日本酒の中でもアルコールを添加せずに作られた純米酒には、並々ならぬこだわりがあるという方も多いのではないでしょうか。
「もうこの1本しか飲みたくない」「いつも飲むものは決めている」という方もいるかもしれませんね。
とはいえ、純米酒の銘柄は数多くあり、どれもこれも美味しいものばかり。やはり色々な銘柄の日本酒、特に美味しいと評判の日本酒は味わっておきたいものです。
ということで今回は、人気の純米酒ランキングtop20を紹介します。
日本酒には詳しくなくて、どれを選べばいいのかわからない、という方も是非参考にしてみてくださいね。
※こちらの日本酒ランキングは、Googleのキーワード検索回数による注目度、複数の大手通販サイトにおける人気ランキング、nomoooの自社サイト内における検索の多さなど、複数の基準値をもとに独自に選定しているものになります。
目次
- 20位:上善如水 純米大吟醸
- 19位:松竹梅 純米大吟醸
- 18位:手造り純米酒 光武
- 17位:北鹿 純米大吟醸 北秋田
- 16位:黒牛 純米酒
- 15位:黒松白鹿 豪華千年寿
- 14位:七賢 純米酒 風凛美山
- 13位:大関 十段仕込 純米大吟醸酒
- 12位:菊姫 山廃純米
- 11位:菊正宗 純米大吟醸
- 10位:大七酒造 大七 純米生もと
- 9位:ほまれ酒造 会津ほまれ 純米大吟醸 極
- 8位:人気酒造 ゴールド人気 純米大吟醸
- 7位:飛露喜(ひろき) 特別純米
- 6位:日本酒 花の舞 純米酒
- 5位:朝日酒造 久保田 萬寿 純米大吟醸酒
- 4位:萬乗醸造 醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦
- 3位:小林酒造 鳳凰美田(ほうおうびでん) 芳 純米吟醸無濾過生酒
- 2位:獺祭 純米大吟醸50
- 1位:新政 純米酒 エクリュ
- まとめ
20位:上善如水 純米大吟醸
出典:上善如水 純米大吟醸 [ 日本酒 新潟県 720ml ]
「上善如水 純米大吟醸」は、女性にも人気の日本酒ブランド「上善如水」の中で上位に位置する一品。
華やかな香り、酸味によるキレ、水の柔らかな味わいが特徴。同ブランドらしい飲みやすさと、純米大吟醸酒らしい飲みやすさの相乗効果を楽しめる、澄み切った水の如きお酒です。
どんな料理とも合いますが、濃厚な味わいよりは、サッパリとした味わいの料理の方が良く合うでしょう。
19位:松竹梅 純米大吟醸
「松竹梅 純米大吟醸」は、国産米を精米歩合45%まで磨いた純米大吟醸酒になります。
気品のある吟醸香と、柔らかな味わいが特徴。心地良い余韻を心ゆくまで楽しめるような贅沢な一品です。
宝酒造が誇る、言わずと知れた日本酒ブランド「松竹梅」。その中で上位のお酒として君臨する、同商品を味わってみるのはいかがでしょうか?
18位:手造り純米酒 光武
出典:手造り純米酒 光武 [ 日本酒 佐賀県 720ml ]
「手造り純米酒 光武」は、麹米に"山田錦"を、掛米には佐賀県産米を、それぞれ50%まで精米して仕込んだ純米酒になります。
フルーティな芳香と、芳醇な旨味が特徴。豊かな風味を楽しめる"手造りの優しさ"が詰まった一品です。
タイプ的には中辛口の日本酒なので、"純米酒らしい米の旨味を楽しみたいけど、ある程度キレのある味わいが良い"という方には特にオススメです。
17位:北鹿 純米大吟醸 北秋田
出典:北鹿 純米大吟醸 北秋田 [ 日本酒 秋田県 720ml ]
「北鹿 純米大吟醸 北秋田」は、原材料に"あきたこまち"と"山田錦"を使用した、精米歩合45%の純米大吟醸酒になります。
華やかでフルーティな香り、気品があり、膨らみもある味わいが特徴。純米大吟醸酒らしい風味ながら、しっかりとした芯のある一品です。
人によっては甘かったり、辛く感じたりする、絶妙な中口のバランスなので、合わせる料理により少しイメージが変わるかもしれません。毎日飲んで、その変化を楽しみたくなるような魅力があります。
16位:黒牛 純米酒
「黒牛 純米酒」は、酒造好適米の"山田錦"を使用した純米酒になります。
柔らかな香りと、純米酒らしい米の旨味が特徴。味わいに幅のある旨口タイプの酒であり、冷酒や冷や、ぬる燗などの温度帯で美味しく楽しめます。
食中酒としても利用しやすく、米に合う料理とは特に好相性。是非、様々な料理と一緒に味わってみてください!
