ひじやひざが黒ずむのはなぜ?
薄着の季節になったとき、ひじやひざが黒くなっていて、ギョッとした経験はありませんか?けれど、喉元過ぎればなんとやら…で、洋服でひじやひざが隠れる冬は、ケアが手抜きになってしまう方も多いのではないでしょうか。
まず、ひじやひざが黒ずむ理由をチェックしておきましょう。
乾燥
皮脂と汗が混じり合って作られる皮脂膜は、肌のうるおいを守る役割があります。ところが、ひじやひざは皮脂や汗の分泌が少ないパーツ。そのため、非常に乾燥しやすくなります。
皮ふの一番上にある角層のうるおいが不足すると、肌の透明感が失われてくすんで黒く見えるのです。さらに、乾燥で肌がカチカチ&ゴワゴワになるため、黒ずみが目立ちやすくなります。
角質の蓄積
肌の乾燥が進むと細胞が生まれ変わるターンオーバーが滞り、古い角質が蓄積します。
薄いフィルムを何枚も重ねると透明感が低下しますよね?それと同じで、角質が積み重なった肌はくすんで黒ずんでしまうのです。
摩擦ダメージ
秋冬は肌が隠れる洋服を着ることが多く、ひじやひざは衣類の摩擦ダメージを受けます。また、PC作業するときにデスクにひじをつく、掃除する際に床にひざをつくなど、普段の生活の中で摩擦が起きています。
すると、ダメージから肌を守るためメラニンが生成されて、色素沈着を起こして黒ずみになるのです。
本来、古い角質が垢としてはがれ落ちる時に、メラニンも一緒に肌の外に排出されます。しかし、ひじやひざのケアを怠っていると、乾燥でターンオーバーが乱れ、古い角質がたっぷり積み重なった状態に。メラニンもどんどん蓄積して黒ずみが悪化します。
どんなケアが効果的?
それでは、ひじやひざの黒ずみにはどんなケアが良いのかをチェックしていきましょう。1年を通して乾燥や摩擦の影響を受けるパーツなので、毎日コツコツケアを続けるのがベターです。
保湿が基本
すこやかなお肌づくりの基本は保湿ケアです。顔と比べて、ひじやひざの保湿は手抜きになりがちという方は、今日から入念な保湿を心がけましょう。
ボディーローションやボディーミルクなど、みずみずしいテクスチャのアイテムは、伸びが良いので全身のケアに使いやすいですが、乾燥しやすいひじやひざの保湿には力不足な場合があります。全身のケアのあと、ひじやひざは保湿力にすぐれたクリームで追加の保湿をしましょう。
時間に余裕がある時は、クリームを塗る前にコットンパックを。化粧水をたっぷり浸透させたコットンをひじやひざに当てて、上からラップを重ねます。10分ほどしたらコットンとラップを外して、クリームをたっぷり塗りましょう。
もし、ずっとノーケアで、角質がたまって肌がガチガチになってしまっているなら、尿素配合のクリームを取り入れると○。固くなった古い角質をやわらかくして、ふっくらした肌触りを取り戻せますよ。
おすすめの尿素配合クリームを紹介するので、参考にしてくださいね。
メンソレータム やわらか素肌クリームU
90g 1,518円(税込・編集部調べ)
有効成分として、尿素を20%配合。さらに、血液の流れを促すビタミンEを加え、乾燥でカチカチになった角質をやわらかくして、ふっくら素肌を叶えてくれます。
なお、尿素配合クリームは医薬品に該当する商品が多いので、用法を必ず確認の上、適切な量&期間使用してください。
週1~2回の角質ケアも取り入れて
ひじやひざの黒ずみケアは、保湿だけでは不十分です。どうしても角質が溜まりやすいので、定期的な角質ケアがかかせません。
おすすめのケアアイテムは、ボディスクラブ。湯船に数分浸かり、肌がやわらかくなったタイミングでスクラブマッサージをしましょう。腕や脚を伸ばすとしわができて十分な角質ケアができないので、関節を曲げてマッサージしてくださいね。
なお、ボディスクラブをした日は、いつも以上に入念な保湿ケアを心がけて。さきほど紹介した化粧水のラップパックのあと、クリームをたっぷり塗って更にラップパックをするとGOODです。
それでは、黒ずみケアにおすすめのボディスクラブを紹介します。
SABON ボディスクラブ シトラス・ブロッサム
320g 3,740円(税込)/600g 5,390円(税込)
スクラブとして死海の塩を、さらに、かたくなった肌をやわらかく&うるおいを閉じ込める4種のボタニカルオイルを配合。古い角質を穏やかにオフして、もっちりした肌に整えてくれます。
気持ちをハッピーにする柑橘系の香りで、1日の疲れもリフレッシュできますよ。
ジュリーク ボディ エクスフォリエイティングジェル M
200ml 4,400円(税込)
クルミスクラブと厳選したハーブエキス配合。厚みのあるジェルタイプなのでクッション性が高く、肌摩擦を軽減しながら角質ケアができます。
ケア後は、ワントーン明るい印象のなめらか肌が叶います。
黒ずみは予防も大切!
すでにひじやひざに黒ずみがある場合、きれいな肌に戻すのは根気が必要。だからこそ、黒ずみは予防が大切です。
【普段の生活で意識したいこと】
ひじやひざへの刺激を軽減する工夫を
デスクワークで机にひじをつくなら、タオルなどをしいたり、床にひざをつくときは座布団やクッションを置いたりしましょう。
インナーケアで内側から肌状態を整える
バランスのよい食事を心がけましょう。たんぱく質やビタミン類を意識するとGOODです。
すでに黒ずみがある場合でも、これ以上、悪化させないために刺激軽減&食事を意識しましょう。
コツコツ対策を続けて、誰にみられても恥ずかしくない美しいひじ&ひざに整えてくださいね。