2018年7月より放送されたTVアニメも大好評だった細胞擬人化コミック「はたらく細胞」(原作:清水茜)が舞台化! 体内活劇「はたらく細胞」となってシアター1010で11月25日まで上演。注目度が高くチケットは完売となった本公演ですが、千秋楽公演のアンコール配信が11月29日より行われます。
演出は、『仮面ライダー』シリーズの脚本や数々のスーパー戦隊のヒーローショーの脚本・演出を手がけてきた、きだつよしさん。本作は、白血球(好中球)を中心とした免疫細胞と、体を侵略しようとする細菌やウイルスなどの病原体との戦いをメインに描いていく作品のため、ヒーローショー的な演出が相性抜群!
冒頭のシーンから、わらわらと細菌たちを引き連れ、客席から現れる肺炎球菌! すぐに勢いを増し、テンポの良い殺陣やアクションシーンが繰り広げられます。
キラーT細胞役の君沢ユウキさんが「この作品はアクションを演出のきださんと殺陣師の六本木康弘さんがこだわってつけてくださったところがたくさんあり、とにかく戦う」と語ったように、客席を巻き込む演出や、飛び跳ね、宙返りし、倒されてく細菌たちの様子はめちゃくちゃヒーローショー! 免疫細胞というヒーローが病原体という悪と戦っていきます。
この舞台では、『特命戦隊ゴーバスターズ』でヒーローを演じていた馬場良馬さんが肺炎球菌という悪役を演じているのも見どころ。
そして、原作で子供の姿で描かれている血小板を実際に子役たちが演じるのもポイント。「よいしょ!よいしょ!」と掛け声をかけながら荷物を運ぶ様子に、赤血球たちが「かわいい……」と目を細めるのと同じ気持ちに会場中がなるのではないでしょうか。本当にかわいい!!! 癒やされる~!
また、脚本はコミカルな作品を多く手がける川尻恵太さんが手がけ、笑いどころも随所に散りばめられています。特に、白血球役の和田雅成さんが稽古場では笑いをこらえきれなかったというほど、自由なアドリブやお客さんいじりで、会場中を笑いに巻き込んでいくウイルスたち。「僕たちウイルスチームは、『はたらく細胞』の世界観で悪いポジションながらにどう笑いを残していくかをモットーにしている」と馬場さん。
ウイルスたちのシーン以外にも観客が参加する場面も度々登場し、会場にいるみなが細胞の1つとなって『はたらく細胞』の世界を楽しむことができる!
稽古場にくるだけでキャストを幸せな気持ちにさせる血小板ちゃん!
赤血球役の七木奏音さんが「はやくこの稽古場のみんなを見てほしかった」と笑顔で語るほど、初日会見でもボケたりお互いにツッコミを入れるキャストたちの様子に仲の良さが伝わってきました。
答えられる質問にはレセプターの○を出すように君沢さんがアドバイスし、和田さんが質問に対してレセプターを反応させる場面も。
――稽古中のエピソードは?
和田:(黄色ブドウ球菌役の)富田翔という役者がいて、その人が自由にやりすぎて僕が困っています。
七木:あはは!
馬場:笑っちゃいけない役なのにずっと笑ってたもんね。
和田:そうなんですよ。翔さんだけじゃないんですけど、他の人たちも本当に面白くて素敵で、それを見ていたら微笑ましくなってしまって。基本的にウイルスチームは僕(白血球)と対立することが多く、その時にちょっとしたアドリブを入れてきたりするので、それに僕が耐えられるかが稽古場からの課題でした。
君沢:たしかに、めっちゃ雑菌に囲まれるからね。
和田:全然稽古場だと笑いが抑えられなくて。
君沢:あと血小板役の子役たちが稽古場で最初緊張していたんですけど、途中から一緒に腹筋しだしたりしていました。
七木:私は血小板の3人が稽古場に来てくれただけで、すごく心の支えになって「幸せ~」と思っていました。学校との両立ですぐに帰っちゃうとか遅い時間から来ることもありながら頑張っていて。稽古場に入ってきた時に挨拶される度に、「ああ……」って癒やされていました。
馬場:今回アクションがキッチリあるので、そこはみんな1か月ちゃんと稽古した成果が出ているんじゃないかなと思います。元々そんなにアクションがないかもしれない、とキャスティングされていたんですけど、「でもやっぱりアクションはたくさんあった方がカッコイイよね」となり、アクションができない人が裏で本当に一生懸命になったり、支え合って教え合って出来ている今の形は素敵だなと思うので、少しでもみなさんと共有して素敵な作品になっていけばいいんじゃないかなと思っています。
和田:今の全部カットしてください。
君沢:あいつ好感度上げようとしてるぞ(笑)!
――作品を観る方にメッセージ。
七木:お客さん同士でもたくさん楽しめてお勉強になるお話になっていると思うので、観てよかったなと帰って元気になって、長生きしてくれたらいいなと思います(笑)。
君沢:大事(笑)!
和田:この作品は僕自身も「楽しく学べる」ということをテーマに掲げていて、演出のきださんも脚本の川尻さんもすごくわかりやすくこの作品を届けようと作ってくださっています。僕たちはそこを体現して、お客さまと一緒に楽しんで学んでいけたらなと思っております。
君沢さんが、「勉強になる話なので、先生が見て、小学校や中学校で劇としてやってみたい、ということになっても楽しいかなと思います」と希望も語った、勉強にもなる本作。
千秋楽公演はGyao!ストアにて11月29日から12月4日までアンコール配信を実施。Blue-ray&DVDは2019年3月27日に発売決定!
笑える場面が多いながらも、アニメとはまた違った迫力ある殺陣やアクション、ヒーローショーさながらの熱い細胞たちのはたらきぶりをぜひ確認してください!
◆アンコール配信
日時:11月29日(木)正午~12月4日(火)23:59まで
販売金額:2,700円 (税込)
※11月25日のライブ配信をご購入いただいた方は11月29日(木)正午~12月4日(火)11:59まで追加料金なしでご覧いただけます。
視聴期間:購入から5日間詳細はGYAO!特設サイト「ニゴステ(2.5次元ステージ)」へ!
https://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/[リンク]◆【日程・会場】2018/11/16(金)~11/25(日) シアター1010
◆STAFF
原作:清水 茜 (講談社「月刊少年シリウス」連載)
演出:きだつよし
脚本:川尻恵太(SUGARBOY)
◆キャスト
和田雅成 七木奏音/
君沢ユウキ/山田ジェームス武 戸谷公人 茉莉邑薫 太田将熙/
平田裕香 甲斐千尋 川隅美慎 正木 郁 岸田結光 森田 恵 木内彩音/
阿瀬川健太/松本城太郎 菅野慶太 福田圭佑 来夢 髙久健太
高橋 凌 網代将悟 栗本佳那子 松田祐里佳 田中里奈 柿の葉なら/
増田裕生 髙木 俊 馬場良馬 富田翔
(C)清水茜/講談社・体内活劇「はたらく細胞」プロジェクト 2018
―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』