15位:黒松白鹿 豪華千年寿
出典:黒松白鹿 豪華千年寿 [ 日本酒 兵庫県 720ml ]
「黒松白鹿 豪華千年寿」は、山田錦などの酒米を精米歩合50%まで磨き、名水百選の一つ"宮水"と白鹿伝承蒸米仕込で醸した純米大吟醸酒になります。
果実を思わせる爽やかな香り、深みのある味わいが特徴。素材の良いところが優しくまとめられた、柔らかな印象を与える一品です。
寛文二年(1662年)創業の辰馬本家酒造が、自信を持ってお薦めするという同商品を味わってみるのはいかがでしょうか?
14位:七賢 純米酒 風凛美山
出典:七賢 純米酒 風凛美山 [ 日本酒 山梨県 1800ml ]
「七賢 純米酒 風凛美山」は、米麹に山梨銘醸の契約農家が栽培した、山梨県産の酒造好適米"ひとごこち"を、掛米に山梨県産の"あさひの夢"を使用している純米酒になります。
純米酒ながら、吟醸酒を思わせるフルーティな香りと米の旨味が特徴。やや辛口の仕上がりになっており、そのキレはスッキリとした喉越しを演出しています。
様々な料理と好相性なので、気軽に食中酒として利用するのが良いと思いますよ!
13位:大関 十段仕込 純米大吟醸酒
出典:【山田錦100% 使用】まるで貴腐ワインのような濃醇な甘い口当たり 大関 十段仕込 純米大吟醸酒 [ 日本酒 兵庫県 700ml ]
「大関 十段仕込 純米大吟醸酒」は、兵庫県産"山田錦"を100%使用し、精米歩合40%まで磨いた純米大吟醸酒になります。
一般的な日本酒が三段仕込みであるのに対し、仕込回数を十段まで増やした"十段仕込"が同商品の最大の特徴。通常の2倍以上である50日間、丹念に醸すことで実現した、深みのある甘さと力強い酸味、繊細な香りを楽しめます。
例えるなら"貴腐ワインの日本酒版"。創業300年を誇る、大関の自慢の純米大吟醸酒はいかがでしょうか?
12位:菊姫 山廃純米
「菊姫 山廃純米」は、昭和53年に日本酒業界で初めて"山廃仕込"と表示して発売された純米酒になります。
お米には、兵庫県吉川町産"特A山田錦"を100%使用。この素材を山廃仕込みにすることで引き出した独特の酸味と、濃醇な味わいが特徴です。
いわゆる"男酒"であり、しっかりとした個性を主張するタイプの純米酒である同商品。好き嫌いは分かれますが、だからこそ、日本酒好きなら飲んでおきたい一本と言えるでしょう。
11位:菊正宗 純米大吟醸
出典:菊正宗 純米大吟醸 [ 日本酒 兵庫県 1800ml ]
「菊正宗 純米大吟醸」は、原材料に、兵庫県三木市吉川特A地区で契約栽培された"山田錦"を100%使用した一品。また仕込み水には、名水百選の一つ「宮水」を使用した、素材をこだわり抜いて作られた純米大吟醸酒になります。
洗練されたスッキリとした味わいが特徴。7℃〜15℃の温度帯で飲むと、より引き立つ独特のコクと香味を楽しめます。
創業三百五十余年の菊正宗酒造ならではの、厳選素材を丹波杜氏の技で活かしたお酒を堪能してみるのはいかがでしょうか?
