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コンビニエンスストアとファストフードショップのコンボストアを展開するコンビニエンスストア「ミニストップ」。他のコンビニとは一味違ったスイーツやホットスナック、飲料などのラインナップが人気です。今回はその中でも大人気の「ソフトクリーム」について、こだわりの素材やおいしさの秘密を、ミニストップでソフトクリームの商品開発を担当する井野口裕介さんに教えてもらいました。
ソフトクリームのおいしさの秘密とは?
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ミニストップのソフトクリームは、1980年の創業当初から発売されていて「ミニストップの顔」とも言えるスイーツ。しかし、実は発売当初は全く売れず、1店舗で1日に数個しか売れない日もあったそうです。そんなソフトクリームが爆発的に売れるようになったのは、発売から11年後に素材を見直し改良したのがきっかけ。乳原料の配合率をアップさせ、ミルク感の強いバニラにするなど、原料や味を変えることで爆発的に売れるようになったといいます。
「ミニストップのソフトクリームが人気な理由は、何と言っても濃いミルク感を堪能できる点。北海道産の生乳と生クリームでミルク感を生かし、国産卵黄で濃厚さを引き出すなど、使用する原料にこだわって作っているからこそ実現できる味です。さらに、最高品質のマダガスカル産バニラを使用し、香り豊かな味わいを実現するなど、時代の変化に合わせ、これまでに4回リニューアルを行ってきました。ちなみに、現在発売しているのは5代目の味です。また、バニラのリニューアルとともに、デザートコーンも都度見直しています。通年で販売しているバニラにあわせ、デザートコーンの味や色合い、歯ごたえなども改良しているんです。これらの取り組みがお客様に受け入れられてきたのではないかと思っています」(井野口さん)。
お客様が「イメージする味」の実現が最も困難
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定番のバニラに加え、シーズナルのフレーバーも不定期に発売されているミニストップのソフトクリーム。開発時に毎回最も苦労するのは、お客様がイメージしている味を実現することだといいます。私たち生活者は、「苺ソフト」や「ベルギーチョコソフト」と聞くと、これまでに様々なものを食べてきた経験から、購入前に味を何となくイメージし、期待して商品を購入します。ミニストップの商品開発部では、その期待される味を実現するべく悪戦苦闘されているようです。
例えば、フルーツ味のソフトクリームで表現したいのは、生のフルーツをパクッと食べているような味。お客様が持つゴールイメージの味を、生乳を入れ、かつ生のフルーツと温度も違う商品で表現するのが難しいそう。しかしその困難にもめげない圧倒的なこだわりが、お客様に受けているポイントだとも言えます。味の実現のために、いかに品質が良く生の味に近い原料を使えるかにもこだわって作られているそうですよ。
「ミニストップのお客様は、本物志向が強い方が多いです。高級感やこだわりを感じるフレーバーを期待して購入してくださっているので、その期待に応えられるような開発を心がけています」。
次のフレーバーはどうやって決める?
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そんな人気のミニストップのソフトクリームですが、次に発売するフレーバーはどうやって決めているのかと聞くと「世間で話題のトレンド情報や取引先メーカー、SNSなどいろいろなところから情報を仕入れて試作品を何品も作って決めています」とのことでした。また、人気の味だけを商品化するわけではなく、世間が知らない味を広めたいという気持ちから生まれるフレーバーもあるそう。
例えば、2002年に発売した「ベルギーチョコソフト」がその例。それまで日本ではベルギーチョコレートの認知度があまり高くなかったのですが、ミニストップがベルギーチョコソフトを投入したことで世間での認知も広まりました。ちなみにこのベルギーチョコソフトはたちまち人気になり、毎年秋~冬の定番のフレーバーになりました。
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新フレーバーの更新頻度は2~3カ月に1回程度、年間5~6商品ほど発売されるそうです。それぞれシーズナル商品にはなりますが、最近は「プレミアム安納芋ソフト(秋冬販売)」「プレミアム和栗モンブランソフト(秋冬販売)」「あまおう苺ソフト(春販売)」などが人気のフレーバーといいます。基本的にフレーバーは、バニラとあと1品がシーズナル商品として販売されています。
2018年6月からは「あまおう苺ソフト」と入れ替わりで、「静岡クラウンメロンソフト」が登場。芳醇なメロンの味わいが楽しめる、メロン果肉をまるごと食べているようなリッチな味わいで夏にもぴったりのスッキリした甘さとなっています。
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ミニストップには「ソフトクリームマイスター」が!?
ミニストップでは、年に1度従業員参加で「ソフトクリームマイスター大会」が開かれています。うまくソフトクリームが提供できるようになり「ソフトクリームマイスター」として認定された従業員には、「マイスターバッジ」を贈呈。制服にソフトクリームの形をしたバッジがついていたら、その人がソフトクリームマイスターです。
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定番のバニラの濃厚なミルク感や、シーズナルフレーバーの味の再現度に毎回感動するミニストップのソフトクリーム。価格はバニラが220円(税込)、2018年6月1日(金)から順次発売を開始する静岡クラウンメロンソフトは250円(税込)です。ぜひ食べてみてくださいね。