一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、 KONAMI)は、プロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズンを12月5日(金)より配信中です。
華やかな一面を見せる一方、常に勝利に向けて心身を磨き続けなければならないのが、厳しいプロの世界。2018年に発足した「eBASEBALL プロリーグ」も例外に漏れず、“プロ”であるが故に報酬やスポンサーが存在し、相手プレイヤーとの闘いでもあり、常に自身のプレッシャーとの闘いでもあります。
そんな厳しい闘いに日々挑む選手陣の中でも、リーグ発足当時から闘いに身を投じているベテランプレイヤーたち、ヤクルト・大川泰広選手、巨人・高川健選手、オリックス・前田恭兵選手、楽天・三輪貴史選手ら4名に、プロとしての決意、苦悩、そして試合に駆ける熱い想いを聞きました。
”もうひとつのプロ野球”という看板、そして”プロ”としての闘い
「eBASEBALL プロリーグ」は、「実況パワフルプロ野球」シリーズを使用した、日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメント共催のプロ野球eスポーツリーグで、プロ野球12球団を代表するプロプレイヤー達が、実際のプロ野球同様にセ・リーグとパ・リーグに分かれ、日本一の座をかけて競う“もうひとつのプロ野球”です。
「実況パワフルプロ野球」というゲームでありながら、球団の看板を背負う責任も伴う。楽天・三輪選手は「プロ野球球団の看板を背負ってやらせていただいてる時点で自覚が芽生えた気がします。後は応援メッセージをいただいたりした時もプロとして期待に応えなければなと思うこともあります」と”プロ“を意識したきっかけを語ります。
オリックス・前田選手も同様に「パワプロはゲームではありますが、遊びだとは一切思っていない事を自覚した瞬間にプロを一番意識しました。また、他のプレイヤーに声を掛けられた時に、「●●で前田さんを知って~」と言われた時に、自分は見られているんだなと強く意識します」と、ファンの存在も”プロ“としての自覚を促してくれる存在だと明かしてくれました。
今季3年目を迎える「eBASEBALL プロリーグ」。スポーツには勝敗がつきものだが、3年という時間の中では勝つ喜びだけでなく、もちろん多くの苦しい経験もしてきたに違いありません。ヤクルト・大川選手は、自身の苦しかった時期について「プロリーグという高揚する舞台で戦うことが好きなので苦しいと感じることはあまりないのですが、2018シーズンの西武時代にチームが開幕11連勝できていたところを自分で止めてしまい、続けて個人戦で2連敗を喫してしまった時。当時のチームメイトの励ましと、先にある目標を見つめ直して練習を重ねることで乗り越えることができたと思います」とこれまでの試合を振り返り。また楽天・三輪選手も「1年目にドラフト1位で選んでいただき、キャプテンも任せてもらったのに結果を残せなかったのは苦しかったです。その悔しさをバネにシーズンが終わった次の日から来シーズンに向けて練習し続けました」と、大川選手と同じく1年目のシーズンを挙げています。発足当時に、ドラフト1位という注目の中で試合に臨む選手たちのプレッシャーは計り知れません。
一方、巨人・高川選手は「毎年楽しいことばかりで苦しいと思ったことはあまりありません。チーム4人で過ごす数か月間は何事にも代えられない貴重な時間です。その中であえて一つ挙げるとするならば、体調管理です。自分がもし病気やけがでチームを離れることになると他のメンバーに負担をかけることになります。毎年冬場に開催されるので、規則正しい生活をして暖かくして風邪をひかないように過ごしてきました」と日々の試合をこなすことこそが、最も重要なことであると話します。またオリックス・前田選手も「仕事と並行しながらのプロリーグへの参加となりますので、試合に影響を残さないようにとにかく疲れは残さない。そして、どんな相手と対戦するときであっても『絶対に自分の方が強い、それを証明する』そういう意気込みで臨んでいます」と、プロとしての体調管理への意識とともに、試合にかける熱い想いを語ってくれました。
ベテランプレイヤーが語る、それぞれの「プロになってよかったこと」
「自分自身の過去を振り返ると、リアル野球の舞台で活躍するという夢が叶わず、野球人生に悔いが残ったままでした。そんな時にeBASEBALLプロリーグが発足されたお陰で、闘志を燃やして挑戦できる新たな舞台が見つかったことが嬉しかったです。プロプレイヤーになって様々な経験をさせていただき、知り得たことが多かったので、その点でも人生において良かったなと思います」とヤクルト・大川選手。長野の強豪校・佐久長聖高出身で、かつてプロ野球選手を目指していた自身の経歴を振り返り、今の境遇への喜びを語ってくれた。