10位:大七酒造 大七 純米生もと
「大七 純米生もと」はその名の通り、時間も手もかかる日本酒の伝統的な手法「生酛(きもと)造り」で造られた日本酒です。福島県二本松市の大七酒造は、創業以来、ずっとこの生酛造りを守り続けています。
お酒自体のしっかりとした味わいがありながらも、高級食材を使用した料理との相性も抜群なことから、日経新聞「何でもランキング」の、「おせち料理によく合ってお燗にすると美味しい日本酒」第1位に選ばれました。
白桃のようなと称される上品な香りや、旨味と酸味のバランス、コクや後味のキレで高評価を得ています。
手に入りやすいことも純米生もとの魅力のひとつ。酒販店はもちろんのこと、百貨店やスーパーなどでも購入できますよ。
9位:ほまれ酒造 会津ほまれ 純米大吟醸 極
「会津ほまれ 純米大吟醸 極(きわみ)」は、福島県喜多方市にある、ほまれ酒造の純米大吟醸酒。全国新酒鑑評会で金賞を13回、世界的なワインコンクールIWCでゴールドメダルを2年連続で受賞した中島杜氏が作っています。
ネット上でも、フルーティな香りがする、コクがある、喉越しが良いなど好評です。
日本酒醸造のために使用する酒造好適米には"山田錦"や"五百万石"などがあり、こうしたこだわりの酒米を使っている人気の日本酒は数多くありますが、会津ほまれではあえて酒米にはこだわっていません。米ではなく、酒蔵の技術力でどこまで素晴らしい大吟醸酒を造り出せるかにチャレンジした日本酒です。
そのため、価格はリーズナブルに抑えられており、家庭で日常的に飲めるお酒をというコンセプトを達成しています。
8位:人気酒造 ゴールド人気 純米大吟醸
続いてご紹介するのも福島の日本酒。こちらは福島県二本松の人気酒造が醸す「ゴールド人気 純米大吟醸」です。
ゴールド人気はノーベル賞のパーティ"ノーベルナイトキャップ2012"で採用され、"ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013、2014 メイン部門"で金賞を受賞しました。
辛口ではあるものの、辛みは強過ぎず、ほんのりとした甘みも感じられます。地元の米を使い、ミネラル成分をバランスよく含んだ"安達太良山の伏流水"で仕込まれたゴールド人気は、香り高くしっかりとした味わいで後味は軽め。日本酒初心者や女性でも飲みやすい、多くの人から愛される日本酒です。
7位:飛露喜(ひろき) 特別純米
日本酒ツウなら一度は飲んでおきたいのが「飛露喜(ひろき) 特別純米」です。しかし、現在はどこも品薄で手に入れられない状態が続いており、飛露喜を造る廣木酒造がある福島県会津市でもなかなか手に入らないのだとか。その入手困難さから「幻の酒」とも称されています。
飛露喜だけでなく、同じく廣木酒造のお酒「泉川」も人気が高く、販売されると直ぐに売り切れ状態。
飛露喜には地元の五百万石、少々の山田錦が使われています。精米や仕込み、搾りなどの一つ一つの工程が丁寧に行われており、流通する数が限られてしまうのも納得です。こだわりが詰まった飛露喜は透明感と存在感を併せ持ち、フルーツのような香りやスッキリとした旨味が感じられます。
6位:日本酒 花の舞 純米酒
静岡県産米の旨味が存分に味わえる「花の舞」。
協会9号の酵母を使用した、フルーティーで華やかな香りが特徴的。ほどよいアルコール感で口当たりもよく、食中酒として楽しむのにもピッタリ!
さっぱりとした日本酒らしい、爽快な喉越しを楽しんでみてください!
