

スマホやパソコンを長時間使用していると、目が疲れたり、視界がぼやけたりしませんか?
この症状、みなさんもご存知の「疲れ目」です。放っておくと、日常生活や仕事にも支障をきたしかねません。
そんな疲れ目ですが、実は普段の生活習慣が原因になっていることをご存知でしょうか?
あなたの「疲れ目」NG習慣をチェック!

まずは眼科医監修のチェックリストで、あなたの疲れ目NG習慣を確認してみましょう。
(1)スマートフォンを長時間使っている
(2)仕事などでパソコンを使用することが多い
(3)目線よりも高い位置に、パソコンやテレビの画面がある
(4)姿勢が悪い
(5)メガネやコンタクトレンズの度数を強めにしている
(6)老眼ぎみだが、老眼鏡をまだ使用していない
(7)睡眠が不足しがちだ
(8)お酒をたくさん飲む
(9)エアコンの効いた部屋にいることが多い
(10)喫煙室など、たばこの煙の蔓延した部屋で過ごすことがある
いかがでしたか? 2コ以上当てはまる人は「疲れ目」に要注意! 当てはまるものが多いほど、目に負担のかかりやすいライフスタイルを送っていることになります。
疲れ目になりやすい、「魔の時間帯」って?

では、どのようなシーンで目の疲れを感じやすくなるのでしょうか?
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研が、20~50代の男女500名を対象に「疲れ目」についての調査を実施。その中で「仕事中に目の疲れを感じやすい」と答えた人は、実に97%にものぼりました。
続いて対象者に「目の疲れやすい時間帯」をたずねてみると、「16時ごろ」(41%)、「17時ごろ」(40%)がツートップ。夕方の時間帯は、特に疲れ目に陥りやすいことが分かります。
これには私も同感! 午前中は仕事もはかどるのに、午後の遅い時間になると目が疲れてきて、集中力も低下してくるような……。
実際、休憩を入れずに仕事を続けると、パソコンの文字がぼやけて見えるから大変です。これはきっと、デスクワークをしている大半の人が感じる悩みかもしれません。
眼科医直伝!疲れ目の適切な対処法

そんな疲れ目を解消するには、どんな対処法があるのでしょうか?
前述のチェックリストを監修しているだんのうえ眼科・二子玉川院院長の大島由莉先生によると、目の疲れを感じたときには目をあたためたり、マッサージをしたり、血行を良くすることが大切なのだとか。
目薬でのケアも有効ですが、目薬なら何でも良いというわけではないそうです。目薬によって効果・効能が異なるため、適切な成分が入ったものを選ぶ必要があります。

先の調査でも、「疲れ目対策に合った目薬を正しく選べている自信はあるか?」という質問に対し、およそ8割の人が「自信がない」と答えていますが、さてその適切な目薬とは?
先生曰く疲れ目の場合、赤の成分「ビタミンB12」が配合されているものを選ぶのが良いとのこと。
ビタミンB12は疲れ目の原因のひとつと考えられる、ピント調節筋(毛様体筋)のコリをほぐし、疲れ目を改善してくれるのだそうです。
ビタミンB12は色が赤いので、疲れ目を感じている人は「赤」を目印に目薬を選んでみてはいかがでしょうか?
デスクワークが中心の人は目薬に限らず、休憩時間中の簡単なストレッチなど、血行を良くする習慣も意識的に取り入れていきたいですね。
参考:トレンド総研