TBS「金スマ」打ち切り 中居正広MC、24年の歴史持つ代表的冠番組幕 公式HP、SNSも削除

中居正広（2020年2月撮影）

TBSは20日、中居正広（52）がMCを務める「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の放送を終了すると発表した。

女性トラブルの波紋が収まらない現状で、「状況を総合的に判断した結果」としている。トラブル報道後、各局が休止などの対応をとってきたが、放送スタートから24年の中居の代表的な出演番組が初めての番組終了の決断を下した。

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24年の歴史を持つ長寿番組に突然幕が下ろされた。TBSはこの日、同局の公式ホームページを更新。「『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』は放送を終了することにいたしました」と発表した。中居の女性トラブルが報じられてから、レギュラー番組の打ち切りは初となった。

“金スマ”は01年10月に「中居正広の金曜日のスマたちへ」として放送開始。16年2月に現在のタイトルになり、「ひとり農業」や「社交ダンス部」などの人気コーナーを生んだ。近年はゲストに焦点をあてたトークバラエティーとして人気を博した。

トラブル発覚以後、同局は1月10日と同17日の放送分を他番組に差し替えて対応してきた。同局は番組終了の決断について「昨年から中居正広さんが出演する番組の制作や放送を見合わせ、双方代理人等との対話を行ってまいりましたが、状況を総合的に判断した結果」と説明した。

番組ホームページはこの日、削除された。インスタグラム、X（旧ツイッター）のSNS公式アカウントも消えて見られなくなった。実質的に昨年12月13日の放送が最終回となった。

また同局は合わせて、中居が東野幸治（57）ヒロミ（59）とMCを務める同局系「THE MC3」を降板することも発表した。昨年10月にレギュラー放送がスタートしたばかりだった。こちらも1月の枠は、他番組の放送時間をのばすなどして対応していた。

各局で出演シーンのカットや放送休止が続く中で、中居の代表的ともいえる冠番組の終了が正式に下された。今後も他番組の動向が注目されるが、継続が厳しい状況となっている。