特許を持つ主力アイテムから定番商品まで幅広く展開 中国コスメ「SAIＮKO」担当者に特徴など聞いた

化粧品の包装容器全般を取り扱う「株式会社ベジケアジャパン」は、2021年12月から中国コスメ「SAIＮKO」の日本販売代理店として販売を開始。高級感のあるパッケージでありながら、リーズナブルな価格も魅力の一つ。そんな「SAINKO」のコンセプトや特徴について、商品企画部の佐々木彩香さんに話を聞いた。

中国コスメを大人向けに発信

弊社は2010年、中国の「心悦化粧品」の子会社として設立し、化粧品の包装容器全般を取り扱うとともに、化粧品の企画立案から生産、供給、管理までトータルでサポートしています。主力の商品は、アイライナーの容器です。「急激な気圧変化が発生しても液漏れしない容器の構造」に対しての特許を取得していますため、「MAYBELLINE」や「ESTEE LAUDER」、日本のメーカーでは「KATE」や「CEZANNE」などに提供しています

そのほかにも基礎化粧品用のオリジナル商品から、アイライナー・ペンシルだけでも定番のものからスリムタイプ、チップ付きなどを展開。リップグロス、マスカラ、コンパクト、パレットのほか、アイシャドウチップ、アイシャドウチップ＆ブラシ、チークブラシなど、多種多様に取り揃えています。

2021年12月からは、中国コスメブランド「SAINKO」の日本代理店として販売を開始しました。Shine and Independent, Naturally Keep Outperforming.の頭文字を取り、輝きと独立、自然体で常に過去の自分をアウトパフォーム、昨日の自分より今日の自分が魅力的にというコンセプトで、高級感のあるパッケージでありながらもリーズナブルな価格のメイクアップアイテムを展開しています。

細部までこだわった中国コスメを展開

中国コスメや中国メイクの〝チャイボーグメイク〟や〝純欲メイク〟というと、10代から20代前半の〝Z世代〟をイメージされる方が多いと思いますが、「SAINKO」は容器や色合いも落ち着いたテイストにすることで、20代中盤から30代前半くらいの大人の方向けに作りました。中国コスメは日本のコスメよりグレードが落ちると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、中身も容器もこだわっているため、そういったイメージも一新できるのではと期待しています。

「ベルベットアイシャドウパレット」は、一つのパレットに8色入っているため、組み合わせを変えることで何通りものメイクが可能で、色んなシーンでお使いいただけると思います。「SAINKO」は中国コスメの特徴でもある〝遊び色〟も入っているので、普段はしないようなメイクも楽しんでいただけたらと思います。

また、弊社では中身から容器の製造まで全てを行い外部に委託せずに作ることもできます。ほとんどの化粧品メーカーさんは、容器は容器、中身は中身という形が多いのですが、弊社では全てを社内で作ることができるため、細かい調整などにもこだわりコントロールしやすいと自負しています。

イチオシは特許を持つ容器のアイライナー

「SAINKO」の「ベルベットリキッドアイライナー」は、人間工学に基づいた６角形の軸で持ちやすく、手振れしない六角形の容器を使用しているため、超極細ブラシですが筆にコシもあるのでとても描きやすいです。メイク初心者の方にはもちろんのこと、日常使いとしても使いやすく値段も1,650 円（税込）と手頃なため、ちょっとしたプレゼントにもお薦めです。

また、「ベルベットチーク」はナチュラルで肌馴染みがいい色が揃っているため、中国メイクの〝純欲メイク〟といった今のトレンドにも合っているのかなと思います。「リップスティック」は、マット、ティント、クリアの3種類を展開。＃1～6までは中国で販売しているものと同じものですが、＃7、8、9の3色は日本限定色となっています。

現在、これらの商品はインターネットでの販売が中心となっていますが、今後は新しいアイテムを追加し、バラエティーショップなど店舗での販売も広げていきたいと考えています。中身もパッケージも自信を持ってご紹介できる商品なので、ぜひ多くの方に知っていただけたらと思っています。そのためにもホームページのほかに、公式Instagramでメイクのやり方や色の組み合わせなどをご提案しながら、さまざまな発信をしていく所存です。

■プロフィール

1990年生まれ。2021年5月から株式会社ベジケアジャパンの商品企画を担当し、中国コスメブランド「SAINKO」を広めるPR活動も兼任。公式Instagramの更新や「SAINKO」全体のクリエイティブ制作にも尽力している。

株式会社ベジケアジャパン

「SAINKO」公式Instagram