VR 360°動画ストリーミングカンパニー、VisbitがモバイルVRデバイスで使える通常のWi-FiとLTEで4K画質のVR 360°動画のストリーミングができるプラットフォームサービスを、2016年12月に始まったクローズドベータに続いて、オープンベータとしてリリースしたことを発表した。
Visbitのオールインワンストリーミングサービス
Visbitのオールインワンサービスには、パブリッシャーポータル、VRクラウド、特許を取得しているVisbit View-Optimized Streaming(VVOS)テクノロジーを使ったVRプレイヤーSDKが含まれ、コンテンツクリエーターとパブリッシャーがUltra High Definition(UHD)コンテンツのマネージメントと配信を簡単に周波数帯域が軽減した状態でできる。
フルサービスデジタルエージェンシー、Primacyのリードイノベーションテクノロジスト、Justin Lutz氏はVisbitについてこう話している。
「動画のストリーミングとダウンロードを扱うには、ハイクオリティコンテンツを携帯のネットワーク回線でストリーミングできる能力がとても助けになります。
Visbit SDKはその携帯ネットワークを使った動画ストリーミングを可能にし、シンプルで使いやすく、ハイクオリティな動画コンテンツの配信が簡単に行うことができます。」
トランスコードからストリーミング、動画再生まで、Visbitは
完全なエンドツーエンドソリューションで開発時間とコストを軽減し、コンテンツクリエーターとプロデューサーがVRコンテンツの制作に集中できる環境を提供している。
新機能の追加
また、Visbitはオープンベータリリース時にはプラットフォームサービスに以下の新機能を加える予定と発表している。
- ● Visbit Adaptive Bitrate (VABR)ストリーミング: ビューワーのネットワーク回線に合わせて、動画のビットレートがどのように変化するかとビューワーのネットワーク回線がどのようになるかを予測し、起動時間の短縮とすばやい調整をバッファリングなく可能にする。
- ● 最大6Kのステレオスコーピック360°動画サポート
- ● ヒートマップや種類の違うVRプラットフォームによる動画パフォーマンス比較を含んだ、最新のビジネスインテリジェンスアナリシス
- ● VRプレイヤーSDKを使えば、パブリッシャーは360 VR動画プレイヤーをアプリに埋め込むことができるようになる。
- ● オフラインプレイバック
- ● Samsung Gear VR、Google CardboardとGoogle Daydream(iOSとAndroid両対応)に加え今後リリースされるVRプラットフォームを含むたくさんのプラットフォームに対応。
その他
さらに、Visbitはライブストリーミングサポートができるくらい早くトランスコードが行える、初のフォビエイテッドストリーミングソリューションを使った360°VR動画のライブストリーミングサポートも発表している。
ライブコンテンツパブリッシャーとオペレーターは、パイロットパートナープログラムを通して、Visbitのサービスをライブストリーミング360カメラとペアにし、ライブストリーミング4K画質360°コンテンツが配信でき、ユーザーはライブVRイベントが通常のホームWi-FiとLTEネットワークで見ることができる。
Visbitの共同設立者でCEOのCY Zhou氏はこうコメントしている。
「クローズドベータ版と初期テストのユーザーのフィードバックをもとに、多数の修正と追加でオールインワンストリーミングサービスをより頑丈で多くの応用が利くように改良しました。
私たちは、最近では業界初の12Kストリーミングサービスの開発とライブストリーミングサポートでわかるように、今VRでできることの限界に挑戦を続けてきました。
現在は近い将来を目標にそれらの機能をサービスに統合するために開発を進めています。」
Visbitの360°VR動画ストリーミングサービス、またはライブストリーミングパイロットパートナープログラムに興味がある方は、こちらのVisbit公式ウェブサイトから。
また、Visbitは4月14日と15日にロサンジェルスで行われるVRLA Expo 2017にも参加する予定だ。
4Kと6K画質のクオリティの違いが比較できるフリーデモアプリもGoogle Cardboard(Android)対応で配信中で、アプリは近いうちにGear VRでもリリースされる。
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.