西川貴教「殴り合いのけんかをしましょう！」新生“ノースリーブス”へにゃんにゃん争奪戦？

西川貴教「殴り合いのけんかをしましょう！」

　“T.M.Revolution”こと歌手・西川貴教（45）とアイドルグループ『AKB48』の“たかみな”高橋みなみ（24）、経済評論家でタレント・森永卓郎（58）が6日、都内で『株式会社 突風』事業説明会を開いた。

　T.M.Revolutionが2016年5月にデビュー20周年関連事業を企画・運営する法人『株式会社 突風』を今月1日に設立。すでに法務局で登記も済ませ活動をスタートさせた。社長は西川が就任、特別顧問に高橋、相談役に森永を迎えることとなった。

　スーツ姿で神妙な顔で登場した西川。説明会は、西川自身からプレゼンテーションが行われ、『突風』のロゴに込められた意味、企業スローガンへ、「ひとに、社会に、地域に、風を吹かせたい。」となったことが明かされた後、いよいよ事業計画へ。

　1つ目は、西川をスターダムへ押し上げた名曲『HOT LIMIT』のときに着用していたスーツの『公式 ホットリミットスーツ（簡易版）』を2016年夏頃に商品化。こちらは、楽曲発売18年という歳月にもかかわらず、自作で同衣装を着る人が増えているという現状があるそうで、ハロウィンパーティーやサプライズパーティー、花火、忘年会などへの需要を見込んでいるという。

　2つ目は、地域経済活性化を目的に、『地域活性プロジェクト with 滋賀県』と題して西川が滋賀ふるさと観光大使として活動していることから、滋賀県内の企業を対象にT.M.Revolutionの画像写真を申請して許諾が下りた際に使用してもらえるようにするという（2016年6月頃～16年9月末期間内実施予定※看板やPOPなど滋賀県の観光誘致に寄与するものを前提、使用物が無償のもの（対価を得ないもの）を対象、素材は滋賀県内のみの使用、一部業種に制限あり）。こちらは滋賀県内のおみやげなどのPOPや、地域の案内看板などに使用し、観光地化を推進することに役立てるとのこと。ほかにも、さまざまな事業プランを検討中ということが明かされた。

　なお、西川によると、初年度の売上げは2億円を目指し、2020年の東京五輪までには経済波及効果約100億円を目指すと、大きくぶち上げることに。この数字の根拠について、西川が滋賀県で毎年開いているイナズマロックフェスの試算などから弾き出したそうで、森永も、「100億円は控えめの数字だと思いますよ」と、お墨付き。高橋も「社長もう少し高くても良かったのでは？」と、真面目にツッコんだ。

　ちなみに、高橋と森永を集めたことについてイニシャルがTMつながりであるということも説明。西川は、高橋をAKB48として活動している5、6年前から一緒に事業をやるように口説いていたそうで、「大きなグループを10年間牽引した手腕を存分に発揮してもらえれば」と期待を込めると、「西川社長の少しでもお力になれるようまい進してまいります」と、返していた。

　そんな、堅苦しい空気のなか森永氏は、「新生『ノースリーブス』として頑張りましょう」と、高橋と『AKB48』の“みぃちゃん”峯岸みなみ（23、チームK）、“こじはる”小嶋陽菜（27、チームA）のグループ内ユニットのことを引き合いにした話題をぶち込むと、「誰がにゃんにゃん（こじはる）になるか殴り合いのけんかをしましょう！」と、前のめりになり、高橋は「（にゃんにゃんは）私です！」と、誰も譲らず報道陣を爆笑させていた。

　終了後の囲み会見では、西川と高橋がかねてから親交が深く高橋が『AKB48』を8日に卒業するということもあって、報道陣から「5、6年口説かれて……」や「第2人生のスタートを貴教さんと？」と、まるで結婚したかのような言い方で冷やかすと、2人とも苦笑いで、ついには根負けした高橋が「貴教さんと頑張りたいと思います（笑）」と、乗っかりだすなど会見を盛り上げていた。

　西川から、「安土桃山時代とか大津京などの舞台になった土地でもございます。地の利の間になった部分もあります。交通の利を活かした部分にもなります。みなさまの協力を仰ぎまして、地域から日本を元気にしていければ」と、抱負も語られた。

西川貴教

高橋みなみ

森永卓郎