前川清 特別公演へ変わらずの起用で純烈・酒井一圭「命を救っていただいたのは前川さん」

明治座『50周年記念 前川清特別公演』が開催！

　歌手・前川清、松居直美、紘毅、4人組歌謡コーラスグループ『純烈』の酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太が24日、東京・明治座で明治座『50周年記念 前川清特別公演』を開催した。

　前川の歌手生活を記念し、芝居と歌謡ショーの2部構成で送る。今回ゲストとなった『純烈』といえば先日11日に、当時メンバーだった友井雄亮が過去の交際女性に対するDVなどが報じられグループを脱退し芸能界も引退というセンセーショナルな事態が起こった。

　4人での再始動となって初公の場とあり、メディアも100人近くが会場に詰めかけるなど熱気にあふれたが、前川が第一声から「『純烈』のおかげでたくさんの方に来て頂いて、私は嬉しいですが、『純烈』は悲しいような。でも、新しいスタートです。1つのけじめというのか私も50周年で、『純烈』もこれからまた4人で新たなるスタートができるのかなって」と“ジャブ”を放ち、一気に場内を和ませる。

　実際にお客さんも増え『純烈』のペンライトを振ってくれた人もいたという前川は「きょうは僕たちよりお客さんの方が緊張してました。『純烈』がどういう顔をして出てくるのか不安になった方もいると思います。普通こんなにたくさんいらっしゃるとワイワイ・ガヤガヤするんですけど」と、その様子を語りつつ、「4人出てくるときにどうしても1人少のうございますから、芝居のときにちょっと、えっ！？と探すと食いつきが良くて。あれで再出発の『純烈』というので、ホッとされた方がいらっしゃるんじゃないですかね」と、さっそく笑いに昇華できたと胸をなでおろした。

　酒井は、こんな事態になっても起用してくれた前川に頭が上がらないようで、「グループ結成のきっかけも自分の夢に出たというのがきっかけでしたし、紅白に出てなんとかこの明治座に貢献もしたい華を添えたいという気持ちだったんですけど、いきなり大騒ぎになってしまって、本当にご迷惑をおかけしてしまって……やっぱり『純烈』の命を救っていただいたのは前川さんなので、言葉がないです。温かく支えて頂いて感謝です」と、厚くお礼。

　前川は「やっぱり一心同体みたいな雰囲気です」と、温かさを感じるコメントもしたが、「『純烈』の楽屋に暖簾があるんです。飛行機が6機飛び立っている絵の暖簾だったんですけど2機墜落したんです」と、『純烈』がもともと6人組でスタートしたことをふまえた手荒いコメントもして、報道陣を大爆笑させ「全部が墜落しないように」と、エールを送った。

　ちなみに、第1部の芝居『どたばたショータイム！冷たくしないで』は前川が、ステージを前にしてゴシップで疑われるという楽屋裏の大騒動が描かれており、無事にコンサートの幕が開くのか！？が見どころと、いまの純烈のことを予見したかのような物語。前川は「台本は半年前からできてて。これも縁、運ということで『純烈』のためにできていた舞台なのかもしれませんね」と、笑い、「いい音楽が流れて、『おまえたちもなんかあるだろうけど頑張れ』というセリフのときに4人がそろって頑張りますというセリフは後から見ていてジーンと来ました。頑張ってもらいたいなと思いました」と、物語と現状がリンクしていたとも感じたそうだ。

　そして前川は「これを乗り越えて、東京ドームのような大きい場所でやれるような『純烈』になってほしいと思います」と、背中を押し、酒井も「全国のみなさんから『4人でも応援するぞ！』と言って頂いて、本当に裏切らないように、地道に積み重ねて、紅白歌合戦だったり、『純烈』を応援してよかった。恩返しできる『純烈』にと思って、また前川さんに貢献したいと思います」と、思いを返していた。

　「前川さんが『純烈』に入ることはない？」という質問まで飛び、「クール・ファイブはいまもまだ生きているんです！」と返したり、同日に小林幸子の曲のMVに出演した話題が『純烈』に振られ前川が「誰でもいいの？」と、漏らしたりと何度も爆笑が起こる。

　そんな前川だったが、「観てらっしゃる方は不幸が好きなんです。だけど僕たちはそういうものを乗り越えないといけないんです。これだけの方が観て頂けるなら糧としていかないといけない。みなさまが取材に来た理由はいろいろあるかもしれないけど、これを機にみなさまのお力を借りて『純烈』が大きくなってほしい」と、願いを込め、前川の男気を感じさせる会見となっていた。

　明治座『50周年記念 前川清特別公演』は24日から2月4日まで明治座にて上演！

　

　

　

　

　

　

　

　

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