気に入った色の口紅を購入しても、実際につけるとイメージと違った…なんてことはありませんか。それは、唇のくすみが原因で発色が悪くなっているのかもしれません。
唇のくすみはメイクアイテムを使って上手にカバーし、口紅本来の発色を引き出しましょう。本記事では、唇のくすみをカバーするメイク術を紹介します。
唇がくすむ原因
唇はくすみが起こりやすい部位です。ここでは、唇がくすむ主な原因を3つお伝えします。
紫外線
唇がくすむ原因として、紫外線が挙げられます。
紫外線が当たると、唇に炎症が起こって荒れてくすみを引き起こします。また、うるおいを蓄える機能も低下するため、水分が蒸発して乾燥し、くすみになります。
とくに唇は皮膚が薄く、バリア機能が弱いため、紫外線の影響を受けやすいのです。
摩擦
唇をこするなどして過度な摩擦が生じると、くすみの原因になります。
唇の皮膚は薄く、擦れると色素沈着が起こって色が暗くなってしまうのです。また、こすることで唇にダメージを受けると、メラニンの分泌も促進されて黒ずみの原因にもなります。
食事の後や、リップメイクのクレンジングなどでゴシゴシこすりすぎていないか振り返ってみましょう。
血行不良
血行不良も唇のくすみの原因です。
血行が悪いと、老廃物が溜まって血の色が暗くなります。唇は皮膚が薄いので、毛細血管の色が透けて見えくすみとなるのです。
とくに体が冷えているときなどは、唇は紫っぽくなり体調が悪い印象になってしまうことがあります。
唇のくすみをカバーするメイク術
唇のくすみは、リップメイクアイテムを使ってカバーできます。また、使う口紅の色も、くすみが目立ちにくいものを選ぶことが大切です。
ここでは「ナチュラルに仕上げたい場合」と「華やかに仕上げたい場合」に分けて、唇のくすみをカバーするメイク術を紹介します。
淡い色の口紅を塗ってナチュラルに仕上げたい場合
淡い色の口紅でナチュラルな印象に仕上げたい場合は、二通りのメイク法があります。
一つ目は、口紅を塗る前にオレンジ色のリップコンシーラーを塗る方法です。
オレンジ色は、くすみをカバーして自然な血色感を演出してくれます。また、淡い色の口紅単体よりも発色がよくなり、明るい印象に仕上がります。
二つ目は、ベージュ系の口紅でくすみをカバーする方法です。ベージュがコンシーラーの役割となり、唇の色ムラをなくして均一にしてくれます。
ただし、白が強いベージュは血色感をなくして不健康そうな印象になるため避けましょう。ベージュ系の口紅の中でも、やや赤みがかったものやピンクが入ったものを選ぶことがポイントです。
濃い色の口紅を塗って華やかに仕上げたい場合
濃い色の口紅を使う場合、唇全体のくすみはカバーできるためコンシーラーなどは必要ありませんが、最もくすみが出やすい唇の輪郭の部分のみ補正しましょう。
使うアイテムは、濃い色の口紅になじみやすいオレンジブラウンのリップライナーです。上唇の両辺と下唇の底にラインを引きましょう。上唇の山や口角にラインを引くと重たい印象になるため避けます。
唇の輪郭の黒ずみをなくすことで、口紅の発色がよくなり唇全体が明るくなりますよ。
口紅はダークレッド系を選ぶと、元の唇の色を活かせるのでおすすめです。大人っぽさや女性らしい色気を感じさせてくれますよ。
唇のくすみを起こさないお手入れ方法
唇のくすみはメイクで一時的にカバーすることもできますが、適切なお手入れを続けることで根本的な改善が期待できます。ここでは、唇のくすみを起こさないお手入れ方法を紹介します。
リップクリームや唇用美容液でこまめに保湿する
唇のくすみを予防するために、リップクリームや唇用美容液を使ってうるおいを与えましょう。
唇は、皮膚が薄くもともとうるおいを保つ力も弱いため、乾燥しやすい部位です。また、飲食や会話によってよく動くため、リップなどが取れやすいのが特徴です。
唇の保湿は1日に一度だけではなく、何度も塗りなおしをして長時間うるおいをキープできるよう心がけましょう。
リップスクラブで角質ケアをする
リップスクラブを週に1~2回行い、角質ケアをすることもくすみ予防に有効です。
クレンジング不足やターンオーバーの乱れにより、古い角質や汚れが唇に溜まるとくすみになります。スクラブによって不要な角質や汚れを除去することで、透明感のある明るい唇がよみがえります。
リップスクラブをする際は、適量を唇に乗せてくるくるとやさしくなじませましょう。ゴシゴシと強い力で行うと摩擦が起こり、かえってくすみの原因になります。
スクラブを行う頻度にも注意しましょう。また、唇の皮がめくれていたり、傷があるなど状態が悪いときは避けましょう。トラブルのもととなります。
リップスクラブは、正しく使うことで効果を発揮します。必ず使用説明書を読んでから行いましょう。
まとめ
唇がくすむ主な原因は「紫外線」「摩擦」「血行不良」の3つです。
本記事では「ナチュラルに仕上げたい場合」と「華やかに仕上げたい場合」に分けて、唇のくすみをカバーするメイク術を紹介しました。
唇のくすみを起こさないお手入れ方法は、「リップクリームや唇用美容液でこまめに保湿する」「リップスクラブで角質ケアをする」ことの2つです。
メイクと適切なお手入れで、くすみのない明るくハリのある唇にしましょう!