業時間を短縮するスーパー・ドラッグストアは少ない
1都3県に店舗を構えるスーパーマーケットおよびドラッグストアの公式サイトを確認したところ、一部のチェーン店で営業時間を短縮する店舗があったものの、ほとんどの店舗が通常通りの営業を続けることがわかりました。
食品スーパーの中ではライフが首都圏店舗の、サミットが全店舗のチラシを1月9日~11日の期間は自粛することを発表していますが、営業時間に変更はありません。
一方で、百貨店はほぼ全ての店舗で営業時間の短縮が発表されています(詳細は後述)。
このことから、今回の緊急事態宣言を受けて、食料品や日用品の買い物行動に大きな影響が出る可能性は低いといえるでしょう。
営業時間変更のアナウンスを行っていないチェーン店一覧
トクバイニュースで確認できた、緊急事態宣言後に営業時間変更のアナウンスを実施していないチェーン店は以下の通りです(1月8日時点)。
スーパーマーケット
- イオン ※飲食店は20時閉店
- ライフ
- 西友 ※飲食店は20時閉店
- 業務スーパー ※一部店舗では以前より継続して時短営業を実施中
- いなげや
- カスミ
- サミットストア
- フレッセイ
- ベルク
- マルエツ
- ジャパンミート
- マックスバリュ
- まいばすけっと
- スーパー三和
- スーパーマーケットフジ
ドラッグストア
- マツモトキヨシ
- サンドラッグ
- クスリのアオキ
- くすりの福太郎
- ドラッグコスモス
- ウエルシア ※一部ショッピングセンター内の店舗については管理会社の営業時間に合わせて営業
- スギ薬局
- ツルハドラッグ ※一部店舗では以前より継続して時短営業を実施中
短縮営業を実施するチェーン店一覧(1月8日時点)
トクバイニュースで確認できた、営業時間を変更するチェーン店は以下の通りです(以前より継続的に時短営業を実施している店舗は除く)。
スーパーマーケット
イトーヨーカドー
・1都3県の店舗の食品フロア以外の営業時間に変更あり
>>詳細はこちら
東急ストア
・営業時間の変更あり
>>各店舗の営業時間情報はこちら
ヤオコー
・一部店舗の営業時間変更あり
>>詳細はこちら
オーケー
・当面の間、閉店時間が 21:30の店舗は21:00に変更(30分短縮)
>>詳細はこちら
ドラッグストア
ココカラファイン
・一部店舗の営業時間に変更あり
>>詳細はこちら
百貨店
三越・伊勢丹
・1月8日(金)から当面の間、首都圏店舗の営業時間は10時~19時(飲食店は20時閉店)
>>詳細はこちら
西武百貨店
・1月8日~31日(予定)の期間、首都圏店舗の営業時間は10時~19時30分(飲食店は20時閉店)
※詳細は各店舗の公式サイトをご確認ください
松坂屋
・上野店で一部ショップの営業時間に変更あり
>>詳細はこちら
大丸
・東京店の営業時間に変更あり
>>詳細はこちら
高島屋
・一部店舗での営業時間に変更あり
>>詳細はこちら
物資の供給が滞る心配はなし。密を避け、計画的に買い物をしよう
ここまで、現時点でわかっているチェーン店の営業時間情報についてお伝えしました。
各店の発表を見てもわかるように、百貨店など一部の店舗で短縮営業を実施するものの、ほとんどのスーパーマーケット・ドラッグストアが通常通りに営業を継続しています。
つまり、日用品の買い物はこれまで通りに行えるということです。物資の供給が滞る心配もありませんので、マスク着用・入店前の消毒を徹底した上で、必要に応じた買い物を行うようにしましょう。
感染予防のための「3密回避」には、次のポイントに気を付けて行動をとることが大切です。
1. 混んでいる時間帯はできるだけ避ける
2. 年金受給日やポイント倍デーなど、人が多そうな日を避けていく
3. 他の人と距離をとって買いまわる
4. 必要最小限の人数で入店する
5. 買いたいものを事前にリスト化しておく
6. 買う順番も考えておく
詳しくは以下の記事でも解説していますので、買い物の際に参考にしてください。
買い物は3日に1回に!「3密」を回避するために、スーパーの買い物で心がけたい6つのこと
新型コロナウイルス感染予防のため、買い物回数の削減や3密を避けた行動が呼びかけられています。買い物の回数の目安は3回に1回。3密とは「密閉」「密集」「密接」の3つの「密」のこと。食料品や生活必需品の買い物は「不要不急でない」と考えられ、スーパーへ必要なものを買いに行く分には問題ありませんが、感染を防ぐためにも、3密回避の行動をとっていきたいところです。私たちがスーパーへ買い物に行くにあたり、心がけたいポイントを紹介します。
「トクバイ」の「混雑ランプ」で店舗の混雑状況が確認できます
チラシ情報サービス「トクバイ」のアプリおよびWebサイトでは、掲載店舗の混雑状況を「混雑ランプ」でお知らせしています。お店の混み具合を「空き」「やや混み」「混み」の3段階で確認できますので、お出かけの前にチェックしてみてください。
>>トクバイアプリ(Android)ダウンロードはこちらから
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また、全国スーパーマーケット協会が昨年5月に実施した調査(※)によると、新型コロナウイルス流行後は朝(8時~10時台)や昼(11時~14時台)に来店する消費者が増え、夕方(15時~18時台)も引き続き来店者が多いことがわかっています。なるべく人が多い時間帯は避けて来店し、短時間で買い物を終えられるように工夫しましょう。
※参照:全国スーパーマーケット協会『「新型コロナウイルス感染拡大の買物行動への影響」消費者調査を実施』
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「緊急事態宣言」再発令!私たちの生活はどう変わる?【政府発表資料まとめ】
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