【ストーリー】
6つすべてを手に入れると世界を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。その究極の力を秘めた石を狙う“最凶”にして最悪の敵<ラスボス>サノスを倒すため、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンら最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”が集結。人類の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開ける。果たして、彼らは人類を救えるのか?
監督:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』)
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ロバート・ダウニーJr./クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ベネディクト・カンバーバッチ/トム・ホランド/クリス・プラット/チャドウィック・ボーズマン/ジョシュ・ブローリン
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/
(C)Marvel Studios 2018
一人一人へのキャラ愛がすごい! MCUダントツの衝撃作
衝撃!!!!! まさかこんな……(以下略)。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の中でもダントツに超弩級の作品なんですが、MCUへの愛が強い人ほどショックの度合いが大きいという・・・。でも傑作であることには間違いないです! 一人一人のキャラの扱い方にはものすごい愛を感じるし、今まで観てきた作品における数々のエピソードが、こういうふうに収束するとは全然思わなかった! とにかく出来るだけ情報を仕入れずに観ることを強くオススメします! そして観て衝撃を受けた後も、これから観る人には絶対に黙っておいてあげてくださいね。あ、一つだけ。スタン・リーは出ます! 以上!
【プロフィール】♪akira
翻訳ミステリー・映画ライター。ウェブマガジン「柳下毅一郎の皆殺し映画通信」、翻訳ミステリー大賞シンジケートHP、月刊誌「本の雑誌」、「映画秘宝」等で執筆しています。
海外パークファンはご注意! キャラグリSNS投稿にネタバレ警報発令中!
そうそう例のガチ全滅って、あれ一体どういう意味なんでしょうね! そもそもサノスって、「“パチン”と指を鳴らすだけで全宇宙の生命の半分を滅亡させられるほどの無限大のパワーを秘めたインフィニティ・ストーンを6つ全て手に入れようと狙っている」わけで、せいぜい半滅で全滅という表現は何を指しとるのだ? ということでね、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のレビューです。今回の映画は、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が20点だとすれば、100満点! 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が100点満点だとすれば、2億点満点の大傑作だった!
ただ、筆者はレビューというよりは、ネタバレ回避策のお話を申し上げたい。あまりにも観る前に知ってはいけないことが多すぎるため、もはやネット断ちがベストなネタバレ回避策ですが、一億総ネット依存時代、なかなかそうはいかないですよね。特にディズニー/マーベルファンの場合は注意が要りまして、「映画系でなければ大丈夫だろう」ということで、たとえば世界のディズニー・パークスの情報をツイッターやインスタグラムなどで探そうとしますよね。実はこれ、超危険だと思う。ご存知のように世界中のディズニー・パークスには、アベンジャーズのヒーローたちが散っており、訪れたゲストがミート&グリートの写真をガンガン上げていくものですが、写真はともかく、そこに書いてあるコメントがネタバレしちゃうかもしれないの!
ここで思い出してほしいことは、フォースの覚醒の際の映画館での出来事。映画を観終わった人が劇場に設置してあったハン・ソロのパネルかポスターの前で泣くというスポイルを無邪気&見事にやってのけ、どえらい騒ぎに。つまり、無邪気にアップした写真のコメントに、知りたくないことが書いてあるかもしれない。映画の情報じゃないから大丈夫だろうと思ったら、思わぬカタチでネタバレが待ったていたということにもなりかねないわけです。そして、もちろん『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観た直後の人と、映画館ですれ違わないほうがベターということも言うまでもなく。
いやそれにしても『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が公開されれば、その衝撃波のおかげで、現在上映中のほかの映画の存在感が一気に薄まってしまうかが心配だ。特にスピルバーグ映画など、あれだけ大量に宣伝していたものの、もう27日以降の話題の中心ははっきりいって、インフィニティ・ウォー一色になってしまいそう。それもこれも、全宇宙の生命の半分を滅ぼしたいというサノスのパワーのせい。おあとがよろしいいようです。
【プロフィール】ときたたかし
映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いまくる日々。
構成の妙! あっという間の2時間40分
登場人物の多さと個別のドラマがウリとも言えるアベンジャーズですが、人によってはそれがネックとなるシリーズでもあります。
僕が『エイジオブウルトロン』を観たときは、まさしく予備知識が薄い状態だったのですが「キャラクター同士が培ってきたエピソードを理解していたらもっと楽しめただろうな」という思いもありました。
ですが! 本作はそんな心配は無用と断言できます。
絡み合うキャラクター同士のかけあい、そしてド派手な戦闘、それぞれの場面構成が本当に絶妙です。「え!! どうなるの」という不安や期待の良き緩急のおかげで、気づけばエンドロールで放心状態のはず。僕含め、アベンジャーズ初心者の人でも、作品の勢いだけで相当楽しめますし、過去作品を全部観返したくなると思います。
観終わった後に、観た人と色々話したい気持ちに駆られる“地球の最後”でした。あー、言いたい。
【プロフィール】オサダコウジ
特撮と豆が好き。四頭身の抜群のスタイルを活かして、様々なコスプレに挑戦中。http://getnews.jp/archives/2020355
あえて言わせて欲しい。ルッソ……恐ろしい兄弟!
「観るだけで些細な悩みが忘れられるスカッとした作品」「爽快な演出で日頃のストレス解消!」などの表現は、これまで何回かレビュー等で使ってきましたが、本作『インフンティ・ウォー』を観た後の筆者は、疲れも邪念もやらなきゃいけないことも(コラコラ!)全部吹っ飛び、もうこの映画の事しか考えられなくなっていました。
すごかった、とにかくすごかった。語彙が全て「すごい」「やばい」になってしまう、素晴らしい、恐ろしい作品。
24日に行われたジャパンプレミア後、たくさんのファンが「#サノスは沈黙を求める」を守っていたという事実が既にもう泣けるのですが、なるべくはやく観よう、そして観た人だけで飲みにいこう!!! それ以上楽しいゴールデンウィークの予定なんてある?と思っている次第でございます。
【プロフィール】藤本エリ
付き合うならバッキー、結婚するならクリントがいいなあ。という不毛な妄想に取り憑かれているライター。
―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』