フジの窮地に女優としての力量が試される松嶋菜々子

　女優の松嶋菜々子が7月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「営業部長　吉良奈津子」に主演することを、一部スポーツ紙が報じている。

　松嶋が連ドラに出演するのは、13年の「救命病棟24時　第5シリーズ」以来3年ぶり。記事によると、松嶋が演じるのは仕事と家庭の両立に奮闘する等身大の女性。広告代理店の元売れっ子クリエーティブディレクターで、40歳直前に結婚し、出産と育児休暇をへて3年ぶりに職場復帰。しかし、営業担当になり、部下とはまったく反りが合わず、次から次に勃発する問題に向き合いながら、仕事と家庭を両立させるため奮闘していく姿が描かれ、ベビーシッターを雇ったのをきっかけに、主人公と夫の仲が引き裂かれていくという。

　脚本をつとめるのは、「昼顔」が流行語になった14年放送の同局ドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」の井上由美子氏。松嶋にとって連ドラでは、96年放送のNHK連続テレビ小説「ひまわり」以来の井上氏の作品となった。

　「同ドラマが放送される木曜午後10時枠は、現在、松下奈緒主演の『早子先生、結婚するって本当ですか？』の視聴率が低迷中。もはや打つ手がなさそうな状況だが、かつて“連ドラ女王”と呼ばれた松嶋が切り札的に投入されることになった。松嶋はこのところ仕事に恵まれず、自ら旧知のテレビ関係者に“営業”していたこともあり、営業努力がようやく実ったようだ」(テレビ関係者)

　松嶋の夫で俳優の反町隆史は、一部で水谷豊の相棒役を演じていたテレビ朝日の人気ドラマシリーズ「相棒」の降板が報じられた。しかし、10月から放送の「相棒」の「season15」での続投ならびに映画版第6弾「相棒-劇場版IV-」の製作が発表されたばかり。

　松嶋は心おきなく主演ドラマに専念できそうだ。
　

【記事提供：リアルライブ】