ダンス自慢の俳優たちが限界ギリギリのダンスパフォーマンスを魅せる連続TVドラマ×舞台の連動プロジェクト『KING OF DANCE』が4月11日より読売テレビ(4/16~ 中京テレビ、5/7~ BS日テレ、他)にて放送、さらに各配信プラットフォームで配信されます。
本作は、実力のあるダンサーたちが集う大会「KING OF DANCE」のトップを目指す熱い青春ダンス作品。舞台「男水!」やミュージカル「スタミュ」の吉谷光太郎さんがゼロからオリジナルストーリーを書き下ろし、舞台では演出も務めます。ドラマのメイン監督は、ドラマ「男水!」やドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」の監督、松永洋一さんが手掛けます。
そして、TVドラマ・舞台共に主演を務めるのは元ダンス&ボーカルユニット ・Dream5のメンバーで現在は役者やアーティストとして幅広く活躍する高野洸さん。高野さんは吉谷光太郎さん演出のミュージカル「スタミュ」に初演から参加しており、本ドラマが地上波ドラマ初主演となります。
高野さんが演じるのは、過去のとある出来事により一度は夢を諦めようとするも、仲間との出会いにより再び大きな夢に向かって様々な葛藤や障害を乗り越えようとする⻘年・高山空。
高野さんに今作のダンスシーンについて、共演者や吉谷さんの作品の印象など、たっぷりお話を伺いました!
「素直で、周りが愛してくれるキャラクターになるように」
――今回ダンスを題材にした作品で地上波TVドラマ初主演に決まったときの気持ちをお聞かせください。
高野:ドラマでの主演は1つ目標にしていたことだったので、すごく嬉しくて光栄だなと思いました。本作はダンスが題材ということで、自分も昔からダンスをやっているからこそ、ダンスをよくやっている人が見ても恥ずかしくないものにするという部分では、プレッシャーを感じました。
――今回の役柄と、演じる上で意識していることを教えてください。
高野:空はすごくポジティブで素直で真っ直ぐな人物です。ダンスバトルのシーンで、ポケットに手を突っ込んでみたりしたのですが、空のキャラからは離れてしまうかもしれないからポケットから手を出そう、となったりしました。そういったことを経て、空は誠実さや明るい真っ直ぐな部分を大切にした方がいいんだと再認識しました。いちいち返事も「はい!」ときちんとするし、落ち込んでいるときはしっかり落ち込んでいる姿が周りに見えちゃう。素直で、周りが愛してくれるキャラクターになるように意識しています。
――撮影現場の雰囲気はどうですか?
高野:すごく楽しいですし、スタッフさん方、キャストの皆さん全員がこだわりを持ってやられているので、きっと良い作品になるなと思います。
――ダンスがテーマというだけあって、お芝居だけでなくダンスシーンも多いですね。
高野:ダンスシーンの撮影では初めての経験もありました。ダンスをしながらセリフを言ったり、相手のダンスを見ながらセリフを言ったり、そのシーンを頭からやってもう1回ダンスを繰り返したり。いろいろ初めてのことが多くて、ダンスバトルのお芝居というものに新鮮さを感じながら撮影をしています。
――特に空は新しくチームに加わるという役柄なので、他のダンサーに「まだまだだな」と言われたりする場面もありますが、ダンスが上達していく過程を表現するのは難しかったのではないでしょうか。
高野:難しかったですね。失敗しなきゃいけないところとかわざと間違えるというのが、自分が思っていたよりももっと間違えなきゃいけなかったので。例えば、自分が遅れてしまって入るタイミングを間違えるという場面があったんですけど、思ったよりも伝わっていなくて、監督から「もうちょっと間違えて」と言われたり。そういうところは難しかったです。
――各チームごとにダンスの得意ジャンル設定(HIPHOPやアニメーションダンスなど)があると思うのですが、空が所属している Drawing Back (以下、ドロバ)のジャンルはなんですか?
高野:ドロバはオールジャンルですね。(荒木宏文演じる)時本さんがドロバの振付師という設定なんですけど、相手に合わせてスタイルを変えていくんです。「Drawing Back」というチームの名前も、ボクシング用語でカウンターパンチを食らわせるという意味だったり、相手が仕掛けてきたダンスに対してこっちもそれで仕掛けるという戦略なので、どのジャンルもできるよ!というチームです。
――対戦相手によって変幻自在に変わっていくんですね。では、ドラマの中でも実際にドロバは複数のダンススタイルを見せているのでしょうか?
高野:はい、色々なジャンルをやります。
――毎回ドロバは違うダンススタイルが見られるかもしれないのは面白いですね。ちなみに、他のチームだとどこのチームに魅力を感じますか?
高野:「RED=RUM」 のお二人(野島良太・ RYUICHI(OOPARTZ) )はすごいと思います。「KIZAMI」も「WORLD_M」もそれぞれに特徴があってカッコいいです。どのチームにも魅力があります。
――高野さん自身が入りたいと思うチームは?
