車に乗って3時間ほどで1周できる外周約130kmの島の中に、標高1800m級の山々がそびえる屋久島。ガジェット通信は、見上げれば山、見下ろせば大海原という屋久島らしい絶景のロケーションを誇る「ホテル屋久島」から2024年4月にリブランドオープンした「samana hotel Yakushima」にご招待いただきました。初めて訪れる自然に恵まれた屋久島の風景をドローンやナイトビジョンといったガジェットを駆使して撮影してきたので、レポートにてご紹介します。
samana hotel Yakushimaの紹介記事はこちら:
「海の上」で「山の下」にある屋久島の絶景リゾートホテル「samana hotel Yakushima」で自然満喫の屋久島ステイを体験してきた
https://getnews.jp/archives/3538612[リンク]
「海の上」で「山の下」にある屋久島の絶景リゾートホテル「samana hotel Yakushima」で自然満喫の屋久島ステイを体験してきたhttps://t.co/HmpbgPjNDk
—ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) August 26, 2024
5か所の自然スポットを探訪
今回訪れた自然スポットは5か所。島内でレンタカーを借りて、ホテルを拠点に約1日半で周れる特徴的なスポットをピックアップして訪れました。
屋久島自然スポットをドローンやナイトビジョンで撮影!(YouTube)
https://youtu.be/1I6VQvlkQP4?si=sK2pXYAc-gqoX6Tz
ドローン撮影に使用したのは、本体を航空法上の許可と承認が不要な99gに軽量化し、プリセットされた撮影モードやスマホアプリによる操作でAIを活用した様々なパターンの動画や写真の撮影ができるAIカメラドローン「HOVERAir X1 Smart」。撮影スポットの選定や島内の撮影申請は、samana hotel Yakushimaさんにご協力いただきました。
※屋久島でドローンを飛行させる場合には、原則1週間前までに九州森林管理局へ入林届の申請が必要です
https://www.contactus.maff.go.jp/rinya/kyusyu/form/yakushima_drone.html[リンク]
99gのAIカメラドローン「HOVERAir X1 Smart」の一般販売が開始https://t.co/jN6Qi2fOHA
—ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) May 28, 2024
夜間に島内に生息する野生動物たちとの出会いを期待して、暗闇で最大600m先までスキャンできるナイトビジョン「YASHICA Vision」も持参しました。果たして動物たちの姿を収めることはできるのでしょうか。
暗い場所でも鮮明に見える! YASHICAブランドの4K対応ナイトビジョン「YASHICA Vision」がGREENFUNDINGで支援募集を開始https://t.co/22kHSKtQnW
—ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) June 5, 2024
手軽に屋久杉の森を散策できる「ヤクスギランド」
島の東部、港町として栄える安房エリアから車で40~50分程度とアクセスしやすく、屋久島の自然に触れられる代表的なスポットが「ヤクスギランド」。標高1000~1300mに広がる自然休養林で、木道や石張歩道として整備されたコースを散策して屋久杉の森を体感できる自然スポットです。210分の本格的なトレッキングができる全長約4.4kmの「天文の森コース」から、30分で回れる全長約0.8kmの「ふれあいの径」まで、装備や体力に応じて5種類のコースが選択可能。樹齢1000年以上の巨大な屋久杉に囲まれた神秘的な森の中では、長い時間をかけて脈々と続いてきた生命のエネルギーを感じる貴重な体験ができます。
ドローンを使って、木のトンネルをくぐれる“くぐり栂(とが)”を一緒にくぐったり、切株の上に新たな株が生えた「切株更新」を上から見下ろしたり、千年杉の幹をじっくり観察できました。吊り橋を一緒に渡ってみたかったのですが、ドローンが風に吹かれて落下するのが怖くて断念。HOVERAir X1 Smartのプリセット撮影は、ユーザーを追いかけて撮影ができる「フォローモード」や三脚替わりに定位置で滞空させる「ホバリングモード」など、自分以外にもう1人、専属のカメラマンがいるような撮影が手軽にできるのが特徴です。
ヤクスギランド
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町安房太忠嶽国有林内
https://y-rekumori.com/[リンク]
空中歩道の散策が楽しめる「梢回廊キャノッピ」
