寒い季節が終わりを告げ、早くも夏日を記録する日が珍しくなくなったこの季節。本格的な夏を前に、まだ過ごしやすい気温の今、活動が活発になったのは我々人間だけではない。そう、巷では“G”という隠語で表されることも多いゴキブリも、その動きが活発化してきているのだ。
そこで今回、株式会社ダスキンが展開する害⾍獣の駆除と総合衛⽣管理のダスキン ターミニックス(https://www.duskin.jp/special/cockroach/)では、ゴキブリ駆除の問合せが多い戸建てに住み、ゴキブリに遭遇したことのある全国20~50代の男女を対象に「ゴキブリ駆除」に関する実態調査を実施し、ゴキブリに対してどのような駆除をおこなっているか、ゴキブリについてどのような知識を持っているかなどを調査した。
対処⽅法は殺⾍剤が1位だが、駆除失敗経験者は多数
⾃宅でゴキブリを⾒かけた際の対処⽅法について質問したところ、『殺⾍剤の使用(57.3%)』と回答した人が最も多く、次いで『直接叩く(39.7%)』『毒餌の設置(20.4%)』と続いた。だが同時に、駆除時の失敗談も多くあるようだ。
Q ⾃宅でのゴキブリ駆除の際の失敗談を教えてください
・殺⾍剤を取りに⾏っている間に逃げられた。 隙間に逃げ込まれた(50代/男性/神奈川県)
・氷で固めるスプレーを使ったが、結局固まらずに逃げられてしまう(30代/男性/埼玉県)
・壁の高い所にいたゴキブリに殺⾍剤をスプレーしたら、⾃分めがけて飛んできた(50代/⼥性/兵庫県)
・新聞紙を丸めて叩いたら、食器を割ってしまった(40代/男性/愛知県)
・私も家族皆もゴキブリが怖くて殺す時に手が震えて仕留められない(50代/⼥性/愛知県)
・掃除機で吸引したら死なずに中から出てきてしまった(50代/⼥性/京都府)
・ガスコンロの近くにいたゴキブリに駆除用のスプレーを噴射したところ、コンロの火に引火して火炎噴射機の様になってしまった(50代/男性/埼玉県)
このように駆除に失敗したエピソードも多く寄せられましたが、やはりすばやく動くゴキブリには苦戦を強いられるのは致し方ないということだろうか。また失敗談にもあったように、コンロ近くでゴキブリ駆除用スプレーを噴射したところ、引火して火事になるという事例も確認されている。手軽に使用できるゴキブリ駆除用のスプレーはよく使われているが、引火性のものも多くあるので、必ずラベルを確認して正しく使用することが⼤切だ。
現在の住まいで約8割が複数回ゴキブリを⽬撃 ⾃宅周辺でも約半数が遭遇
次に現在の住まいで何度かゴキブリを⾒かけた経験があるか質問したところ、『ある』と回答した人が75.7%と、実に約8割が現在の住まいで、⼀度だけでなく複数回ゴキブリを⽬撃した経験があることが判明した。またゴキブリが出る要因について質問したところ、『屋外や隙間から侵⼊してくるから(74.7%)』と回答した人が最も多く、次いで『卵を産むなど屋内で繁殖しているから(34.9%)』『生ごみなど食べ物の残りかすが屋内にあるから(34.2%)』という回答があった。住まいでよく⾒かける⼤型のゴキブリは、数ミリの隙間があれば侵⼊することが可能で、侵⼊したゴキブリが卵を持っていると、1匹あたり15〜28個の卵を産んでしまう可能性があるという。⼀度だけでなく複数回ゴキブリを⽬撃する場合は、再度ゴキブリが侵⼊していたり、室内で卵を産むなど繁殖してしまっている可能性が考えられる。屋内を清潔に保つことはもちろん⼤切だが、ゴキブリが室内で産卵、繁殖をしてしまわないよう、まず侵⼊させないことが⼤切だ。
同時に、⾃宅の周辺でゴキブリを⾒かけた経験があるか質問したところ、約半数が『ある(50.4%)』と回答。⾃宅の周辺でゴキブリを⾒る場合、そのゴキブリが⾃宅内に侵⼊してくることも十分に考えられるので、ゴミ捨て場近くのコンクリートの割れ⽬、マンホールや排水溝の中、お庭では雑草や落ち葉の下、植木鉢や石垣などがゴキブリが隠れる場所が近くにあるなら要注意だ。
続いて⾃宅周辺でゴキブリを⾒つけた際の対策の必要性について質問したところ、『とてもそう思う(50.5%)』『ややそう思う(35.8%)』『あまりそう思わない(9.3%)』『まったくそう思わない(4.4%)』という回答結果になり、約9割が⾃宅周辺でゴキブリを⾒かけた場合には、何か対策をしたほうがよいと考えていることがわかった。