高野:ドロバですね。やっぱり楽しそう! キャラクター像が濃く描かれているので、その分の愛もありますけど、駆(丞威)もいつもアクションを起こしてくれる存在で、周りのことも見てくれていたり、メンバー全員好きです。
丘山晴己のダンスは頭の中で効果音が鳴る
――今回、脚本を手掛ける吉谷光太郎さんとは、ミュージカル「スタミュ」シリーズでご一緒されていますが、吉谷さんの作品の魅力はどんなところですか?
高野:僕は「スタミュ」をやっている時に、吉谷さんの魅力は“ステージ全体を使う演出と曲との融合”だと思いました。曲を感じて、それに芝居を合わせていく。動ける人はできるだけ動いて、ただのミュージカルではなく、ショーを見ているようなゾクゾクするくらい美しい演出がカッコいいなと思っていました。今回ドラマは脚本ということで細かくしっかり作られているし、話の流れも素敵でいいなと感じるポイントがたくさんあって、読んでいて楽しかったですね。
――吉谷さんは「涙しながら書きました」とコメントしていましたものね(笑)。
高野:例えば台本上で「空―!」というセリフがあったとしたら、「空―――――――!!!!!」と伸ばす長音記号とビックリマークがたくさんついていたので、書いてるときの吉谷さんの心情が伝わってきました(笑)。
――吉谷さんからは「こういうイメージで書いた」など、直接お話はうかがいましたか?
高野:台本にはメッセージしかないので、それは台本をもらった時点で受け取っているんですけど、細かいやり取りをどうするかなどは、LINEで相談したりしました。
――同じく「スタミュ」から共演されている丘山晴己さんも今回いらっしゃいますが、ブロードウェイでの活躍経験もある丘山さんと共演されて受けた影響はありましたか?
高野:晴己さんはすごいところや尊敬できるポイントがたくさんあります。でもやっぱり体幹の強さや姿勢、あとは表情の深みなど特にすごいと改めて感じましたね。ダンスは今回のドラマで披露しているジャンルとは違いますが、バレエやジャズ系がとても上手で、もう本当にキレイ。顔の顎を上げる仕草とかも頭の中に効果音が鳴るくらいすごいです。あれは経験を積んでいないと出来ないことだと思います。舞台で共演した時は魅せ方を勉強させていただきました。
クールな海斗を演じる和田雅成に「カッコ良すぎるので、空の悔しい感情が出やすいですね」
――では、今回ライバルの海斗を演じる和田雅成さんの印象は?
高野:雅成くんとは、テレビ演劇「サクセス荘」という番組から2回目の共演です。でもプライベートで遊んだりとかもしましたし、本当に周りが見えていてすごく人間力のある素敵な方だなと思います。実は、まだ会ったことがないときは、すごくクールな人だと思っていたんですよ。だけど会ったら関西人でツッコミもよくする面白い方で、意外でした(笑)。作品では逆に、いつもの関西ノリではなくクールな海斗になっていて。僕が写真だけ見て想像していた雅成くんだ、と思いました(笑)。カッコいいです、やっぱり。カッコ良すぎるので、空の悔しい感情が出やすいですね。
――ダンスはもちろんですが、他に見どころを挙げるとしたらどんなところでしょうか?
高野:いろいろなことにぶつかるんですけど、そこで起きた感情とか、大人になったらなかなか出来ないような“何かに向かって優勝を目指す”という青春感も感じていただけると思います。ライバルがいっぱい現れて、その敵と戦っていくという少年漫画のような王道感も、題材がダンスなのでまた新しい感覚で観られると思います。
――ドラマの中で、「お前のダンスの武器はなんだ?」と聞かれるシーンがありますが、高野さんのダンスの武器や売りはなんですか?
高野:「Drawing Back」の蒼木陣くん、丞威くん、福澤侑くんとダンス稽古があったのですが、侑くんはHIPHOPが本当に上手くて、キレの良さとグルーヴ感が絶対に勝てないなと思います。丞威くんは細かい小技が本当に多くて、ダンスだけではなくてアクロバットもブレイキングも何でもできるし、オールジャンルの中でフリーのバトルダンスも踊れるオールマイティーな人。陣くんもブレイキングですごい技をみせたり、ダンスもすごくパワフルなんです。それを見ていて自分って何のジャンルが得意なんだろうって考えた時に、自分が長くやっていたのはJ-POPに合わせた踊りだったので、そういったダンスが僕は得意なジャンルなのかな、と思いました。
「すごくダンスと一緒にいる。もっと追求していくべきもの」数々の作品を経てさらにダンスが好きに
――Dream5でデビューされてから現在は舞台や映像作品などお芝居でも活躍されていますが、歌って踊る作品も多い中で、ダンスに対する気持ちの変化はありましたか?