巨人・高川選手は「日々冗談を言い合いながらの練習。試合に勝ってチーム全員で喜ぶ。負けて悔しがる。大事な試合の時の気持ちの高ぶり。これらすべてが普段家でゲームをやっているだけでは味わえない特別なものです。人前に出るのが苦手な私ですが、こんな緊張感を味わえるのは幸せだと感じています。この舞台を用意してくださる関係者すべての方に感謝しかありません」とチームメイトや関係者との強い絆を感じさせます。
オリックス・前田選手と楽天・三輪選手も、「これまでの人生では得られなかった初めての経験を沢山させてもらっていること。そして、同じ楽しみを持ちながら、切磋琢磨し競い合える同志に巡り合えた事を心から感謝しています」(オリックス・前田選手)、「楽天のファン感謝祭に出演者として出させていただいたり。33歳なんですが、こんなにも刺激的で熱い経験ができるのはプロリーグの魅力だと思います」(楽天・三輪選手)と語り、4選手ともに「プロプレイヤーとして活動できること」へ、当たり前ではない現状への「感謝」の気持ちであふれていました。
2020シーズンもいよいよeクライマックスシリーズ、そしてe日本シリーズと、歓喜の瞬間に向けた大きな盛り上がりを見せる今、選手たちが一試合一試合に懸ける熱い想いを知ることで、ただの「野球ゲーム」ではなく、一つの「スポーツ」であることがお分かりいただけるだろう。目の前の一球に全力を注ぐ選手たちのプレーに一喜一憂し、この冬、これまでに感じたことのない”最も熱い冬”を過ごしてみてはいかがでしょうか?
<選手プロフィール>
★東京ヤクルトスワローズ 大川泰広選手(パワプロ歴:15年)
長野の名門・佐久長聖出身。2018シーズンに西武のキャプテンとして初代王者に輝き、2019シーズンにヤクルトに移籍すると、昨年最下位だったチームを1年でリーグ優勝に導いた、優勝請負人。今季もヤクルトのキャプテンとして、チームをひっぱってきた。
◆戦績:3勝1敗2分(20シーズン、1/7現在)
◆経歴:2019年・ヤクルト、2018年・西武
★読売ジャイアンツ 高川健選手(パワプロ歴:22年)
パワプロ歴は20年以上で、プロリーグが発足される前からパワプロの大会に参加する古参プレイヤー。2018シーズンから3年連続で読売ジャイアンツの一員として戦う。豪快なバッティングで人気を集め、今年はシーズンから猛打爆発で、日本一連覇へ貢献できるか注目されている。
◆戦績:2勝2敗(20年シーズン、1/7現在)
◆経歴:2019年・巨人、2018年・巨人
★オリックス・バファローズ 前田恭兵選手(パワプロ歴:22年)
2018年にドラフト1 位でヤクルトに入団し、その後2019年に西武でプレー、そして今年はオリックスにてプロプレイヤー3年目を迎える。状況に合わせての柔軟な打撃を得意とし、2020年12月25日(金)配信の試合では、中日相手に完全試合の快挙を達成する。パワプロチャンピオンシップス2017優勝。プロリーグ2019終了後の、VR交流戦・オンライン予選と負け無し。不屈の精神で再びこの舞台へと舞い戻った元チャンピオン。
◆戦績:3勝1敗(20年シーズン、1/7現在)
◆経歴:2019年・西武、2018年・ヤクルト
★東北楽天ゴールデンイーグルス 三輪貴史選手(パワプロ歴:12年)
三重県出身。昨シーズンは、パ・リーグ最優秀防御率を記録するという、素晴らしい結果で応えた、東北のミスター無失点。一発長打の魅力も併せ持つリーダーとしてチームをまとめている。「選手の特徴を活かした打撃&投球」を得意とする。
◆戦績:3敗2分(20年シーズン、1/7現在)
◆経歴:2019年・楽天、2018年・楽天
「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズン 配信チャンネル
【YouTube】
・KONAMIパワプロ・プロスピ公式チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCWzEh28vj3mQKpe0fzVTOUw
・NPB eスポーツ公式チャンネル https://www.youtube.com/channel/UC2QZ_00ZrbRv_LiXIulpk1w
【OPENREC.tv】
・KONAMI公式チャンネル https://www.openrec.tv/user/KONAMI573ch
上記チャンネル以外にも、「スポーツブル」「パ・リーグTV」にて配信を行います。
※「パ・リーグTV」でご視聴いただく場合はご利用登録が必要となります。