アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて7月18日〜22日にかけて行われた、X GAMESミネアポリスにて、芝田元(22)、西村碧莉(16)がシルバーメダルを獲得!さらに四十住さくら(16)がブロンズメダルを獲得した。
ネクストスケートボードと題されたアマクラスでは池慧野巨(いけ・けやき)(17)がシルバーメダル。
堀米雄斗(19)は4位、藤澤虹々可(ななか)(16)も女子ストリートで6位に入るなど、人気・実力を兼ね備えていないと参戦できないX GAMESにおいて、今回のスケートボード競技では6人もの日本人選手が参戦した。
他の競技ではフリースタイルモトクロス(FMX)で活躍する渡辺元樹がMoto X Best Whipに出場しシルバーメダルを獲得している。
X GAMESとは?
Instagramより @xgames
スケートボード・BMX・モトクロスなど様々な種類のエクストリームスポーツを競う大会で、全世界でテレビ放送もされるほどの人気。エクストリームスポーツの祭典とも呼ばれ、X GAMESに出るには実力だけでなく人気も兼ね備えていないとならない為、出場するだけでも厳しい審査がある。
オリンピックなどのように“日本からは◯人参加できる”という枠があるわけではないので、“出場するということは世界に認められる”ということを意味する。
日本人スケーターの結果と映像をチェック
芝田元
Instagramより@motoshibata
スケートボード・バートの芝田元選手は、3年連続メダル獲得となった(2017年優勝、2016年2位)。彼のオリジナルトリック「カミカゼ」を始め、長年スケートボードをやっている人でもわからないような異次元トリックの連続でバート会場を沸かせた。
バートはオリンピック競技ではないが、芝田元の想像を超えたトリックの数々に会場のギャラリーも大盛り上がりだった。
スケートボード・バート結果
1位 Jimmy Wilkins – 89.00
2位 Moto Shibata – 87.33
3位 Mitchie Brusco – 87.00
4位 Clay Kreiner – 85.33
5位 Sandro Dias – 83.33
6位 Andy Macdonald – 78.00
7位 Paul-Luc Ronchetti – 77.00
8位 Marcelo Bastos – 76.33
9位 Jono Schwan – 76.00
10位 Bucky Lasek – 44.33
※芝田元、シルバーメダルのランディング
池 慧野巨
Instagramより @k_pan_
Next Xというアマクラスで出場した池慧野巨は惜しくもパーフェクトランとはならなかったが、そのスキルの高さは本戦に出場していても全く引けを取らなかっただろう。
次回のX Gamesではプロクラスでの活躍を期待したい。
Nextスケートボード・ストリート結果
1位 Giovanni Vianna – 90.33
2位 Keyaki Ike – 86.00
3位 Marcos Montoya – 85.00
4位 Lazer Crawford – 83.00
5位 Myles Strampello – 78.33
6位 Kader Sylla – 65.66
※池慧野巨シルバーメダルのランディング(1時間58分45秒から)
西村碧莉
Instagramより @aori_nishimura
数年前「ミライ☆モンスター」という番組で「目標はX GAMESで優勝すること」と話していた彼女は昨年見事にX Gamesで優勝。そして、今大会は膝の怪我からの復帰第2戦にも関わらず、見事シルバーメダルを獲得!
スケートボード・バート結果
1位 Mariah Duran – 87.66
2位 Aori Nishimura – 86.00
3位 Alexis Sablone – 84.00
4位 Leticia Bufoni – 83.00
5位 Pamela Rosa – 82.00
6位 Nanaka Fujisawa – 80.00
7位 Julia Brueckler – 70.00
8位 Lacey Baker – 62.66
X Games初出場となった藤澤虹々可は予選を4位で終え、決勝には進出出来ないと思われたが(3位以上が決勝進出)本来シードで決勝に出場するはずだった選手が怪我で棄権し、急遽繰り上げで決勝進出となった。
結果は6位だったが、ハンドレールやステアを果敢に攻める彼女はこれから間違いなく“世界的に有名なスケーター”になっていくだろう。
※西村碧莉、シルバーメダルのランディング
藤澤虹々可
Instagramより @nanaka_fujisawa
X Games初出場となった藤澤虹々可は予選を4位で終え、決勝には進出出来ないと思われたが(3位以上が決勝進出)本来シードで決勝に出場するはずだった選手が怪我で棄権し、急遽繰り上げで決勝進出となった。
結果は6位だったが、ハンドレールやステアを果敢に攻める彼女はこれから間違いなく“世界的に有名なスケーター”になっていくだろう。
※四十住さくら、ブロンズメダルのランディング
堀米雄斗
- SLIDER(スライダー) Vol.30 (2017年03月31日発売)
Fujisan.co.jpより
今年ストリートリーグ2連覇で大きな話題になった堀米雄斗は惜しくも4位に終わった。
日本のメディアも注目する、堀米雄斗の今後の展開も気になるところ。
男子スケートボード・ストリート結果
1位 Nyjah Huston – 93.00
2位 Jagger Eaton – 90.33
3位 Kelvin Hoefler – 89.66
4位 Yuto Horigome – 89.00
5位 Shane O'neill – 82.66
6位 Vincent Milou – 79.33
7位 Alec Majerus – 66.00
8位 Zion Wright – 62.00
※堀米雄斗のランディング(ベストスコアは40分20秒から)
筆者・小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。