エキナカ自販機などのオリジナル飲料ブランド『acure made』(アキュアメイド)からインパクトあるドリンクが登場です。
その名も『贅沢な飲むフォンダンショコラ』。
「贅沢な」「飲む」「フォンダンショコラ」ですよ。エキナカでこれが飲める日がやってくるのは2018年の9月25日(火)。これを一足お先に味見してみたいと思います。
飲むフォンダンショコラ?? それってココアじゃないの?
『贅沢な飲むフォンダンショコラ』はベルギー産チョコレートを使用し、フォンダンショコラのとろけるチョコレートを再現したドリンクです。
缶パッケージの写真をご覧になればお分かりかと思いますが、フォンダンショコラというのはチョコレートケーキの中に温かくとろけるチョコレートが入った、チョコ好きにはたまらないフランス生まれのスイーツ。
これを飲み物で再現しようと考えたの誰だよ! って思ったら、開発した人と会うことが出来ました。『acure』の石原結衣さんは開発メンバーのおひとり。
石原さん:「『贅沢な飲むフォンダンショコラ』は、ダイドードリンコさんとの共同開発なんです。 どうやってフォンダンショコラを再現しようかと考えた場合、あまり濃くし過ぎると飲み切れないですし、薄いとただのココアになってしまいます。また、カカオを濃くするとしても、(工場の)機械には限界があるので、満足感がありつつも飲み切れる、そして機械が動作するチョコレートの量を調整するのに苦労しました。」
駅には“甘さ”を欲している人が居る
そもそもなんで自販機で“飲むフォンダンショコラ”を作ろうと思ったんでしょうか。
石原さん:「エキナカって、時間が無い人、疲れている人もたくさんいます。そんな働き世代の人たちが気軽に楽しめるおやつがあればいいな、というところからこのドリンクが生まれました。どんなシーンでもサクッと買えて、楽しみや癒しを与えることができる商品になったと思うので、多くの人に触れていただきたいなと思っています。」
関係ないですけど、石原さんの好きなスイーツって何ですか?
石原さん:「最近は季節のフルーツを乗せた“ボンボン”っていうスイーツドリンクが大好きです。韓国由来のスイーツなんですが、イチゴの“タルギボンボン”とか、マンゴーの“マンゴボンボン”とか色々種類があります。見て楽しい、飲んでおいしいしボリュームもあるので大注目してます。……あ、フォンダンショコラの話に戻って良いですか?」
すいません。この“飲むフォンダンショコラ”、チョコレートはベルギー産、って書いてあるんですが?
石原さん:「カカオ分の28%にベルギー産のチョコレートを使用しています。クーベルチュールチョコレートという脂肪分の多いチョコレート、カカオ分70%以上のハイカカオのチョコレートを贅沢に使っているので、これまでのココア飲料とは全く違う飲み物になっていますよ。」
実際に飲んでみる
発売前の『贅沢な飲むフォンダンショコラ』、早速実食してみます。
フタを開けた瞬間、もう、チョコレートの良い香りが目の前に広がります。
ドロリとしているのかな? と思いきや、口当たりはそこまで重くありません。けど、ココアとはまるで違うコクのある味わいで、チョコレートそのものと言ってもいいでしょう。なめらかなチョコレートは口中に広がりインパクトのあるしっかりとした甘さが飛び込んできます。けれどもその甘味のウェーブはしつこく残りません。上品なカカオの脂肪分のコクが余韻を残しながら、引く波のように甘さがゆっくりと消えていく感覚。
これ、チョコレート好き、スイーツ好きにとっては、エキナカで飲める“ご褒美”だなあ、としみじみ実感しました。ちゃんと甘いけどべったりとしない上品さがある。量も濃さも、多すぎず少なすぎない絶妙な塩梅です。
アレンジレシピも登場
すると石原さんの隣に居たダイドードリンコさんが、なにやら取り出しました。
ダイドードリンコさん:「この商品、冷凍庫に入れて2時間くらいさせると、ショコラのソルベになるんですよ。今日、持ってきたので食べてみてください。」
カップに入った“飲むフォンダンショコラ”、確かに凍っているのですが、そのチョコレート成分の濃厚さゆえ、シャリシャリとしたソルベ状になっています。
ダイドードリンコさん:「容器に入れて凍らせた“飲むフォンダンショコラ”に市販のホイップクリームを乗せて、100均のドライフルーツ乗せてみます。めちゃくちゃ簡単です。クラッシュナッツも合うと思います。」
あれよあれよと見ている間に出来上がった“ショコラのソルベ”、ホイップクリームとの相性がバツグンです。ショコラのしっかりとした香りとカカオのコクが、クリームに負けないのでマリアージュとしては完璧。シャリシャリとしたチョコレートのソルベがスッキリとした甘さや香ばしさをより引き立ててくれます。ドライフルーツのアクセントもいいですね。