安房エリアから車で約20分。森の中を空中散歩する不思議な体験ができるスポットが「梢回廊キャノッピ」。2~12mの高さで木々を縫って設置されたキャノピーウォーク(吊り橋)を歩き、鳥の目線で森を観察することができます。アトラクション感覚で楽しめますが、実は木の根を踏みつけて森を痛めることがないように、空中に歩道を設置したという背景があるそうです。屋久島の自然を愛するオーナーと楽しくお話ししながら、森に親しめるこの施設。コースの途中には空中のフープにフリスビーを投げ入れるゲームがあったり、コース体験後にお茶を楽しめるツリーハウスがあるなど、家族で楽しめるアクティビティも大きな魅力です。
キャノピーウォークにドローンは持参したのですが、フォローモードとホバリングモードをちょっと試しただけ。高所を歩くのと本体が落下する恐れに、すっかりビビってしまいました……。
梢回廊キャノッピ
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町原677-44
https://canopywalk.web.fc2.com/[リンク]
岬の絶景が楽しめる「屋久島灯台」
屋久島空港から車で約50分。島の北西部、永田岬の先端にある名所が「屋久島灯台」。明治時代に建てられた歴史ある灯台で、教会を想起させるモダンなデザインが印象的です。周辺の湾と背後の山に囲まれた絶景が魅力。天気が良ければ、海の向こうに隣の口永良部島の島影を見ることができます。
ドローンでは上空から進入して撮影させていただきました。山と海がすぐ近くにある屋久島らしい景観に、アイコニックな白い灯台の姿がよく映えます。
※屋久島灯台敷地内でのドローン離発着は、海上保安庁に事前許可申請が必要です。
屋久島灯台
鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
https://www.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/toudai/toudaimeguri/yakusimatoudai.html[リンク]
野生動物と出会える「西部林道」
島の西部、栗生から永田集落までを走る「西部林道」は、約15kmの区間が世界自然遺産に含まれ、車で通り抜けられるという貴重な自然スポット。永田エリアから屋久島灯台を目指して走行中、野生のヤクザルと出会うことができました。人や車への警戒心が少なくのびのびと過ごしていたので、最徐行でそ~っと横を通過。
ここでは、ナイトビジョンを使って撮影してみました。日中でもフルカラーで4K動画が撮影でき、IR(赤外線)モードに切り替えると、監視カメラっぽい雰囲気ある映像に。
夜になってホテルから車を走らせたところ、今度はヤクシカと出会うことができました。走っている間、意外と民家の近くで出没している姿をよく見かけたのですが、車を停めてナイトビジョンで撮影に成功。暗い場所でもフルカラーで撮影でき、IRモードではさらに鮮明にその姿を確認することができました。ちょっとした探検気分です。
西部林道
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町
https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1430/[リンク]
スケールの大きな景観が楽しめる「千尋の滝」
島内に多数の“滝の名所”を擁する屋久島。その中から、島の南部モッチョム岳の裾野にある「千尋(せんぴろ)の滝」を訪れました。大人千人が手を広げた幅という巨大な一枚岩を流れ落ちる壮大な滝。駐車場から遊歩道が整備されていて、展望台から絶景を眺めることができます。
ドローンを使って遊歩道から展望台で視界が開ける様子、高さの異なる2か所にある展望台からの眺望を撮影することができました。ドローンから見下ろす視点は、手持ちのカメラや三脚から撮影するのとは少し違った新鮮な絵づくりができることを実感しました。
千尋の滝
鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1442/[リンク]
ドローン撮影の拠点にオススメなホテル
今回宿泊したsamana hotel Yakushimaは島の南側にあり、屋久島空港から車で30分ほどの位置。ヤクスギランドや梢回廊キャノッピ、西部林道、千尋の滝のいずれにもアクセス良好です。ウェブサイトやInstagramにドローンで撮影した映像が見られるように、同ホテルはドローンを積極的に活用しており、屋久島でドローンを使ってみたいと考えている人にはおすすめのホテル。撮影スポットや撮影許可について事前に相談してみると、よい情報が得られるかもしれません。
samana hotel Yakushia | Official Video(YouTube)
https://youtu.be/WD0Fv0VeAeg?si=4Z5rFi58gzW4HS9H
【公式】samana hotel Yakushima
https://samanahotel.jp/[リンク]
取材協力:samana hotel Yakushima