2022年11月2日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、かねてより注目されていたPlayStation VR2(PSVR2)の発売日が2023年2月22日に決定したことを明らかにしました。
また、希望小売価格は74,980円(税込)になるとのことです。
PSVR2の発売日と価格が明らかに
今回発表されたのは、
・PSVR2(ゴーグルとコントローラー):74,980円(税込)
・PSVR2 『Horizon Call of the Mountain』 同梱版:79,980円(税込)
・PSVR2 Senseコントローラー充電スタンド:5,480円(税込)
の3商品についてです。
SIEは日本国内にて「PSVR2 『Horizon Call of the Mountain』 同梱版」を対象に、PlayStationNetworkアカウントを連携させた先行予約の応募受付を行なうことも発表しました。
このほか、先行予約に関する詳細は11月21日に発表される予定です。
また、「PSVR2」および「PSVR2 『Horizon Call of the Mountain』 同梱版」、「PSVR2 Senseコントローラー充電スタンド」は、後日各販売店での一般販売も予定されています。
PSVR2とは
PSVR2とはPS5専用のVRゴーグルです。
PS5の高いグラフィック性能に対応するため、片目当たり2000×2040という高解像度の有機ELディスプレイを搭載しています。
ディスプレイ性能以外にも
・視線トラッキング
・本体やコントローラーの振動
・触覚フィードバック
など、視覚・聴覚以外の感覚に訴える機能が搭載されています。
また、PSVR2は快適に利用できることを念頭において設計されているのも特徴です。
初代PSVRと比較してコンパクトなデザインと軽量化を実現したほか、本体部分に新たに設けた通風孔による換気構造により熱がこもりにくくなっています。
プレイヤーの目の間隔に合わせてレンズ間の距離をカスタマイズできるレンズ調整ダイヤルが搭載されています。
さらに、コントローラーも、スティック型の初代PSVRのPS Moveコントローラーから、より手になじみやすく指の動きまで反映しやすいデザインへと進化しました。
PSVR2の主な仕様
ディスプレイ方式:有機EL
パネル解像度:片目当たり2000×2040
パネルリフレッシュレート:90Hz、120Hz
レンズ間距離:調整可能
視野角:約110度
センサー
・モーションセンサー: 6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)
・装着センサー: IR近接センサー
カメラ
・トラッキングカメラ×4(VRヘッドセット、VRコントローラートラッキング用)
・IRカメラ×2(視線トラッキング用)
フィードバック:ヘッドセットの振動
PS5との通信:USB Type-C
オーディオ
入力: 内蔵マイク
出力: ステレオヘッドホン端子
PSVR2 Senseコントローラーの主な仕様
ボタン
[右]:PSボタン、オプションボタン、アクションボタン(○ボタン/×ボタン)、R1ボタン、R2ボタン、右スティック/R3ボタン
センシング/トラッキング
・モーションセンサー:6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)
・静電容量式センサー: 指検知
・IR LED: ポジショントラッキング
フィードバック:トリガーエフェクト(R2/L2ボタン)、ハプティックフィードバック(各コントローラーにつきひとつのアクチュエーターを搭載)
端子:USB Type-C端子
通信:Bluetooth Ver5.1
電池: 内蔵型リチウムイオン充電池
PSVR2対応タイトルも一気に発表!
PSVR2のローンチタイトルとしては『Horizon Call of the Mountain』のみが明らかにされていました。
今回の発表ではPSVR2本体と同時に、今後発売が予定されているPSVR2対応のタイトルに関する発表も行われています。
今回リリース予定と発表されたのは、VRゲーマーにはすでにお馴染みのタイトルから完全新作のものまで含めた以下のタイトルです。
・『The Dark Pictures:スイッチバックVR』
・『Crossfire: Sierra Squad』
・『The Light Brigade』
・『Cities VR – Enhanced Edition』
・『Cosmonious High』
・『Hello Neighbor VR2』
・『Jurassic World Aftermath』
・『Pistol Whip』
・『Zenith: The Last City』
・『After the Fall』
詳しくはこちらのページをご覧ください。
まとめ
ついにPSVR2の具体的な発売日と価格が発表されました。
これまではスペックなどの情報が小出しにされてきた感があり、VRゲーマーとしては焦らしに焦らされての発表となります。
また、情報がほとんどなく不安視されていた対応タイトルについても、初代PSVRとの互換性がないことの不安を補ってあまりある豊富なラインナップが発表されました。
PSVR2の発売がVRゲーム業界の転換点になるかもしれませんね。
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