5位:朝日酒造 久保田 萬寿 純米大吟醸酒
「久保田 萬寿」といえば今や贈答酒の定番となり、「日本酒といえば久保田」と言われるように日本酒の代表銘柄になりましたね。萬寿は久保田シリーズの最高峰。水のような柔らかな口あたり、クセや辛みは強過ぎず、スッキリとしていて深みのある後味が口の中にじんわりとしみていきます。どこか米の香りや甘みが感じられるのも特徴の一つです。
久保田に使われているのは酒造好適米"五百万石"。より良い酒米作りのために創立されたあさひ農研が、日本の米どころ新潟県で地元の農家と協力しながらこだわりの酒米を育てています。この酒米と新潟の清らかな水も久保田の美味しさの秘密なのかもしれませんね。
4位:萬乗醸造 醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦
ラベルを見るといかにも「日本酒!」という雰囲気ですが、蓋を開けると南国のフルーツのような芳醇な香りを感じられるのが「萬乗醸造 醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦」です。酒造好適米の代表"山田錦"が使用されており、酸味と甘みのバランスは抜群。その甘みは蜂蜜に例えられています。ワインのようにも思える味わいは、普段日本酒を飲まない方にもピッタリです。
醸し人九平次を造る萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)は、なんと兵庫県黒田庄にて田んぼを取得。現在は自社で試行錯誤しながら"山田錦"を育てているのだとか。もちろん現在萬乗醸造で醸される日本酒には、自社で育てた"山田錦"が使用されています。
まさに日本酒を1から造るという試みは興味深く、その日本酒の味にも色濃く反映されていると言えるでしょう。
3位:小林酒造 鳳凰美田(ほうおうびでん) 芳 純米吟醸無濾過生酒
小林酒造は、明治5年に栃木県で創業しました。その代表銘柄である「鳳凰美田」は全国で人気が出ており、近年は品薄状態が続いています。残念ながら通販などでもなかなか手に入れられません。
「鳳凰美田(ほうおうびでん) 芳(かんばし) 純米吟醸無濾過生酒」は、ゆっくりと時間をかけながら丁寧に手作業で搾る"しずく搾り"が採用されており、温度管理も徹底されています。そんな手間暇をかけられた鳳凰美田は、華やかな香りが感じられ、スッキリとした飲み口。
なお、同じく「芳」の名を持つ「鳳凰美田 純米吟醸 芳 火入れ」はキレのある後味が特徴と、無濾過生酒とは少し違った味わいが楽しめます。
2位:獺祭 純米大吟醸50
「獺祭」といえば、日本酒好きの方でなくても名前を聞いたことはあるでしょう。製造元である、山口県岩国市の旭酒造のこだわりを理解して実践する販売店のみを"特約販売店"とする登録店システムにより、時間と手間が最大限にかけられている「獺祭」の品質は高く保たれています。そのために一部で正規価格よりもはるかに高い値段で取引されるようになり、旭酒造が「お願いです。高く買わないでください」と呼びかける新聞広告が話題になりましたね。
「獺祭」は高価なお酒というイメージがある方もいるかもしれませんが、こちらの「獺祭 純米大吟醸50」は比較的手に入れやすい価格で販売されています。
「獺祭」がここまで有名になった理由は、その販売手法だけでなく、何よりもその"飲みやすさ"にあると言えるでしょう。口に含んだ時に感じられる米の甘みや香り、飲み込んだ後の引き締まった辛みは、日本だけでなく海外の人々をも唸らせています。
1位:新政 純米酒 エクリュ
"酒業界の革命児"と呼ばれる、新政酒造の8代目当主の"佐藤祐輔"氏による「純米酒 生成(エクリュ)」は、平成26年度の秋田県清酒品評会で優等賞を受賞しました。名前はもちろんのこと、ボトルの見た目にも日本酒とは思えないようなオシャレ感が漂っています。ちなみに、「エクリュ」とは、フランス語で「生成り」「さらしていない」「未加工の」という意味なのだとか。
日本酒が苦手な方にも飲みやすい、サラっとした口あたりと甘みが特徴的です。秋田産の酒米"酒こまち"を使用して造られています。
一時は入手困難となった話題のお酒。少し価格がお高めとの声もありますが、その味わいにはそれだけの価値がありますよ。
まとめ
気になったお酒、飲んだことがないお酒はありましたか?
こちらでは便宜上ランキング形式でお伝えしていますが、どの日本酒も美味しく、それぞれ異なる魅力があります。
ご紹介した日本酒の中にはミニサイズが販売されているものもあるので、少しずつ飲み比べてみるのも一興です。是非お気に入りの純米酒を見つけてくださいね。
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