いつまでも肌を健やかに美しく保つためにやっておきたいのがスキンケア。お手入れに必要な基礎化粧品はそろえておくべきです。
しかし、基礎化粧品をすべて高級なものでそろえると、出費がかさみます。少しでも負担を軽くするには、基礎化粧品の中でお金をかけるものとプチプラで使い分けをするとよいでしょう。
とはいえ、どの基礎化粧品にお金をかけるべきか、自分では判断がつかないという人も少なくありません。そこで本記事では、お金をかけるべき基礎化粧品について解説します。
基礎化粧品について
まず、毎日のお手入れに必要な基礎化粧品について知っておきましょう。ここでは、「基礎化粧品の役割」と「毎日のお手入れに必要な基礎化粧品一覧」を紹介します。
基礎化粧品の役割
基礎化粧品の役割は、肌を健やかに保ち状態を整えることです。
顔は常に露出している部分で、空気の乾燥、紫外線、ほこりなどで刺激を受けると、トラブルが起こりやすくなります。女性であればメイクをする習慣もあるため、毎日続けると肌に負担をかけてしまいます。
基礎化粧品には、水分、油分、有効成分がバランスよく配合されており、肌に塗布することで細胞に浸透し、日常で受けたダメージを軽減します。
基礎化粧品をつかったお手入れを毎日続けることで、肌の調子を安定させ、美しく健やかな状態を保つことができるのです。
毎日のお手入れに必要な基礎化粧品一覧
基礎化粧品には種類があり、それぞれ使用目的や役割が異なります。肌を健やかに保つためには、必要な基礎化粧品をそろえて、すべてしっかりと使うことが大切です。
ここでは、毎日のお手入れに必要な基礎化粧品を紹介します。
クレンジング料
メイクや皮脂など油性の汚れを落とすために使用します。オイル、バーム、ジェル、クリーム、ミルクと種類があり、メイクの濃さや肌質に応じて使い分けが必要です。
洗顔料
ほこり、汗、残ったクレンジング料など、水溶性の汚れを落とすために使用します。洗顔料は手やネットで泡立ててからつかいます。
化粧水
肌にうるおいを与えて、キメを整えるために使用します。化粧水は、コットンでつける方法と手のひらでつける方法とあります。
乳液
乳液は、乳化剤が入っており、化粧水とクリームをつなぐ役割があります。乳液自体にも油分が入っており、化粧水の後につけることで水分の蒸発を防ぐこともできます。
クリーム
油分が多く、肌に塗布すると油膜を張ってうるおいの蒸発を防ぎます。有効成分の配合量も多く、美容効果が高いのが特徴です。
美容液
基礎化粧品の中で最も有効成分の配合量が多く、肌を美しくする効果が期待できます。価格も、基礎化粧品のなかで最も高額になりがちです。
お金をかけるべき基礎化粧品
スキンケアでできる限り出費を抑えたいという場合は、上述の基礎化粧品の中から、とくに重要なものにお金をかけ、それ以外をプチプラで済ますとよいでしょう。
ここでは、お金をかけるべき基礎化粧品を3つ紹介します。
クレンジング料
クレンジング料には、しっかりとお金をかけることをおすすめします。
肌には、汚れを落とす機能がありません。そのため、クレンジングを行わないと毛穴に汚れが詰まって、ニキビや炎症などの肌トラブルに見舞われます。また、クレンジングを怠り毛穴に汚れが詰まると、のちに使用する化粧水などの浸透が悪くなり、美容効果が半減してしまうことも。
女性はメイクをする習慣があるので、毎日しっかりとクレンジングで汚れを落としてあげることが大切です。ただし、低価格のクレンジング料は、汚れ落ちが悪いものや、脱脂力が強く肌のうるおいまで奪ってしまうなど品質のよくないものが多くあります。
汚れを落としながらうるおいを残すには、美容成分が配合された少し高めのクレンジング料を使うことをおすすめします。
美容液
美容液は、基礎化粧品の中でも高額で手が出しにくいと感じやすいアイテムです。しかし、美容液にはしっかりお金をかけておくとよい理由があります。
美容液は有効成分が豊富に入っていて、美容効果が実感しやすく即効性があるのです。通常スキンケアの効果は肌の生まれ変わりの周期(約28日間)を過ぎると感じられますが、美容液はものによってはつけた翌日から効果を感じる方も少なくありません。
美容液を使って効果を実感できると、スキンケアのモチベーションも上がって継続でき、ますます美しくなるという好循環となります。
美容液は、配合成分によって美容効果が異なるため、自分が解消したい肌トラブルに合ったものを選びましょう。
クリーム
クリームも投資をしたほうがよい基礎化粧品の一つです。
クリームは油性成分が多く有効成分の配合量も多いので、美容効果が高く効果を実感しやすいのが特徴です。また、クリームを塗布すると肌のうるおいが蒸発するのをしっかりと防いでくれるので、バリア機能を高めて強く健やかな肌づくりにも役立ちます。
さらに、クリームを塗布する量は小豆粒程度でよく伸びるため、高いものを購入してももちがよく、コストパフォーマンスに優れているのです。
少量で肌を強く美しくしてくれるクリームには、お金をかけることをおすすめします。
まとめ
基礎化粧品は、肌を健やかに保ち状態を整える役割があります。
毎日のお手入れに必要な基礎化粧品は「クレンジング料」「洗顔料」「化粧水」「乳液」「クリーム」「美容液」の6つです。なかでもお金をかけるべき基礎化粧品は「クレンジング料」「クリーム」「美容液」の3つです。
肌への効果と費用のバランスをとるために、お金をかけるべき基礎化粧品とそうでないものを十分に理解しておきましょう!