3月19日、「LAVIE オンライン学園」がYoutube、Twitter、niconico生放送で生配信された。同配信には、ノート・デスクトップパソコンのLAVIE(ラヴィ)のCMに起用されている俳優の間宮祥太朗と矢本悠馬が出演した。
間宮は学園長役でVTR出演し、矢本は生徒役に扮して配信に登場。1日限りのオンライン学校として、ゲストを講師に見立てて開校された。4コマの授業が行われ、それぞれの授業に生徒の矢本が合格して卒業を目指すという内容になっている。
一限目の科目は現代文。VTRにて、間宮は「実は僕はちょっと得意だったんですよ。現代文は読解力じゃないですか。小説とか、読んで作者が述べたことみたいな。そういう問題が多かったので、あまり授業をちゃんと聞いていなくてもがんばって考えれば解けたので」と学生時代を回顧した。
現代文の講師を務めるのは、モデルやインフルエンサーとして活動している横田未来。授業内容は「高校生が使う若者言葉を学ぼう」というもの。
矢本は3つの若者言葉に関する問題に挑戦。「リアコ」「生きるwww」「バイスト」という3つの問題に矢本は苦戦。講師の横田などから様々なヒントをもらうも、全て正解することができず、現代文の成績は不合格となってしまった。
MCから授業の感想を聞かれると「老けたなーって思いましたね。「(インスタグラムの)バイバイするストーリー(=バイスト)」とか、全く知らなかったので」と世代間のギャップを実感した様子で、「(これから)バイスト使います」とコメントした。
二限目は体育。間宮は「体育はやっぱみんなテンション上がるよね。球技とか競い合う系のスポーツが好きでしたね。体育のそういうので活躍すると一時クラスのスターみたいになるじゃないですか」と話し、「CMではバスケのシーンがもうグダグダでしたけど、全然ゴールに入らなくてしんどかったです」と撮影時のエピソードも語った。
体育の講師を務めるのは、「世界伝統武術大会」で金メダルを獲得したカンフーの世界チャンピオンであり、現在はTikTokやYouTube、そして女優としても活動しているいわたまあり。授業内容は、カンフー演武を矢本が実践するというもの。
カンフーについて質問されると、矢本は「カンフーはめっちゃ好きですね。やったことはないですけど、ジャッキー・チェンとかブルース・リーを見てたので」と興味津々の様子。今回矢本が学ぶのは、4動作ほどがひとまとめになった形。パンチやキックなどの動作を練習し、上達したところでTikTok用の動画も撮影。いわたによる合否判定は合格となり、現代文での汚名を挽回。
三限目の英語について、間宮は「今の子供たちは英語を小さい頃から習ってて、すごく喋れるみたいになってるのはうらやましい。英語やろうみたいなことって、役者をやってるとみんな思う時期みたいなものがそれぞれにあると思うんですけど、言語を一から始めるってハードルが高い」と俳優ならではの思いを語った。
英語の講師は、シンガポールとタイに在住経験があり、英語や海外文化に関する動画を配信している帆南(はんな)。授業内容は「海外旅行で使える英語を学ぼう」というもので、矢本は英文の発音と和約に挑戦した。
和訳問題では、「I'd like to make a reservation for three for the night of March 19.」という例文が出題。「3月19日の夜に3名で予約できますか?」という意味だが、矢本はMarchをMayと勘違いしてしまい「5月19日」と誤訳し不正解に。5月以外の和訳は合っていただけに、「Mで覚えてた。うわー、ちくしょー」ととても悔しがっていた。そして、帆南による英語の合否判定も不合格となってしまった。
四限目の音楽について、間宮は「楽しかったですね。あんまり真面目な生徒じゃなかったけど、合唱は結構大きな声で歌うみたいなタイプだった」と言い、「悠馬も音楽すごく好きだから、学生時代とかも音楽の授業はちゃんとやってたんじゃないかな。俺はギターも弾いてて、LAVIEのCMの中でも弾いてます」とコメント。
また、「矢本さんへの応援ソングを『きらきら星』のメロディで歌って」という学園長へのお題に対して、間宮は音楽と矢本にちなみ「カラオケ行って 二人で泣いた♪」と歌った。歌について「20代前半の頃とか、俺と悠馬めちゃくちゃカラオケ一緒に行ってて。音楽の趣味も似てるっていうのもあって、めっちゃ一緒に歌ったりしてて、酔っぱらって二人で大号泣しながら歌うっていう日があって。あれ周りから見たらすごくキモかっただろうなー」と仲の良さが伝わるエピソードを明かした。
音楽の講師は、2021年にTikTok流行語大賞に選ばれた曲「#モテすぎて草 誘ってて森」を歌っているなかねかなと作曲・ギター担当のゆでたまご安井の二人。授業内容は、同曲に合わせて歌詞を考えようというもの。
矢本は、学生時代に通学路で他の高校の女子生徒と毎日のようにすれちがっていた思い出をテーマに作詞した。完成した歌詞でなかねが違和感なく歌い切り、矢本は「いいですね。青いですね」と満足げな様子。なかねによる音楽の合否判定は合格となった。
全科目を終え、4科目中2科目が合格ということで、追試として美術の授業を受けることに。内容は「最近あったちょっとおもしろいことで絵日記を書く」というもの。矢本は、車の中の絵をタブレットに描き、「いつも車の後ろの席に座ってて、マネージャーが運転してくれてて。撮影現場でマネージャーは電話しに行ったんですけど、マネージャーの携帯と車内のBluetoothが繋がってて、絶対に俺に聞かれちゃダメなことが聞こえてた。全部丸聞こえ」と絵の内容を解説した。追試に関しては4科目の講師による合否判定が行われ、無事合格して卒業証書を授与されるに至った。
卒業証書はVTRの間宮から授与。卒業証書には直筆で「間宮祥太朗」と署名がされた上に、その横には「今日は一人にさせてすまん」と矢本へのメッセージが添えられた。矢本へ「本当は現場にいられればよかったんだけど。一人で稼働してお疲れさま」と伝えた。
全体の感想について、矢本は「超現代語が一番ショックでしたね。もっと分かるものなのかなと思ってたけど予想外。どんどん人間って進化してるんだなって。その進化に追いついていかないと若い人たちを楽しませられないのかなーと思って。俳優としても勉強になりました」と授業を振り返った。