
ビジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーの喜矢武豊(39)と俳優早乙女友貴(28)が13日、都内で2025年劇団☆新感線45周年興行・初夏公演「いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼物語(あかおにものがたり)』」(5月13日~6月1日・大阪Skyシアター、6月24日~7月17日・東京シアターH)の製作発表に出席した。女優柚香光主演で、喜屋武は貴族の家臣で、都で早乙女演じる鬼に襲われ反撃して片腕を切り落とす。
劇団☆新感線の大ファンの喜屋武は初出演に「大好きな憧れの新感線に出演できる。正直、なんで僕、呼んでもらえたのという感じですね。普通、変なエアバンドのメンバーを呼ばないでしょう。うちの事務所が賄賂でも送ったのかな(笑い)。120%の力で頑張ります。もし失敗したらギャラは返金したいなと思います」と誓った。
そして、早乙女友貴(28)に対して「いいんでしょうかという感じですが、早乙女ブラザーズが仲良くしてくれているので、頼りに頼って背中に乗っていきたい」とラブコールを送ったが、早乙女から「いや、別に仲良くないんで」と返されて、「おい、おい」とツッコんだ。
早乙女は「喜屋武さんが、新感線に出る緊張感で本読みから声が震えていました。あと、けいこ場がでかい」。喜屋武は「すごいお金かかっている。弁当が豪華」。早乙女は「喜屋武さんとは戦うことになるので、ちょっとコテンパンにしたいなと思います」。喜屋武は「多分、コテンパンにされます」と笑った。
鬼がモチーフになるとあって、自身の「鬼に金棒」、頼れるところを聞かれると喜屋武は「全くないんですけど。多少、預金に余裕があるので、もしそこに困ったら、そこは貸せます」。早乙女「喜屋武さん、僕に頼ってください。強いて言えば動くことは任せてください」と話した。
脚本の青木豪氏は出演者に合わせて役柄を当て書きした。喜屋武は「最初、プロットを拝見菌させていただいて。固くて真面目な家臣でした。それで当て書きで本読みしたら、めちゃめちゃ口が悪かった。僕の印象ってそんなに良くないのかな(笑い)。実際、普段は口悪いよね。いろいろ見てくださったんだなと思う。ありがとうございます。けいこも本番も楽しみ。やるからには全力で、足を引っ張らないように、新感線ファンにたかれないように頑張ります」。
早乙女は「ト書きに『飛ぶ』って書いてあったんですけど、苦手なんです(笑い)。公演期間が長いので、体調に気を付けて頑張ります」と話した。
他に柚香、一ノ瀬颯、樋口日奈、粟根まこと、千葉哲也、鈴木拡樹が出演。脚本は青木氏、演出は劇団☆新感線主宰のいのうえひでのり氏が担当する。