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【日本アカデミー賞】「あぶ刑事」話題賞 柴田恭兵「先輩が里見さん、草笛さん…年を取ったな」


第48回日本アカデミー賞授賞式で、映画『帰ってきた あぶない刑事』が話題賞を受賞しました。出演者の舘ひろしと柴田恭兵がレッドカーペットを歩き、ファンへの感謝を述べました。舘は「リタイアしてニュージーランドに行ったが帰ってきてしまった」とコメントし、16年ぶりの続編製作に驚きを示した。柴田も歴史ある作品に対する感謝を表し、先輩俳優たちへのリスペクトを表しました。二人が再び映画で共演することを決断させたファンの支持が、今回の受賞に大きく貢献したことを強調しました。

レッドカーペットを歩く話題賞の舘ひろし(左)と柴田恭兵(代表撮影)

<第48回日本アカデミー賞授賞式>◇14日◇東京・グランドプリンスホテル新高輪

話題賞作品部門を受賞した「帰ってきた あぶない刑事」の舘ひろし(74)は「賞をもらって申し訳ない」と言い、笑った。「リタイアしてニュージーランドに行ったら、帰ってきてしまって…」と、16年の前作「さらば あぶない刑事」で、演じた横浜港署刑事のタカこと鷹山敏樹が定年退職したことを踏まえてのコメントだった。

ユージこと大下勇次を演じた柴田恭兵(73)は、会長功労賞を受賞した里見浩太朗(88)と優秀主演女優賞を受賞した草笛光子(91)を前に「会場に着き、先輩が里見さん、草笛さん…年を取ったなと思いました」と言い、笑った。日本テレビ系で1986年(昭61)にドラマの放送が始まってから、40年近い月日がたったことを踏まえ「『あぶない刑事』が始まって40年くらいたちます。ずっと応援してくださった方がいます。8本目の映画を撮ると言われた時、正直、驚いた。7本も撮らせていただいたんだ」と感謝。「ファンの皆さんに喜んでいただけるような、楽しく、格好良く、ダンディに(作り上げた)。ファンの皆さんが何度も通ってくださったおかげの話題賞。感謝しています」と感謝した。

プレゼンターを務めた山田裕貴(34)は「失礼ながら年齢を調べさせていただいた。軽快に走り、バイクに乗ってライフルをぶっ放す、おふたりを見て、長く活躍したいと思った」と尊敬のまなざしで2人を見つめた。そして「共演できるように、僕も頑張りたい」と口にした。

「あぶない刑事」は、89年の第12回でも、俳優部門で「あぶない刑事」チームとして話題賞を受賞している。

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