ポケモン・サトシ役の声優・松本梨香、“ファンの言動”に号泣した過去を明かす

　5月24日放送の『上田と女が吠える夜』（日本テレビ系）に、人気アニメ『ポケットモンスター』（テレビ東京系 / 以下「ポケモン」）シリーズで26年間、主人公・サトシの声を務めた声優・松本梨香（54）が出演。海外のファンの言動にショックで号泣したことがあると明かした。

　この日のテーマは「断れない女子」。松本は、サービス精神が旺盛のため、プライベートでも声をかけられるとつい応じてしまうそうで、「飲食店とかで『サトシさんですよね？』って気付かれると頼まれてもないのに『焼き鳥ゲットだぜ！』とか言ったりする」とのこと。

　そんな松本は、『仮面ライダー龍騎』（テレビ朝日系、2002年～2003年放送）のオープニング曲も歌っているが、仮面ライダー40周年記念イベントに出演した際も「40周年仮面ライダーゲットだぜ！」と言ってしまったことがあるという。お客さんは盛り上がったもののスタッフは苦い顔をしていたそうで「それで2年間、仮面ライダーとは縁がなかった」と暴露し、MCのくりぃむしちゅー・上田晋也（53）は「呼ばれなくなったんだ」と爆笑。松本は「今は仕事させていただいてます」と弁解していた。

　そんな松本は、ある日、海外のファンから「腕にサインを書いてくれ」と頼まれたことがあったそうで、「ここに書いたら、お風呂入ったら消えちゃうよ？」と教えたところ、「タトゥーを彫る」と言われたことがあると告白。

　海外文化との違いもあるだろうが、松本が「えーっ女の子なのに……。ちょっと待って、ちょっと待って」と戸惑っていると、そのファンが「泣きながら『書いてくれないと帰れない』」と訴えてきたため、松本は渋々サインすることに。

　そして半年後にそのファンと再会したところ、「ちゃんと（自分が腕にサインした）上からタトゥーが彫ってあって。『松本梨香』って入ってるんですよ」と説明し、「ショッキングで。私それ見て泣きました。もうなんかびっくりしちゃって」と明かしていた。

『ポケモン』放送がスタートした1997年開始から約26年にわたって主人公を務めてきたサトシは、今年3月24日の放送を持って卒業。4月からは新しい主人公に交代したことから、松本もポケモンを卒業。

　そのため、ネット上では「タトゥーはビックリですね」「ガチでタトゥー彫る海外ファンの熱量すげぇ」といった声とともに「久しぶりにゲットだぜ聞けて泣いた」「『ゲットだぜ』を聞けて本当に嬉しい」と懐かしむ声があがっていた。