睡眠は美容のためになくてはならないもの。
しかし毎日忙しくしている現代女性にとって良質な睡眠をとるということはなかなか難しいですよね。
寝付けない夜に持ってこいなのが、ホットドリンク。
どうせ飲むなら美容に効果的なものはいかが?
そこで今回はおすすめのホットドリンクと飲む量や注意点などを紹介していきます。
寝る前にドリンクを飲むメリット
睡眠は美容の強い味方!
ただ寝るだけではなく、睡眠の“質”が重要です。
なぜなら、新陣代謝を高める成長ホルモンは眠りについた直後に分泌されるから。新陣代謝を高めることは美肌をつくるために必須なのです。
温かい飲み物を飲むと一時的に体温が上がり、その後身体が体温を下げようとします。
体は体温が下がった時にすっと眠くなるので、これが質の良い睡眠を促すのです。
また温かい飲み物はリラックス効果もありこれもまた安眠には有効です。
「入眠儀式」をホットドリンクにする
安眠のためには「入眠儀式」と呼ばれる、これをやったら眠りにつくといった生活リズムをつくることも良いとされています。入眠儀式を「寝る前のホットドリンク」とすれば規則正しい生活と美容効果の両方が得られるかもしれませんね。
夜、寝る前に飲むと良いホットドリンク
寝る前のホットドリンクが有効とわかったところで、おすすめのホットドリンクを目的別に紹介します。
安眠を促す・・・ホットミルク
寝る前にホットミルクを飲むといいという話を聞いたことがありませんか。
これは牛乳には睡眠に大切なメラトニンという物質をつくるためのトリプトファンやカルシウムが含まれているからです。しかしトリプトファンがメラトニンに変わるまでには半日以上かかるそうでこの説はあまり関係なさそう・・・。
しかし牛乳をあたためると甘みがでます。これは乳糖によるものです。この乳糖、35℃付近で甘みのピークを迎えるらしく、母乳と味が似ているそうです。このことからリラックス効果が期待できると言われています。
美髪・美肌を作る・・・甘酒
甘酒は身体全体をあたためます。甘酒に含まれるパントテン酸やGABAで副交感神経が働き質の良い睡眠へ導きます。さらに保温効果や髪をツヤツヤにする効果もあるそうです。
小腹が空いたときにもおすすめのホットドリンクですね。
カロリーが気になる場合は米麹から作られたものがおすすめです。砂糖を加えずに米本来の甘みが楽しめます。
冷え性の改善に・・・お白湯
冷えで悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。血流が悪くなり、肌のターンオーバーも滞ってしまうのでホットドリンクで改善しましょう。
糖質や虫歯を気にせずに飲むことができるお白湯は冷え性にも効果的!水から沸騰させ体温よりもすこし高い温度くらいまで冷まします。できれば水から温めたほうがいいのですが、時間がない時は電子レンジで温めでもOK。
お白湯は体温を上げるので寝る前だけでなく朝飲むこともおすすめです。
冷えとコリをとる・・・生姜湯
生姜は冷えに効果的なことは有名な話ですよね。冷えだけではなく肩こりにも効果的だと言われています。
生姜だけだと辛くて飲みにくいという方はハチミツをプラスしてみましょう。
肌荒れに・・・ホット豆乳
質の悪い睡眠は肌トラブルにも影響します。安眠をうながし、肌荒れに効果的なホットドリンクをご紹介します。
豆乳は、ビタミンB群やサポニンという物質が含まれており、シミやしわなどの肌トラブルの解消に効果的です。さらに豆乳にはビタミンEも含まれています。血行促進に効果的なので新陣代謝を上げる効果が期待できます。
寝る前にホット豆乳を飲むと寝ている間に栄養身体にいきわたり、朝起きたときには肌にハリが!
化粧ノリもよくなりそうですね。
肌荒れと口臭予防に・・・ホットレモン
ビタミンC、ビタミンB、ミネラル、カルシウムが豊富に含まれるホットレモン。
夜寝る前に飲むと肌あれ改善などのアインチエイジングの効果があるのはもちろん、朝起きた時の口臭予防にもなるんです。
また食欲を抑えるので小腹が空いた夜にはいいかもしれませんね!
ダイエット中でも飲みたいホットドリンクです。
便秘の改善に・・・ホットヨーグルト
ヨーグルトに含まれ腸の働きを正常にする乳酸菌は、朝取り入れるよりも、夜寝る前に少し温めて取り入れるとより働くそうです。
ただし乳酸菌は高温に弱く50℃以上になると死滅してしまうので40℃前後が好ましいそうです。600Wの電子レンジで1分くらいなので試してみてください。
便秘改善やビタミン補給に・・・ホット青汁
青汁はそもそも栄養の補助を目的として作られていますので、ビタミンB1やビタミンCなど便秘以外にも効果がある成分がたくさん含まれています。ただこの粉末に熱湯をいれてしまうと構造が壊れてしまうことがあります。
加熱処理された青汁を使うようにしましょう。しかしお湯といっても50℃くらいのぬるいお湯で作ることをおすすめします。
寝る前のホットドリンクの適切な量は?
あまり飲みすぎると寝ている間にトイレに行きたくなる可能性があるので睡眠に悪影響です。コップ1杯にとどめておきましょう。
寝る前にホットドリンクを飲む時の注意点
なんでも温めれば身体にいいという訳ではありません。ホットドリンクを飲む時の注意点を説明します。
寝るための飲酒はしない
よく寝酒といってお酒を飲んだりしますが身体によくないです。お酒は睡眠を浅くします。また、身体をあたためるどころか体温が上がりすぎて寝苦しくなったり、逆に利尿効果や寝汗で脱水状態になって体が冷えてしてしまうことも。
ホットワインなど女性に人気の温かいお酒もありますが、寝る前は控えましょう。
カフェインの摂取のし過ぎに注意
紅茶やコーヒーはリラックス効果があり寝る前に飲んでいるという方もいるのではないでしょうか。そのルーティーンで眠れている場合はそのままでいいかと思います。
しかし人によってはカフェインの覚醒作用が強く働き、寝つきが悪くなる人もいるかと思います。
寝る前のホットドリンクをこれからはじめてみようかなと考えている方は、カフェイン以外のもので試してみましょう。
どうしてもコーヒーを飲みたい時は、たっぷり牛乳のカフェオレで
コーヒー好きなら、どうしてもコーヒーが飲みたい! なんてときもありますよね。
しかし寝る前は覚醒作用の他にも胃に負担をかけてしまう場合があります。
そこでどうしても飲みたい人は、牛乳をたっぷりと入れたカフェオレにしましょう。
牛乳は胃を保護する働きもあります。
ホットドリンクで良質な睡眠を
寝る前に温かいホットドリンクを飲むことは快眠に導くためにとても良い習慣です。
しかし寝る前だからこそ気をつけなければいけないこともあるのでこれを参考にしてぜひ試してみてくださいね!