
私立恵比寿中学が20日、さいたまスーパーアリーナ(SSA)で結成15周年記念公演「大学芸祭 2025 ~LOVE & BRAVE~」を開催した。同所では10年ぶりのライブとなった。
10年ぶりの「約束の地」でえびちゅうファミリー(ファンの総称)との約束を果たした。9色の光を背に9人が登場すると、満員のスタンドから大歓声を浴びた。人気曲「サドンデス」で幕を開けると、小林歌穂(24)は「行くぞ埼玉! 最後の最後まで私たちから目を離すなよ!」。真山りか(28)は「2年前にもう1度さいたまスーパーアリーナに立つと目標を掲げて、みなさんのおかげでようやく達成できました!」と叫び、ライブがスタートした。
12年5月にデビュー。13年12月に当時の日本人アーティスト史上最速のデビュー1年7カ月でSSAのステージに立った。その後、メンバーの入れ替わりもあり、現メンバーのうち5人は今日が初のSSA。小久保柚乃(18)は「今日は15周年のライブ。みなさんなりのえびちゅうの歴史を感じながら楽しんでください!」と、堂々と呼びかけた。
この日は「えびぞりダイアモンド!!」「チャイム!」「売れたいエモーション!」など懐かしの曲から、19日発売の新曲「SCHOOL DAYS」まで、27曲を披露。現在TikTokで大きな話題を呼んでいるデビュー曲「仮契約のシンデレラ」では、この日最も大きな歓声に包まれた。
ライブ終盤、安本彩花(26)は「こんなにすてきな景色を見ることができて幸せです」と笑顔で感謝を伝えた。そして「えびちゅうファミリーのみんなには、SSAの目標をかなえるためにたくさん力をもらって、支えてもらいました。私たちはライブに来たら絶対に好きにさせる自信があります。これからもみなさんにすてきな歌と、ちょっとおかしなトークを、元気いっぱい届けられるように頑張っていきます」と誓った。
真山は「10年たって、まったく違う9人で帰ってきました。今日えびちゅうを目に焼き付けてくれたみなさん、ありがとうございました!」と感謝を伝え、「そしてここから私立恵比寿中学は次の目的地へと進んでいきます! 次はアリーナツアー目指します!」と宣言。グループ初のアリーナツアー実現に向け、走り始めた。