25年の時を経て、劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」《前編》の公開を記念した舞台挨拶<アマゾン・トリオナイト>を1月15日に無観客で実施し、セーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃さんに加え、アマゾン・トリオの3人、タイガーズ・アイ役の日野聡さん、ホークス・アイ役の豊永利行さん、フィッシュ・アイ役の蒼井翔太さんが登壇。さらに、舞台挨拶後には同じメンバーで生配信も行いました。
開口一番、「夢は!アーティスト!」とノリノリに挨拶した日野さんをはじめ、「夢が叶ったわ~!みなさんごきげんよう!」(豊永さん)、「まずはこのフィッシュ・アイにおまかせあれ♪」(蒼井さん)とアマゾン・トリオ特有のテンションで盛り上げ、三石さんも「初めて生で聴いた~!」と笑顔。
公開から一週間経ち、三石さんは「コロナの影響で万全という状態ではないですが、映画館でセーラー戦士たちが活躍する姿をお届けできて本当に良かったなという気持ちでいっぱいです」、日野さんは「こういう状況の中、公開できた喜びと命をかけて作ってくださったスタッフの皆様に感謝しています」と述べました。
90年代のアニメ放送当時から「美少女戦士セーラームーン」の大ファンで特にフィッシュ・アイが大好きだったという蒼井さん。「オーディションのときに三石さんがいらっしゃって……」と大緊張だったことを明かすと、三石さんは「オーディションのスケジュールが届いたので見学しに行きました」と今作の新キャストのオーディションに目立たないところから立ち会ったと言い、それを知らなかった日野さんと豊永さんは驚いた様子。
そして、「3人であまり会話するシーンがなかったのが少し残念でしたが、それぞれの役を楽しんでやってらっしゃるんだなと伝わってきた」と、三石さん。
アマゾン・トリオの印象を「フィッシュ・アイちゃんは、とにかく可愛いし、幼いけれども色っぽさがあるじゃないですか。マーキュリーはやっぱりセーラー戦士の中でも人気があるキャラクターなので、その亜美ちゃんを惑わすという特殊な位置ですよね。爪の先までちゃんとお芝居している空気感がありました。タイガーズ・アイは(ミラーハウスのシーンで)鏡の中に、そんなにいらないわっていうくらいいっぱい出てきて(笑)、でも小さなレイちゃんがキスをするみたいなドキドキするシーンもあって妖艶で。女性から見ると少し毒のあるセリフが多いので、そこを魅力的に演じるのは役者としても楽しんだろうなと思って観ていました。フォークスくんは、原作にない最後のセリフが私はとても好きで、グッと胸に刺さっています。“やめちゃえば?”というセリフもすごく素敵だったと思います。もっと3人を見ていたい、という感じがしましたね」と語りました。
先輩の言葉に、「今日はこうやって三石さんから色々言っていただける会なんですか?」(豊永さん)「有り難いですよね」(日野さん)と恐縮する3人に、演じる上で意識していたことを質問。
「もちろん、90年代のアニメシリーズで演じられていた先輩方のお芝居も参考にさせていただきつつ、今回は新たに自分の中のタイガーズ・アイを表現させてもらいながら、セクシーかつ虎である獰猛さとか熱さということろは意識して演じました」(日野さん)
「タイガーズ・アイちゃんとフィッシュ・アイちゃんがキャラクターの濃厚さみたいなものをすごく構築されていたので、ホークス・アイはどういう位置づけで行こうかな?と、夢や人間に対する想いだったり深いところで練り込んで作ろうかなと思い、そこからの妖艶さが滲み出ればいいなと考えながら演じさせていただきました」(豊永さん)
「プレッシャーは大きかったです。今回は亜美ちゃんと同じ水を司る者同士で戦うんですけど、セーラーマーキュリーだからこそ使える愛のある清くて温かくて滑らかな素敵な技の印象と対峙する、フィッシュ・アイだからこその妖艶なちょっと危ういイメージを出せるように頑張ってセリフにものせたつもりです」(蒼井さん)
さらに、蒼井さんが「あとは、アマゾン・トリオの3人で一瞬だけ息の合うセリフがあったんですよ。それを一発で出せたときに、『あれ?前世は僕たち3人で何かやってたかな?』と思うくらいのチームワークを勝手に感じていました」と振り返ると、日野さんと豊永さんも「テストでやった瞬間に、『あ!完成した!』という感じでした」、「この3人を選んでくださった理由が、アウトプットした瞬間になんとなくわかった感じがしました。『あ~、こういうバランスの感じか』と」と、アフレコ時に通じ合うものがあったようです。
