例年蒸し暑さが増す夏、できるだけ薄くて涼しいTシャツを着たいところですが、気になるのは汗ジミ。しっかりとした対策が必要ですよね。
この記事では、汗ジミ対策に効果的なインナーTシャツの選び方や、おすすめの商品・ブランドを紹介します。
汗ジミ防止インナーには抗菌防臭機能を持つもの、ひんやりとした接触冷感機能があるものなど、機能性の違いがあります。
Tシャツやキャミソールなど形も素材もさまざま。
自分にピッタリのTシャツインナーを選び、さらさら快適な夏を迎えましょう!
夏用インナーTシャツって必要?どんな効果があるの?
Tシャツ1枚で過ごすよりも、インナーシャツを着たほうが意外とメリットが多いんですよ!
以下に、インナーTシャツの着用メリットを箇条書きでご紹介します。
・Tシャツの汗ジミや脇染みを防いでくれる
・大切なおしゃれ着の変色を防ぐ
・汗のべたつきを防いでサラッとした感覚を保ってくれる
・下着が透けたり見えたりするのを防いでくれる
・抗菌・防臭機能つきのものは、汗の嫌なニオイを抑えてくれる
最近は夏用に接触冷感機能つきのものも増えており、暑い日でもひんやりとした心地よさを体感できます。
汗ジミ対策に効果的なインナーTシャツ選びのポイント
インナーTシャツと一口で言っても、素材やデザイン、サイズ、カラー、デザインなどさまざまなバリエーションがありますよね。
汗ジミ対策に効果的なインナーTシャツ選びをするポイントをいくつかご紹介します。
⑴吸水性や通気性の良い素材
素材は綿やポリエステルがメインの、吸水性が良い素材がおすすめ。肌に優しく、汗を素早く吸収してくれます。
速乾性の高さが特徴であるものも多く、汗がすぐ乾く上に、お洗濯のときもすぐに乾くので便利ですよ。
⑵薄手で適度なフィット感
Tシャツのインナーとして着るものなので、もたつかないようジャストサイズで薄手のものがベストです。
また、伸びが良く適度にフィット感があるものであればストレスフリーで邪魔になりません。
⑶防臭効果や抗菌効果素材
汗は時間が経つと雑菌が発生して嫌なニオイを発してしまうため、防臭・抗菌機能がついているものだと安心です。
⑷UVカット機能
夏場に白いシャツを良く着るのなら、UVカット機能もあると嬉しいですね。
⑸汗吸収パッド付き
脇など良く汗をかく部分に、汗を吸収するパッドを縫い付けてある商品もあります。
脇汗が多くて薄いインナーだと不安という方におすすめ。
⑹ブラカップ付き
汗ジミ防止が主な目的ではありませんが、ブラカップ付きインナーも夏におすすめ。
ノンワイヤーでありながら、アンダーをしっかりホールドしてくれるタイプもありますので、ぜひ試着してジャストサイズを選んでみてくださいね。
新作Tシャツインナー注目のおすすめアイテム
汗ジミ防止効果が期待できる、2024年発売のシャツインナーの商品情報を集めてみました。
個人的に買ってみたい商品を3つピックアップしました。
サラリスト「大汗さん」シリーズ
出典:プレスリリース
ベルメゾンで人気の汗取りインナー「サラリスト」の中でも、汗の量が気になる人におすすめしたいのがこちら。
三層構造の防水シート入り特大汗取りパッドで、汗の量が多い人にも安心。さらに消臭加工の防水シートで、汗のニオイもケアしてくれます。
PEACH JOHN×ロッテ「COOLISH」コラボレーション「クーリッシュ」シリーズ
出典:プレスリリース
ピーチ・ジョンと、ロッテの“飲むアイス”「クーリッシュ」とのコラボ商品第二弾で、淡いピンクが涼しげな新色ピーチ。
また背面には持続的に冷たさを維持できる、特殊なマイクロカプセルを練り込んだ「持続冷感プリント」を採用。
生地表面に凸凹があるため肌への張り付きを防止して、サラサラ感を保ってくれます。
服を着たままスルッと脱げる!汗ジミ対策インナー「サラッと快適 汗取りシャツ」
出典:プレスリリース
古着や生産時に出た残反(生地)を使った、SDGsな生地を使った多機能インナーです。
サイドが開いている珍しい構造で、首元から引っ張ってスルッと脱ぐことができます。
出典:プレスリリース
個人的には、取引先などに行くまで着ていって、汗をかいたら直前に脱いでスッキリした気持ちでミーティング……などという使い方が快適そうだと思いました。
Tシャツインナーを洗う際のポイント
最近の汗ジミ防止インナーは多機能ですので、その機能性を長持ちさせるためにもお洗濯には気を付けましょう。
・洗濯機に入れる場合は、ネットに入れて優しく洗う
・乾燥機や直射日光は避け、陰干しによって色落ちや変形を防止
・布に優しい石鹸ベースのものなどを使い、漂白剤など強い洗剤は使わない
・脇や首周りの汗ジミが気になる箇所は、予洗いでしっかり汚れを落とす
これらの工夫で、汗ジミ防止インナーの寿命を延ばしましょう。
よくある汗ジミ対策の誤解!Q&A解説
汗ジミ対策に関する疑問や誤解について解説します。
A:汗をかかないようにすれば汗ジミはできない?
汗腺は体温調節のために働いており、汗を完全に止めることはできません。
A:ワキガは汗ジミ防止インナーで治せる?
ワキガはアポクリン汗腺から分泌される汗が菌によって酸化することで、嫌なニオイを発します。
脇のケアで治すことはできず、アポクリン汗腺を除去する医療的な治療が必要となります。
A:長袖のインナーを着れば汗ジミは防げる?
長袖のインナーは汗の拡散を防ぐ効果がありますが、暑いと逆に汗の量が増えてしまいます。
その日の気温や湿度、服装に合わせて着用を考えましょう。
A:汗ジミができる場所に制汗剤を使うと効果的?
制汗剤は、汗腺の働きを抑えることで汗の量を減らし、汗ジミの発生を防ぎます。ただし、効果や持続時間が異なりますので、複数の対策を組み合わせて効果を高めることが望ましいです。
筆者の場合、制汗剤を予防しつつ汗ジミ防止インナーを着て、汗をかいたときは汗拭きシートを使っています。
使い方に適した汗ジミ対策Tシャツインナーを選ぼう!
汗ジミ防止Tシャツインナーの効果や選び方、おすすめ商品などをご紹介しました。
これらのポイントを参考に、自分のライフスタイルに適した汗ジミ対策インナーを見つけてくださいね。
■監修者:SHOLL(SHOLLWORKS)
国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。現在は日本国内のファッションを振興するため、マーケティング支援を行っている。
素材の性質や機能性、パターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めている。