化粧水をつけすぎると、肌が荒れてしまう場合があることをご存知ですか?
化粧水や乳液でしっかりとお手入れをしているのに、肌荒れや乾燥が気になったことがある方は意外と多いかもしれません。そこで今回は、化粧水のつけすぎで肌荒れする理由に加え、化粧水の正しいつけ方や注意したいNGケアなどをご紹介します。
この機会に、スキンケアの基本である化粧水のつけ方を確認して、いつでもすこやかな美肌を保てるように心がけましょう♡
化粧水のつけすぎで肌が荒れるワケ!
化粧水のつけすぎで肌が荒れてしまうのは、化粧水をつけている最中にも肌の水分が蒸発し、乾燥してしまうためです!
化粧水をたくさんつけるためには、適量をさっとつけるときと違って、時間がかかりますよね?化粧水をつけ足している間にも肌はどんどん乾燥していきます。
肌は乾燥してしまうと、紫外線や摩擦などの影響を受けやすくなったり、肌の水分を補おうと皮脂が多く出てきてしまったりと肌荒れが起こりやすい状態になってしまうのです。
特に入浴後や洗顔後の肌は乾燥しやすい状態のため、化粧水で肌の水分を補った後は、すばやく乳液などの油分で、その水分が蒸発しないように蓋をする必要があります。
また、肌表面にある角質層に吸収される水分の量には限界があるため、必要以上に化粧水をたくさんつける必要はないとされています。スキンケア化粧品の効果を実感したいからといって、たくさんつければいいというわけではないんです。
化粧水の正しい使い方
「化粧水のつけすぎがダメなのは分かったけど…じゃあどう使うのが正解なの?」という方に、ここでは化粧水の正しい使い方をご紹介します。
①化粧水を適量、手のひらにとる
化粧水を適量、手のひらにとります。
化粧水の適量とは、メーカーの推奨量または、特別に記載がない場合は一般的にいわれている、100円玉大から500円玉大くらいの量です。
②化粧水をつけて、ハンドプレスでなじませる
顔全体にまんべんなく化粧水をつけて、ハンドプレスでなじませましょう。
手のひら全体で顔を包み込み、下から上に向かって優しく肌に触れるようになじませるのが理想的です。
乾燥が気になりがちな部分にのみ、少量の化粧水をすばやく重ねづけしましょう。
乾燥を防ぐ!化粧水のつけすぎ以外のNGケア
ここでは、化粧水のつけすぎ以外にスキンケアの際にやってしまいがちなNGケアをご紹介します。
NGケア①化粧水をなじませるときに肌をぱんぱん叩く
化粧水などスキンケア化粧品を肌によくなじませようと、強い力でぱんぱんと顔を叩くのはやめましょう。
肌に摩擦などの刺激を過剰に与えることになり、肌荒れを引き起こす可能性があります。優しくハンドプレスするだけで、化粧水は十分肌になじみますよ。
NGケア②スキンケア化粧品をコットンでつけるときに肌を擦る
コットンでスキンケア化粧品をつける際、やってしまいがちなのがコットンで肌を擦ってしまうことです。摩擦が肌への刺激となり、肌トラブルを引き起こす原因になることがあります。
コットンを使用する場合は、できるだけ肌を擦らないように、優しく顔を押さえるようにしましょう。
また、化粧水などが十分にしみ込んでいないコットンを使ってしまうと、さらに肌に刺激を与えやすくなるので注意が必要です。
NGケア③化粧水後に乳液やクリームを使わない
肌のべたつきが気になる方や、オイリー肌の方で化粧水後に乳液やクリームを使用しない方がいますが、これでは化粧水で与えた水分を保つことができません。
化粧水を効果的に使うためにも、補った水分を保てるように乳液やクリームを使用しましょう。油分が少なめのさらっとしたテクスチャーの乳液や保湿ジェルなどもあるので、肌タイプや好みに合わせてアイテムを変えてみるのもおすすめです。
NGケア④肌トラブルがおきてからスペシャルケアを行う
パックやマッサージなどのスペシャルケアを、肌トラブルが起きてから使用する方がいますが、スペシャルケアは肌トラブルが起こる前の予防として行うのが基本。
逆に肌トラブルが起きている状態でスペシャルケアを行うと、肌への負担になりかねません。まずはシンプルなスキンケアで、肌をすこやかに整えることに専念しましょう。
すこやか美肌を目指す!正しい保湿ケアの手順
最後に、すこやかな美肌を目指したい方必見の、正しい保湿ケアの手順をご紹介します。
あくまで一般的にいわれている保湿ケアの手順です。使用する化粧品によっては、順番が異なるので、手持ちのスキンケア化粧品の使用方法をチェックしたうえで参考にしてください。
①化粧水⇒②美容液⇒③乳液⇒④クリーム・目元用クリーム・フェイスマスクなど
基本的には、水分の多いものから油分の多いものの順につけます。
ポイントは、ナチュラルメイクの日や日焼け止めしか使っていない日だとしても、クレンジングと洗顔で肌についた汚れなどを洗い流してからスキンケア商品を使用することです。
肌に余計なものがついた状態では、化粧水や乳液の浸透を妨げてしまい、十分に保湿されないことがあります。
化粧品は正しい順番で使用するように心がけ、使用するアイテムを変えるときは必ず、メーカーの推奨する使い方を確認するようにしましょう。