自由診療を専門とするサウラデンタルクリニック青山は、「健康長寿時代にふさわしい全身の健康につながる最新の歯科治療と予防医療を提供し続けること」を理念に、おもてなしや治療環境にもこだわった質の高い歯科治療と、ヨーロッパ標準の歯に優しい最新GBTコンセプトに基づいた疾患予防のためのお口のメンテナンスを提供している。
かつては保険診療も経験したが、患者の全身の健康のための最新治療を追求するうちに、保険診療で提供可能な歯科医療に限界を感じ、自由診療へとシフトした。「自由診療は費用がかかる」というイメージが強いが、その中には保険医療の限界を超えた大きなメリットが存在する。患者の利益を最優先に考える院長の堀 滋氏に、その思いを伺った。
歯科医師として数千人以上の治療に携わった経験から得た、確信に導かれた自由診療の選択
歯学部や歯科病院口腔外科で学び、大学病院内での免疫についての研究生活を経て、全身の健康に関する幅広い知見を身に付けてきました。大学卒業後もさまざまな形で知識の深化に努め、海外の最新治療にも目を向けて、その技術を積極的に導入。今ではどこの歯科医院でも当たり前のインプラント治療も全国に先駆けすでに1990年に導入、現在では、一般的なチタンインプラントを完全に終了し、さらに進化したより身体に優しいスイス製の、金属を使用しないジルコニアセラミックインプラントへと完全シフト。歯科用CTや歯科用マイクロスコープの早期導入など常に時代を先取りした、患者さまがより健康になれる質の高い歯科医療を提供し続けています。
クリニックでは「通うことで心も身体もより元気に明るく、前向きになれる専門的な歯科治療」を掲げ、日々患者さまとのコミュニケーションを大切にして診療にあたっています。
開業以来、20年以上保険診療も行なっていましたが保険のルールを厳守した治療では、術者がいくら一生懸命虫歯を治療しても、数年ごとに材料が劣化して再発してしまい、最終的には治療の繰り返しにより歯を失ってしまうという、歯科医師としての無力を感じてしまう悲しい経験を多くしました。一方、自由診療を選んだ患者さまは長期的に歯が安定しており、結果として歯を長期間持たせることが可能です。
将来の結果に大きな差が出てしまう、このような二重構造の治療を同じ院内で提供し続ける事に大きな矛盾を感じ、歯科医師人生の後半は歯科医師として常に最新で理想的な治療のみを提供し続けることができる、現在の自由診療専門の歯科医院と言う道を選択するに至りました。
口腔は、外界から細菌などが侵入する入り口でもあります。また、保険診療で使われる金属は比較的安定性が低く、口内から体内に金属が吸収される可能性があり、別の病気を引き起こすリスクも考えられます。こうした理由から、私は患者さまの健康を第一に考え、自由診療を専門とすることを選びました。
メタルフリーで健康的に歯を守る治療を実現
当クリニックは、詰め物や被せ物に加え、インプラント治療にも金属を一切使用しない「メタルフリー」を実現している、全国でも稀少な歯科医院です。インプラントには、チタンなどの金属ではなくセラミックを使用、それは「長期間口腔内にとどまるものには、現時点で最も安全とされる素材を選びたい」という信念に基づいています。
自由診療には「費用が高い」というイメージがあるかもしれませんが、長期的に見れば、同じ歯を繰り返し治療して劣化させるより、歯を健康に保ち続けられる安心感があります。現在、社会全体で「高齢になっても自分の歯で食べる」という意識が高まっており、費用対効果を考えても自由診療は価値があると考えているのです。
自由診療の効果が特に期待できるのは、例えば神経を取るなど、歯の根を扱う根管治療でしょう。最新技術を駆使し、時間をかけて丁寧に治療を行うことで、深い虫歯でも歯の神経を残せたり抜歯を避けることが可能です。ただし、治療の下準備を行なった上でラバーダムで唾液からしっかり守り、マイクロスコープ（歯科用顕微鏡）などの機器を使いこなす必要があるため１度の治療は60分から90分で行うことになりますが、保険ではいつ終わるか先の見えない根管治療も２回〜４回程度で終わることがほとんどです。
当クリニックでは、初診時に院長によるカウンセリングを行い、CTやレントゲン、マイクロスコープを用いて詳細に歯を調べ、血液検査なども含めた診断結果をもとに治療方針を患者さまと共有。個人個人異なる疾患になってしまった根本原因をしっかりと見極め、新たな疾患の発症や再発のリスクを最小限にするために必要な生活習慣の改善などの予防指導などを患者さまにしっかりとご理解いただいた上で治療を始めることを前提にしています。
衛生的な環境を保ち、健康を支える歯科診療
「最新かつ丁寧な精密治療」「虫歯の原因の究明と除去」「定期的な歯のメンテナンス」、この3つを当クリニックは患者さまと一体になって進めています。これにより、将来的に歯を失うリスクを可能な限り減少させ、口腔内の健康を整えることで全身の健康も守る治療を提供しているのです。また、治療環境にも配慮し、院内の水の安全性や換気システム、環境に優しい低濃度オゾンガスを用いた環境殺菌システムを導入するなど、衛生面の整備も徹底しました。
歯科医師として独立開業する以前から、私は「口の中の金属を減らしたい」という思いを抱いていました。それが徐々に実現されつつある現在、私はさらに一歩踏み込み「金属のインプラントをなくしたい」という強い願いを持つようになっています。
最新の研究から、歯数の減少や口腔の疾患が健康寿命も含めた全身の健康に直接的に悪影響を及ぼすと言うことが次々に明らかになってきています。健康長寿時代、「一生と通じて、いつまでも健康でおいしく物を食べて元気に長生きをしたい」という目標のためには、30以上続く、安価な材料や旧式の手法の治療しか提供できない保険診療を受けるのではなく、自由診療で提供される、より質の高い最新の歯科治療を受けることが不可欠です。
残念ながら日本では、まだまだ多くの患者さまが、医科と同様に歯科でも保険診療で最新の良い治療が受けられる思われていらっしゃいます。日本の保険医療で歯科部門に割かれる予算は医療費全体のわずか7%と言う状態が30年以上も続いており、世界的に行われている最新の歯科治療とはかけ離れた旧式の治療が提供され続けているというのが日本の歯科治療の現状です。私自身も30代後半になり、海外に学びの場を持ち始めて始めてそのことを知ることが出来ました。
まだまだ日本では自由診療は、矯正や審美治療専用というイメージが依然として根強く存在しています。私は、私自身が自由診療専門の歯科医院というものを続けることで、一般的な治療でも自由診療でより質の高い治療とお口の健康のサポートを受けられる選択肢があるということを多くの方々に知っていただければと切に願っております。
