Instagramより @worldskatesb
6月16日(現地時間)にカリフォルニア州ロングビーチにて行われたDew Tour女子パークにて岡本碧優が見事優勝!開心那が3位に輝いた。
男子ストリートでは白井空良が圧巻のスキルを見せつけ2位に!他にもパーク女子からは四十住さくら、手塚まみ、中村貴咲が決勝に進出。ストリート女子では西村碧莉、織田夢海が決勝に進出した。
デューツアーは2020年東京オリンピック出場に必要なポイントが加算される大会となっており、ストリートは45秒間自由にコース内を滑走する“ラン”を2本と、一発技で得点を競うベストトリックを5本行い、上位4本の合計得点で争われる。
パークはランを3本行い、その一番高かった得点で順位を争う。注目されていた堀米雄斗(昨年のデューツアー・ロングビーチ優勝者)、平野歩夢らは残念ながら決勝に駒を進める事が出来なかった。
憧れのスケーターと同じ舞台へ!女子ストリートファイナル
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ストリート女子ではPamela Rosaが大会2連覇。
ベストトリックでは12歳の織田夢海がステア(階段)でキックフリップをメイクし5.16の高得点を獲得。海外のトップスケーターに混じり、堂々たる滑りを世界に見せつけた。最後には見事フロントサイド ブラントスライドをメイクし次への可能性も見せてくれた。
思えば昨年ミライモンスターに出演した際に、西村碧莉を“憧れのスケーター”と言っていた彼女が、その憧れのスケーターと同じファイナルの舞台で競い、世界のトップスケーターと混じって滑る姿は改めて“スケートボードには夢がある”と思う光景だった。
世界大会のファイナル常連、西村碧莉は残念ながらベストトリックを3本ミスしてしまったが、世界を魅了する彼女のスケートにこれからも期待していきたい。
8人中5人が日本人!女子パークファイナル
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パーク女子では、ファイナル進出者8人の内5人が日本人!改めて日本女子パークのレベルの高さが伺える展開となった。
1本目のランで12歳の岡本碧優が高いエアを武器にバリアルやバックサイド540を披露し58.16点をマーク。そのまま他の追随を許さずに優勝。
ウィニングランとなった3本目ではラストトリックをフロントサイドノーズブラントに変更。さらに得点を上げて63.16点を記録しダントツの優勝で幕を閉じた。
※最後に見せているボディージャーはブザー後に見えるので、念の為ノーカウントと考えます。
10歳の開心那は5月の日本選手権でも見せた、得意のノーズグラインドを武器にスタイリッシュなスタイルのスケートで見事3位に!ラストランでは実況も大興奮するほどのバックサイドノーズグラインドtoバックサイドディザスタースライドを披露し、会場を沸かせた。
トップスケーターに名乗り!男子ストリートファイナル
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ストリート男子の決勝に進んだ白井空良はラン1本目でフロントサイド180 フェイキーバックサイド5-0グラインドなどを披露し8.66点を獲得。
ベストトリックの5本目では本人も得意トリックと豪語するガゼルフリップ(バックサイド360 ビガースピンフリップ)をメイク!!
※板を縦に1回転、横に1回転半回し、自分も横に1回転するトリック。
高いスキルと新たなスター誕生の可能性を世界に見せ、2位に輝いた。
これまで海外の大会ではなかなかメイク率が上がらず、苦戦していた白井空良が5月に行われたストリートリーグの際に「なんか雰囲気が変わったなぁ」と感じていた矢先の、今大会2位という結果!
「こうやってあっという間にトップスケーターになっていくのか」と感じる瞬間でもあった。
デューツアー・ストリート女子リザルト
Instagramより @planbofficial
1位 Pamela Rosa – 21.40
2位 Leticia Bufoni – 18.96
3位 Candy Jacobs – 17.89
4位 Hayley Wilson – 16.83
5位 織田 夢海 – 16.02
6位 西村 碧莉– 15.12
7位 Mariah Duran – 11.19
8位 Lacey Baker – 9.22
デューツアー・パーク女子リザルト
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1位 岡本 碧優 – 63.16
2位 Lizzie Armanto – 55.00
3位 開 心那 – 53.06
4位 手塚 まみ – 46.00
5位 四十住 さくら – 43.33
6位 Bryce Wettstein – 43.00
7位 中村 貴咲 – 42.00
8位 Brighton Zeuner – 34.00
デューツアー・ストリート男子リザルト
Instagramより @worldskatesb
1位 Aurelien Giraud – 35.43
2位 白井 空良– 35.06
3位 Felipe Gustavo – 33.94
4位 Matt Berger – 33.93
5位 Kelvin Hoefler – 30.32
6位 Gustavo Ribeiro – 28.69
7位 Nyjah Huston – 25.70
8位 Ivan Monteiro – 15.13
デューツアー・パーク男子リザルト
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1位 Pedro Barros – 84.00
2位 Cory Juneau – 81.00
3位 Keegan Palmer – 75.00
4位 Luiz Francisco – 74.16
5位 Ivan Federico – 74.00
6位 Heimana Reynolds – 73.66
7位 Jaime Mateu – 69.00
8位 Alessandro Mazzara – 65.33
ファイナルの映像はこちら
(YouTube:https://youtu.be/SYfXLBckyGE)
筆者 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。