高野:グループをやっているときはダンサーというポジションだったので、もちろんダンスをしっかりやるということが第一でした。俳優をやると決めてからはお芝居だけやっていくぞ、と思っていましたが舞台でダンスをやることになり、ダンスと触れることもどんどん割合がまた増えていって、結果的にはすごいダンスと一緒にいます(笑)。4歳からダンスをやってきて、ダンス歴に対してはそんなに上手いわけじゃないんですけど環境のありがたみは感じていますし、もっともっと追求していくべきかな、と思いました。この作品を通してもダンスがより好きになりましたね。
――では、とてもお忙しいと思いますが、最近息抜きでしていることがあれば教えてください。
高野:息抜きはゲームの『ポケットモンスター ソード・シールド』をやることですね。
――「ポケモン」が好きな俳優さんは多いですね。
高野:僕は「ポケモン」のモンスターを可愛がるとかたくさんのポケモンを知っているとかじゃなくて、ゲームで対戦をすることがすごく好きで。ネット対戦をするんですけど、戦略の読み合いだったり知識との戦いだったり、育ててきたポケモンをどれだけ信じるかとかもあるので楽しいですね(笑)。
――最後にドラマと舞台に向けて意気込みをお願いします!
高野:ドラマは撮ったものは取り返しがつかないので、しっかり繋がりをもって一つ一つ丁寧にやって、ダンスをやっている人もやっていない人もストーリーに入り込んでもらえるように良い作品にできればと思います。舞台はきっと良い作品になるだろうな、という自信はあります。ドロバのみんなとも仲良くなりつつ、楽しくやっていきたいですね。
――舞台版は演出も吉谷さんが手掛けるので、とても楽しみです。
高野:本当に吉谷さんと音楽が融合したらすごく強いので、めちゃめちゃカッコよくて素敵な作品になると思いますね。
――今から期待していてもいいですか(笑)?
高野:はい!
――ドラマも舞台も楽しみにしています! ありがとうございました。
インタビューで自身のダンスの強みを聞いた場面では、周りのキャストの魅力をいくつも挙げてから自分のことを回答するところに、高野さんの人柄が表れているなと感じました。TVドラマ『KING OF DANCE』は、4月11日(土)より読売テレビほかにて放送開始です。
スタイリング / 袴田知世枝
ヘア&メイクアップ / 水野みゆき
ドラマ「KING OF DANCE」 概要
放送:読売テレビ2020年4月11日(土)放送開始 毎週土曜深夜0:58~
中京テレビ2020年4月16日(木)放送開始 毎週木曜深夜1:44~
BS日テレ 2020年5月7日(木)放送開始 毎週木曜夜11:00~
※放送日時は変更になる可能性があります
※上記以外の放送局・配信先は公式HPへ
出演:高野洸、和田雅成、丘山晴己、蒼木陣、丞威、福澤侑
本田礼生、眞嶋秀斗、滝澤諒、野島良太、RYUICHI
和田琢磨、バッファロー吾郎A/荒木宏文
脚本:吉谷光太郎
監督:松永洋一、土屋隆俊、林雅貴
振付監修:PURI(WILDLIFE WORKS)
主題歌:GENIC「BURNIN’BURNIN’」(エイベックス・エンタテインメント)
<配信先情報>
TVer 読売テレビにて第1話放送終了後配信開始
ytvMyDo! 読売テレビにて第1話放送終了後配信開始
Locipo 中京テレビにて第1話放送終了後配信開始
Hulu 読売テレビにて第1話放送終了後配信開始
DMM.com 4月12日(日) 昼12:00~
ビデオマーケット 4月12日(日) 昼12:00~
GYAOストア 4月12日(日) 昼12:00~
amazonビデオ 4月13日(月) 14:00~
グーグルプレイムービー 4月14日(火) 00:00~
舞台「KING OF DANCE」 概要
公演日程:【大阪公演】2020年7月16日(木)~7月19日(日)(全6回)@COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【東京公演】2020年7月23日(水)~8月2日(日)(全16回)@ヒューリックホール東京
【愛知公演】2020年8月8日(土)~8月9日(日) (全3回)@名古屋市公会堂
脚本・演出:吉谷光太郎
振付監修:PURI(WILDLIFE WORKS)
出演:高野洸、和田雅成、丘山晴己、蒼木陣、丞威、福澤侑/荒木宏文
料金:<大阪・東京>8,800円(全席指定・税込)
<愛知>S席8,800円、A席7,800円(全席指定・税込)
※未就学児入場不可 ※営利目的の転売禁止
発売日:オフィシャル最速先行 2020年4月4日(土)12:00から
公式ホームページ:https://king-of-dance.com[リンク]
公式 Twitter: @kodproject (twitter.com/kodproject/)
公式Instagram: @kod_project (instagram.com/kod_project)
製作・著作:『KING OF DANCE』製作委員会
(C)2020『KING OF DANCE』製作委員会
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―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』