『チコちゃんに叱られる！』天野ひろゆきの正答をなぜか不正解で大ブーイング

　9月16日放送の『チコちゃんに叱られる！』（NHK総合）で、ゲストのお笑いコンビ・キャイ〜ンの天野ひろゆき（51）の正答に対し、チコちゃんが不正解にする場面があり、ネット上から疑問の声を集めている。

　この日、最初に取り上げられたのは、「なんで風に当たると涼しくなるの？」という疑問。これに対し回答を指名された天野は、「体から汗とかが出てるわけですよ。それが風に当たることで気化すると、温度が低く感じるんじゃないですか？」と、気化熱に関する回答を行った。

　これに対しチコちゃんは即座に「ボーっと生きてんじゃねーよ！」を食らわせ、「気化だったら普通にやってるんじゃないの？　常に。風に当たらなくても気化してると思いますよ」と指摘。チコちゃんの答えは、「体の表面の空気を吹き飛ばすから」だった。

　また、VTRでは東京理科大学の川村康文（63）教授が、体の表面には体の熱によって温められた空気があると説明。1ミリほどあるその空気の層は周囲の温度よりも高いといい、全身をくまなく覆っているとのこと。ここに扇風機の風を当てると、空気の層が吹き飛ばされ、手の周りの温度も周りの温度と同じになり、「涼しい」と感じるという。

　一方、番組では涼しいと感じる「もうひとつの理由がある」とし、川村教授は「空気の層に含まれる水蒸気が関係しています」と説明。人間の体は体温が上がると汗をかいてそれが蒸発する事で体温を下げるようにできていて、これは水分が蒸発した時に熱を奪う気化熱を利用した冷却方法とのこと。

　しかし、先に出てきた空気の層があるとその空気に含まれる水蒸気のせいで蒸発が上手く働かない状態になるという。そこで、その空気の層を吹き飛ばしてあげることで、蒸発が盛んにできるとのことだった。

　つまり、天野の答えは正解のひとつ。ネット上からは、「天野が不正解なのは納得いかない」「なんだ気化熱であってるじゃん」「気化熱を無理矢理遠回りに言ってるな」という声が集まっていた。

「川村教授が気化熱について言及し始めると、出演者たちはワイプ越しに『あっ』と反応。さらに、空気の層の説明が足りなかったことに気づいた天野は『惜しかったんだ』と呟いていました。しかし、天野の答えは空気の層について触れていなかっただけで、不正解ではないことは確か。教授もVTRで説明している気化熱に関する回答を即座に不正解としたチコちゃんに多くの視聴者が疑問を抱いていました」（芸能ライター）

「ボーっと生きてんじゃねーよ」と「つまんねーヤツだな～」以外の答えも用意する必要があるかもしれない。