Netflix（ネットフリックス）で世界的な人気を集めている韓国ドラマ「おつかれさま」が、中国のサイトで違法に視聴されているとの指摘を専門家が主張した。
同作はIUとパク・ボゴムが主演し。済州島を舞台に、気丈な少女と誠実な少年が挫折と成功を繰り返し生きる姿を描いたラブロマンスで、今月に配信がスタートすると、世界41カ国でランキング10位に入る注目作となっている。
Netflixは中国で公式のサービスを展開していない。韓国内で国際情勢に詳しい専門家として知られる誠信女子大学の徐京徳（ソ・ギョンドク）教授は19日にSNSで「中国内のサイト豆瓣（ドウバン）に作品のレビューが3万件も残されている」と、登録ユーザー数7500万人を超える中国大手SNS「豆瓣」で見られていると指摘。韓国メディアのスポーツソウルも同日「大規模な違法視聴がなされており、これに対する問題意識さえないというのが（同教授の）批判の核心だ」と報じた。
徐京徳教授は「『イカゲーム』シーズン2公開の時もこのようなことが起きた。今は中国内で海外コンテンツ“泥棒視聴”が日常になった」と強く批判した。
スポーツソウルはまた「これは単なる違法視聴問題にとどまらない。中国では韓国のコンテンツで登場した韓流スターの肖像権を無断で使用したり、偽物商品を製作して販売する事例が頻繁に起きている。韓国コンテンツを不法に消費しながらも、韓流に対するけん制と無理な主張を止めない、二重の態度を取っている」と伝えた。
