俳優本間日陽「朝ドラ、大河、いずれは社会問題の作品にも出たい」NGT48卒業から２年目の誓い

俳優として活動する本間日陽。「今年はたくさんの作品に関わりたい」と抱負を話す

元NGT48で新潟県村上市出身の俳優本間日陽（25）が25年の飛躍を誓った。

今年は24年4月にグループを卒業後初で、自身3冊目の写真集「プレパレーション」（KADOKAWA）を2月14日に発売。演劇ドラマ「ガクヤ」（今春オンライン上映会予定）に出演するなど、着実に歩みを進めている。卒業から2年目。独り立ちしている現在の心境と今後の抱負を聞いた。【取材・構成＝斎藤慎一郎】

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－年明けから地元の村上市で活動

「元日の村上市の恒例行事『元旦マラソン』でスターターを務めました。村上市のスペシャルアンバサダーとしてのお仕事だったので、楽しみにしていました」

－2月には3冊目写真集を発売する

「昨年9月にインドネシアのバリ島で撮影しました。初めて海外に行ったんです。これからのことを考えるいい時間になって、あらためて頑張ろうと思いました。タイトルの『プレパレーション』は自分で決めました。6歳からやっているクラシックバレエの用語で『準備』という意味なんです。プレパレーションが決まらないとうまく回れないし、立てない。今がこれから俳優として大きくなるための準備の時期なのかな、って」

－NGT48を卒業した24年を振り返ると

「やはり変化の年でしたね。卒業後にいちばん反響があったのは木村拓哉さん主演の連続ドラマ『Believe－君にかける橋－』（テレビ朝日系）にゲスト出演させていただいたこと。その後も初主演の舞台『私たち…』がありました。いろいろなことに挑戦させてもらって充実した年でした」

－これから取り組みたいことは

「ずっと思っているのはNHKの朝ドラ、大河ドラマに出ること。祖父母とみていた番組に出て、地元の人に喜んでもらいたい。今、演技のレッスンをしているんですけど、その過程で医療ドラマや刑事ドラマなど、職業ものに出たいと思うようになりました。重いテーマの邦画が好きなんです。最近は『あんのこと』（河合優実主演）とか。実は中学生のころは法務教官になりたくて。少年犯罪などで子どもの時に負った心の傷を少しでも癒やせるようになれれば、と感じていたんです。いずれは社会問題を扱った作品にも挑戦したいです。そのためにも経験を積みたい」

－最近のプライベートでの出来事は

「週に1回マシンピラティスをやっています。写真集のために始めたんですけど、扁平（へんぺい）足が治った（笑い）。あと、年末に初めて伊勢神宮に行きました。早朝にお参りして、澄んだ空気を吸ってきました」

－2025年はどんな年にしたい

「お仕事や日常での出会いを楽しみたい。それが演技にも影響すると思っています。お芝居が本当に好きなので、たくさんの作品に関わりたいですね」

◆本間日陽（ほんま・ひなた）1999年（平11）11月10日生まれ、新潟・村上市出身。小1からクラシックバレエに励み、ロシアの劇団の新潟公演に子役として出演経験も。15年8月にNGT48に1期生として加入。選抜総選挙は17年の第9回13位、18年の第10回16位。在籍中全9シングルで選抜入りし、表題曲センター2回。AKB48でも選抜4回。21年5月に初の写真集「ずっと、会いたかった」、24年1月には2冊目写真集「陽射し色」を発売。舞台は「サザエさん」「夕凪の街　桜の国」など。村上市スペシャルアンバサダー。趣味は映画観賞。159センチ。血液型B。

◆本間日陽3rd写真集「プレパレーション」（KADOKAWA）　1人旅をテーマにインドネシア・バリの観光地クタビーチのリゾートホテル、熱帯雨林が広がるウブド、現地の人気エリア、チャングーで撮影。ヘルシーなショートパンツ姿やワンピースのほか、開放的な雰囲気の中の水着やランジェリーカットも満載。3月16日に「HMVエソラ池袋」、3月23日に「紀伊國屋書店新潟店」でお渡し会を実施予定。