アマゾン・トリオと一緒に収録したかったと残念がっていた三石さんは、「あまりセーラームーンとは絡んでいないんですよね。セーラームーンが駆けつければ、浄化して元の姿に戻したのに~、と悔やんでるよ(笑)」とコメントする場面も。
最後は三石さんから「万全ではない状態の公開となってしまいましたが、下を向かずに前を向いてキラキラした目で映画の中のセーラー戦士たち、そしてアマゾン・トリオ、アマゾネス・カルテット、みんな目を輝かせて活躍しております。ちょっと元気がないなと思ったりしたときは、感染対策を万全にして、彼女たちに会いにきてください。きっと勇気と元気をもらえると思います」のメッセージで締めくくりました。
また、オープニングからハイテンションだった生配信トークも公式YouTubeにてアーカイブ配信中! 「アムールトラはどれでしょう?」や「ジルコニアの化学式はどれでしょう?」など今作にちなんだ(?)難問続出のクイズに答える4人に爆笑間違いなしです。
必見の大盛りあがりだったアマゾン・トリオキャストのインタビューはコチラ↓
アマゾン・トリオ 日野聡&豊永利行が“衝撃”とベタ褒め!蒼井翔太「明日何が起きても成仏できそう」劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」インタビュー
https://getnews.jp/archives/2893217
作品情報
■タイトル:劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」《前編》/劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」《後編》
■公開日:《前編》2021 年 1 月8日(金) 《後編》2021 年 2 月 11 日(木・祝)
■キャスト:三石琴乃 金元寿子 佐藤利奈 小清水亜美 伊藤 静 福圓美里 野島健児
皆川純子 大原さやか 前田 愛 藤井ゆきよ 広橋 涼 村田太志 中川翔子 松岡禎丞
渡辺直美 菜々緒
■スタッフ:原作・総監修/武内直子 監督/今 千秋 脚本/筆安一幸 キャラクターデザイン/只野和子 音楽/高梨康治
アニメーション制作:東映アニメーション/スタジオディーン 配給/東映
■主題歌:「月色 Chainon」(読み方:ツキイロシェノン) 作詞:白薔薇 sumire 作曲:小坂明子 編曲:月蝕會議
ももいろクローバーZ with セーラームーン(CV:三石琴乃)&セーラーマーキュリー(CV:金元寿子)&セーラーマーズ(CV:佐藤利奈)&セーラージュピター(CV:小清水亜美)&セーラーヴィーナス(CV:伊藤 静)
■映画公式 HP:sailormoon-movie.jp[リンク]
■映画公式 Twitter:@sailor_movie
(C)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」製作委員会
・劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」《前編》予告映像60秒//Pretty Guardian Sailor Moon Eternal The Movie Trailer
https://youtu.be/p4ntci4Sr8U
―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』【STORY】
うさぎたちは無事高校へ進学し衛も大学の医学部に合格。そして、ちびうさは戦士としての修行を終え30世紀の未来へ帰る準備をし、それぞれの夢に向かって新たな生活を送ろうとしていた。桜舞う4月、街は今世紀最大の<皆既日食>でお祭りムード。
新月が太陽を覆い隠し、次第に薄暗くなっていく中、うさぎとちびうさは自らに助けを求める<ペガサス・エリオス>と出会う。ゴールデンクリスタルの封印を解く、選ばれたる“乙女”を探しているというエリオスは、ある日ちびうさの夢に現れ、「力を貸してほしい」と告げるのだった。時を同じくして、街にはと名乗る謎のサーカス団が現れる。彼らの狙いは、悪夢の化身レムレスをばらまき、「幻の銀水晶」を手に入れて、月と地球を支配し、やがて宇宙までも支配しようと目論んでいた。一方、衛は皆既日食の後から自らの体に異変を感じていたが、うさぎに心配をかけたくない思いから言い出せずにいた……。
“乙女”と呼ばれ、自らを必要としてくれるエリオスに淡い恋心を抱くちびうさ。自分はうさぎの足手まといなのではと苦悩する衛と、自分のせいで衛を危険な目にばかり合わせてしまうと思い悩むうさぎ。そして、戦いの中で次第に露わになる「夢」と「使命」。
―――今、時を超えた壮大な「夢」の物語が幕を開ける。