骨を取らずに下処理なしで食べられる最も手軽なお魚であるしらす。しかも、栄養は他のお魚に引けを取らないという優れものです。店頭で見かけるしらすは加熱処理がすでにしてあるので、調理しなくても食べられるのもうれしいところですね。今回はしらすを満喫できるおすすめレシピと、知られざるしらすの豆知識をご紹介します。
しらすって何?
しらすとは、主にカタクチイワシ、マイワシなどの稚魚の総称のこと。
私たちがスーパーでよく目にするしらすはすでに釜ゆでされたもので、しらす干しは釜ゆでした後に干したもののことを言います。また、しらす干しよりさらに干したものがちりめんじゃこになります。
旬は?名産地はあるの?
しらすは1年中スーパーで目にしますが、とりわけおいしい時期は春と秋。
漁獲量の多い産地は静岡県、兵庫県、愛知県などが有名です。
栄養満点のしらすパワー
しらす100gでカルシウム約500mgが摂れるそうです。これは牛乳にすると約2杯分。成人女性の1日に必要なカルシウムが650mgですから、とてもお得な感じがしますね。
カルシウムの他に青魚にも含まれるDHAなども含まれているので、身体にうれしい食材ですね。
しらすのおすすめレシピ
しらすはくせも臭みも少なく素朴な味わいで、いろんな料理に合いますね。特にしょうゆとの相性は言うまでもなく抜群!ここでは少し手を加えてさっと作れるしらすのおすすめレシピをご紹介します。
おすすめレシピ① しらす丼
しらすと言ったら丼ぶり。シンプルゆえにおいしいです。火を使わずに作れるので、忙しいランチにもぴったり。卵黄を崩して豪快にかきこんでください。しょうゆをポン酢やめんつゆに代えても楽しめますよ。
材料(1人分)
- しらす 20g
- ごはん 茶わん1杯分
- 青ねぎの小口切り 適量
- 卵黄 1個分
【A】
- いりごま 少々
- しょうゆ 小さじ2
- ごま油 小さじ1
しらす丼の作り方
1. しらす、青ねぎ、Aの調味料を混ぜ合わせます。
2. 器にごはんをよそい、[1]をのせて真ん中をへこませて卵黄をのせて出来上がりです。
おすすめレシピ② 小松菜としらすのナムル
ここでは和えるだけの簡単レシピをご紹介しますが、しらすをカリカリに焼いて食感をプラスするのもおすすめです。さっぱりして食べやすいので、箸休めにどうぞ。
材料(つくりやすい分量)
- しらす 20g
- 小松菜 3束
- いりごま 適量
- しょうゆ 大さじ1
- ごま油 小さじ2
小松菜としらすのナムルの作り方
1. 小松菜は葉の部分を持ちながら根元を先にゆでて葉もゆでます。
※茎の方がゆでるのに時間がかかるので先にゆでます。
2. しょうゆ、ごま油、いりごまを混ぜ合わせます。先に調味料を合わせると全体に味がなじみやすくなります。
3. 小松菜、しらす、[2]を和えて出来上がりです。
おすすめレシピ② しらすとねぎの和風オムレツ
いつものオムレツに飽きたらぜひ試してみてくださいね。ここではオムレツにしていますが、だし巻き卵にするのもおすすめです。
材料(1人分)
- 卵 1個
- しらす 20g
- 青ねぎ 適量
- しょうゆ 少々
- ごま油 適量
しらすとねぎの和風オムレツの作り方
1. ボウルに卵を溶いてしらす、ねぎを混ぜ合わせます。
2. 温めたフライパンにごま油をひいて[1]を入れ、ゆっくり大きく混ぜながら、半熟になるまで火にかけます。フライパンの片側に寄せて形を整えて出来上がりです。
※きれいに形を整えたい方はラップでおさえて形を整えてくださいね。
おすすめレシピ③ しらすのブルスケッタ
ちょっとしたホームパーティーのときにさっと作れるのでおすすめです。トーストにのせて朝ごはんにもするのもおすすめ!
材料(作りやすい分量)
- しらす 30g
- 青ねぎの小口切り 適量
- にんにく 1片
- 赤唐辛子 1本
- しょうゆ 少々
- オリーブオイル 大さじ3
- バケット 適量
しらすのブルスケッタの作り方
1. にんにくはみじん切りにします。
2. フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れて弱火にかけます。
3. 香りがたったらしらすを加えて3分ほどオイル煮にします。しょうゆ少々で味を調えます。
4. バケットはトースターでこんがりと焼き、[3]をのせて出来上がりです。
おすすめのレシピ④ しらすとゆずこしょうのパスタ
ピリッと辛いゆずこしょうがアクセントになっています。
材料(2人分)
- しらす 20g
- 青菜 1束
- スパゲッティ 100g
- ゆずこしょう 少々
- しょうゆ 大さじ1
- 塩 適量
- オリーブオイル 大さじ2
しらすとゆずこしょうのパスタの作り方
1. にんにくはみじん切りにします。青菜は3cm幅くらいに切ります。
2. 鍋に湯を沸かして塩を加え、スパゲッティを袋の表示通り茹でます。
3. フライパンにオリーブオイル、しらす、小松菜の茎の部分を入れて炒めます。茎がしんなりしたら葉も加えて炒めます。
4. スパゲッティと茹で汁をおたま1杯分くらいを加えて水分を飛ばしながら混ぜ合わせ、しょうゆ、ゆずこしょうを回し入れて出来上がりです。
※ゆずこしょうはしょうゆで溶いておくと味にムラがなくできます。
しらすで気軽に栄養補充♪
お魚料理は食べたいと思っても手間がかかって面倒だったり、時期によってはお値段が高いときもあって手に取らない日もあったりしますよね。そんなときはしらすに頼りましょう♪魚料理が手軽に作れて、面倒なことは一切なしです!ぜひしらすを使ってみてくださいね。