ダイドードリンコさん:「めちゃめちゃ簡単に作れるので、家で是非試してみていただきたいです。ほかには、10分煮詰めた“飲むフォンダンショコラ”をバナナやマシュマロにかけても美味です!」
本物のフォンダンショコラに近づける「チョイ足し」
ドリンクとして、見事な再現度の『贅沢な飲むフォンダンショコラ』。エキナカで飲むには申し分ない完成度ですが、筆者としては“チョコレートケーキ”部分の再現をしたい欲求が抑えきれません。ポタージュスープのクルトンみたいな感じで、何か入れたらケーキっぽさを演出できるんじゃなかろうか、と。
そこで、近所のコンビニで“チョコレートケーキ”っぽさを足せそうなお菓子をいくつか選んでみました。
・バタークッキー
・ドーナツ(オールドファッション)
・かっぱえびせん
最後のはどうなんだ、というご意見は一旦納めていただき、まずはこれらのチョイ足しで「より完璧なフォンダンショコラ感」を目指してみたいと思います。
・バタークッキー
バターの風味とサクサク食感のクッキーは、チョコレートがしみ込むと“ケーキ感”が強くなるのではないか、と予想。砕いたクッキーを“飲むフォンダンショコラ”に入れてみます。
すると……かなり早くクッキーが溶ける!! ちょっと思ったのと全然違う感じになってしまいました。これは失敗ですね。
しかし、バタークッキーは、ドリンクにひたして食べるとバター風味とチョコのコクの相性、そしてサクサクとしたクッキーの食感も保てて実にちょうどいいバランスになることを発見。漬けて食べるのはかなり良いですよ!
・ドーナツ(オールドファッション)
じゃ、ドーナツはどうでしょう。ちぎったオールドファッションを“飲むフォンダンショコラ”に投入。しばし間をおいて一緒に食べて(飲んで)みます。……おぉ! これはケーキの再現度高いんじゃないですか?! 固めのドーナツは適度にチョコレートを吸い込み、程よい甘さのチョコレートケーキのような味わいに変化しています。小麦粉が入ると、チョコのコクがより感じられるように思いました。またドーナツにチョコのかかってる部分も、いい具合の“追いチョコ”となり、カカオ風味のグラデーションが生じていました。これ、すごくいいんじゃないでしょうか?
・かっぱえびせん
なんでこれを買おうと思ったのか、というと、完全な直感。かっぱえびせんを割り、深い沼のようなカップに投入していきます。
1~2分時間をおき、えびせんがチョコを吸った頃合いに、いただきましょう。
直感は当たるのか……恐る恐る口に入れてみると……うん、チョコ味のかっぱえびせんですね、コレ。失敗ですわ。……と思いきや「いやいや、これ、全然ケーキとは程遠いけど、違う組み合わせとしてアリじゃね?」と。
油分でコートされているかっぱえびせんは過度にチョコレートを吸わず、あの軽やかな食感は残していますが周りにチョコレートの衣を適度にまとっていました。
個性と脂肪分の強いチョコレートはえびせん風味に負けることなく、質の違う油を媒介に小麦との相乗効果を生み出します。そしてなんといっても塩味! “飲むフォンダンショコラ”のインパクトある甘味に適度な塩味が加わり、口中が実に楽しいことになっています。
カカオのコク、ベルギーチョコのスッキリした甘味、エビのだしと揚げ菓子の持つ香ばしさ、そして夜空に光る星のようなアクセントとなる塩粒。それらがケンカすることなく互いが互いを補っているのが、かっぱえびせんと“飲むフォンダンショコラ”の組み合わせでした。
まあ、ちょっと言い過ぎの部分がありますが、僕はコレ、かなり好きです。悪くない組み合わせでした。
色々、気軽に楽しめるとろけるチョコレート
『贅沢な飲むフォンダンショコラ』はコールド・ホットどちらでも対応。これからの季節はホットで楽しめそうです。
スイーツ好きは、駅のホームで見かけたらチョコの香ばしさに癒されてみてください。
商品名:コクグランタイム 贅沢な飲むフォンダンショコラ
価格:150円(税込)
販売箇所:JR東日本のエキナカにあるアキュアの自販機、JR東日本ウォータービジネス通信販売
発売開始:2018年9月25日(火)関連URL:
贅沢な飲むフォンダンショコラ | 商品紹介 | acure<アキュア>
http://www.acure-fun.net/products/2018/fondant_chocolate.htmlオンラインショップ | acure<アキュア>
http://www.acure-fun.net/online/ [リンク]
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