⾃宅の周辺でゴキブリを⾒かけた場合の対策は、ゴキブリが隠れることのできる場所を減らしたり、侵⼊できる隙間を減らしたりするなどがおすすめ。窓やドアの開閉時に⼊ってくることも考えられるため、開けっ放しにしないことや、窓やドアの周辺に物を置かないようにすることも⼤切だ。
ゴキブリを正しく駆除するために、侵⼊経路や繁殖場所を突き⽌めて駆除していくことが効果的だと思うか質問したところ、約9割が『はい(85.4%)』と回答。ゴキブリ対策として、家の中にゴキブリを侵⼊させることのないよう、徹底的に予防することが効果的だと考える人が多いようだ。
約7割がゴキブリの侵⼊経路や繁殖場所を把握できてない。現在の対策を⼗分だと感じている人は約半数
先の調査の結果、約9割が「侵⼊経路や繁殖場所を突き⽌めて駆除していくことが効果的」と考えているにもかかわらず、ゴキブリの侵⼊経路や繁殖場所に⼼当たりがあるか質問したところ、約7割が『いいえ(72.0%)』と回答。ゴキブリが出る要因は、約7割が「屋外や隙間から侵⼊してくるから(74.7%)」と考えている反面、その具体的な侵⼊経路や繁殖場所は多くの人が把握できていないようだ。⼀般的にゴキブリは狭い隙間に隠れる習性があるため、侵⼊経路や繁殖場所を把握することは難しい。キッチンや洗面台の下などの暗くて湿気のある場所も好むため、フンが無いかの確認や、ゴキブリの捕獲トラップを設置することで侵⼊や繁殖を確認するとよいだろう。またゴキブリは、屋外だけでなく、壁の中や天井裏、床下に隠れていることも。
次にゴキブリの侵⼊経路や繁殖場所に⼼当たりがあるかについて「はい(28.0%)」と回答した人に、何か対策を⾏っているか質問したところ、『こまめな掃除を⾏う(48.6%)』と回答した人が最も多く、次点は『屋外用の⾍よけグッズを使用する(40.2%)』だった。さらに、現在の対策で十分と考えるか質問したところ、約半数が『いいえ(52.1%)』と回答。⾃分で⾏うこまめな掃除や⾍よけグッズだけでは、ゴキブリ対策が十分でないと考えている人が半数以上もいるようだ。ゴキブリの繁殖を防ぐために屋内をこまめに清掃するなど清潔に保ったり、整理整頓でゴキブリが好む狭い隙間を減らすことも⼤切だが、卵を持ったゴキブリが侵⼊してくると、1匹あたり15〜28個の卵を産んでしまうことがあるので、とにかく侵⼊対策が非常に重要。数ミリの隙間でもゴキブリは侵⼊してしまうため、屋外や壁の中、天井裏や床下につながる隙間をパテや隙間埋めテープなどで封鎖してしまうことも効果的だ。
【調査概要】
調査名/「ゴキブリ駆除」に関する実態調査
調査期間/2024年4⽉4⽇(木)〜2024年4⽉5⽇(⾦)
調査⽅法/リンクアンドパートナーズが提供する調査
PR「PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)」によるインターネット調査
調査⼈数/1,021⼈
調査対象/調査回答時に現在の住まいで、ゴキブリに遭遇したことがある20〜50代男⼥であると回答したモニター
調査元/株式会社ダスキン ターミニックス(https://www.duskin.jp/terminix/)
モニター提供元/ゼネラルリサーチ
記者の家の場合、すぐ近くに惣菜も製造販売する大型スーパーがあることもあり、このくらいの季節になるとそこからの生ゴミを狙うカラスが飛び回り、ゴミ袋から散乱したゴミを目当てにしたゴキブリがバス通りを横切るなんてことも珍しくない。そのため駆除のための殺虫剤のストックは欠かしたことがなく、そのほかにも冷凍スプレーや泡で捕獲するタイプのスプレーなどを試したことも。だが、どんな駆除をしようとも、根本的な対策をしなくては終りのない戦いが続くだけ。やはり室内の繁殖場所や侵入経路を突き止めて対策するのが重要だが、素人ではなかなかうまくいかないのは当たり前のこと。そんなことで頭を悩ませたり、疲れ果てたりする前に、ダスキン ターミニックスのような専門業社にお任せするのが一番のおすすめ。きっと、平穏無事な毎日を過ごすことができるようになるはずだ。