幼い頃、祖母や母が「いつか使うかもしれないから」と、包装紙やら段ボールやら、何から何まで取っておいていて「いつ使うのよ…」と思っていた記憶があります。
しかし大人になった今、「まさに自分がそんな状態になっている!」とふと気づいたりしませんか。
“いつか使うかもしれない”“もったいない”と、どんどん物を溜め込んでしまっている方は、多いのではないでしょうか。
春から気持ちよく新年度をスタートするために、今から断捨離を意識して片づけていきましょう!
ただ「捨てる」のではない!
断:入ってくる不要なものを断つ
捨:今の自分に不要なものを捨てる
離:物への執着から離れる
という考え方の片づけ方法「断捨離」。
ただ単に“捨てる”という行為だけだはなく、今の自分にとってもっとシンプルに暮らしやすい環境にするための片づけ方法でもあります。
「もったいない」という気持ちは一旦置いておいて、断捨離をきっかけに今の自分やご家庭のことを改めて見直してみましょう。
断捨離を始める前に
暮らしやすくしたいけど、お部屋の片づけというのは大掛かりで骨が折れますよね。
ただ、これからご紹介する考え方を基準にして断捨離を進めていけば、自然とスムーズに片づけも進むはず。
まずは、物の選別に必要な見分け方から学びましょう♪
今の自分に必要かどうか
この質問は、必要な物の選定にとって大きな基準となります。
「いつか使うかもしれない」ではなく、「今の私に、これは必要かどうか」を基準にして考えていきましょう。
残すべきかどうか
「断捨離」と聞くと、なんでもかんでも捨てるように連想してしまいますが、「捨てる」と考えてしまうともったいない気持ちが働いてしまうもの。
そんな時は「残すべきかどうか」で考えてみましょう。
残すべきもの=必要なものなので、自ずと捨てるものの選別にも繋がります。
さっそく断捨離を始めよう!
リビングや寝室などお部屋ごとの片づけもおすすめですが、物ごとに片づけるのが一番スムーズに進む方法だと言われています。
今回は、その中でも特に場所を取る物についての片づけ方法をご紹介!
衣類
場所を取る上に、破けたり激しく汚れたりしない限り、捨てるタイミングが難しいのが衣類。
体型の変化や流行などで、着なくなった衣類がたくさんクローゼットに眠っているという方も多いのでは。
そんな衣類は、まずこの4つに分類してみましょう。
- 買ったけど一度も着ていない
- 去年着ていない
- 去年、何度か着た
- 今年も着ている
この中で、①と②は思い切って処分してしまったほうが良いでしょう。
状態が良いものや一度も袖を通していないものは、フリマアプリやリサイクルショップなどで売ることもおすすめです。
③は今年も必要になるときがくるかもしれない衣類なので保管しておいて、来年また選定してみてください。
おもちゃ
お子さんがいるご家庭だと、おもちゃはどうしても増えてしまいますよね。
しかし例えば、現在5歳のお子さんは、赤ちゃんの頃に使っていたおもちゃではもう遊びません。
今のお子さんの年齢に合わせたおもちゃを残し、あとは処分したり譲ったりして、おもちゃも溜め込まないようにしましょう。
そうすることで、お子さんの勉強机を置くスペースを確保できたりするなどのメリットもありますよ。
本類
本やマンガが好きな人は、どんどんたまっていって本棚から溢れてしまうことも。
お子さんの絵本も、増えればスペースを取りますよね。
本の選定は衣類と違ってなかなか難しいので、以下の分類で分けてみてはいかがでしょうか。
- 何度も読んでいる
- 一度だけ読んだ
- 一度も読んでいない
この場合、②と③は処分する対象と考えて、廃棄したりリサイクルショップに売ったりしましょう。
また、処分するだけでなく、これから本が増えることを防ぐために
- 電子書籍で読書をする
- 図書館を活用する
- マンガはレンタルする
などの方法を使って、本当に気に入って「何度も読みたい」と思ったものだけを購入するという方法もあります。
いただきもの
引出物や内祝いなどでもらった、タオル類や食器類。
箱から出さずにしまっているなんてこともあるのではないでしょうか。
箱に入った状態のままだとリサイクルショップでも高い値段で買い取ってくれることが多いですが、「せっかくいただいたのだから使いたい!」という方は、いま使っているタオル類や食器類を処分して新しいものに取り替えてはいかがでしょう。
新年度、ピカピカの新品でスタートできますよ♪
断捨離で快適生活スタート
ただ捨てるだけではなく、気持ちの切り替えをして快適に生活をすることにもつながる断捨離。
4月からの新年度は、断捨離をして快適に始めましょう♪