株式会社アスクは、PICO Technology Japan株式会社が製造するビジネス向けオールインワンVRヘッドセットの新製品「PICO 4 Enterprise」を発表し、2022年11月1日から予約を開始することを発表しました。
PICO社製VRヘッドセットの新製品発表!
「PICO 4 Enterprise」の概要
PICO Technology Japan社は2015年3月に設立された、VRオールインワン技術に注力した、独立したイノベーションと研究開発力を持つVRのリーディングカンパニーで、今年9月に最新コンシューマー向けVRヘッドセット「PICO 4」を発表しています。
その「PICO 4」の”快適性”と”パフォーマンス”をベースにビジネス向けの次世代機能が搭載された新製品が「PICO 4 Enterprise」で、ソリューションとサービスを提供する総合商社のアスク社にて11月1日から予約が開始され、来年1月に販売開始予定となっています。
「PICO 4 Enterprise」の特徴
人間工学に基づいたヘッドセットのデザイン!
「PICO 4 Enterprise」はストラップとバッテリーを除く重量が”300g”と、驚異的な軽さを実現したコンパクトな設計の中に様々な次世代技術が搭載されており、”新しいレベルの快適性”を提供してくれます。
・ヘッドセットの90Hzリフレッシュレート
・4K以上を表現するスクリーン
・105度の視野角
・高解像度1200 PPI
・5300mAhのリアマウントバッテリー(Qualcomm Quick Charge QC 3.0対応)
といった技術を組み合わせたことで、ユーザーは『途切れることのない仮想世界への旅』を楽しむことができる仕様に仕上がっています。
標準で付属されている『ホイールで調整可能なストラップ』には”ダブルPUフォームマスク”が使用されているため、
・どの面からも簡単に洗浄できる
・マグネットクリップで素早く取り外すことができる
という特徴があります。
また、『防水PUフェイスマスク』も着脱式となっており”切り替え”や”消毒”、”交換”といった作業が簡単にでき、衛生面への配慮もされています。
さらに、ヘッドセット後部には『滑り止め加工されたPUレザー』が施され、さらなる”快適性”と”操作性”が追求されています。
今回採用された『大容量バッテリー』は、最大3時間連続使用が可能で、業界最高水準の急速充電機能も搭載されています。
長時間装着した場合でも”快適さを保つ”ための機能として、
・テュフ・ラインランド社の低ブルーライト認証
・カウンターウェイト設計
を導入したほか、『メガネスペーサー』も同梱され、”メガネを使用しているユーザー”に対しても”快適さ”や”鮮明さ”が損なわれないようにするなど、人間工学に基づいたデザインを追求したことで『VRの世界にどっぷり没入すること』を実現しています。
顔、目、手を正確に追跡する機能を搭載!
今回、PICO社製のVRヘッドセットで初めて、顔、目、手を正確に追跡する『アイトラッキング機能』が搭載されています。
この機能によって”より没入感のあるインタラクティブなVR体験”が提供されることで、企業が活動する場所を問わず、企業と顧客の繋がりが強化されることが期待できます。
アイトラッキングだけでなく、ユーザーの瞳孔間距離を正確に自動調整する『IPD自動調整』もサポートされる予定となっており、これにより”追加の入力”や”長いチュートリアル”が不要となります。
高精度なトラッキングと周辺環境のマッピングを実現!
ヘッドマウントディスプレイの、薄型フレームの周囲には4つのSLAMカメラが設置されており、これらのカメラが高精度なトラッキングと周辺環境のマッピングを実現しています。
さらに、ヘッドマウントディスプレイのカバーの下には『16MP RGBカメラ』が内蔵されており、NTSC色域の85%、sRGB色域の100%をカバーする高彩度ディスプレイとなっています。
また、プラットフォームには『Qualcomm Snapdragon XR2』が採用され、最先端のディスプレイとグラフィック処理が実現しています。
デザイン性と構造強度を兼ね備えたコントローラー!
コントローラーは、一体型の回転円弧柱に赤外線センサーが巧みに配置されることで、”デザイン性”と”構造強度”が考慮された形になっており、ユーザーが手を近づけて操作しやすいように設計されていながら、接触反応と空間認識によりユーザを保護するデザインに仕上がっています。
そのほかにも6DoFに対応し、VR空間内でより広い範囲の動きを楽しむことができたり、HyperSenseブロードバンドモーターを搭載したことで、よりリアルな触覚フィードバックが得られるなど、工夫が施されています。
ビジネスユーズへのサポート体制について
PICO社はヨーロッパをはじめ、世界中のビジネスをサポートするグローバル企業ですが、ユーザーが母国語でサポートサービスを受けることができるよう、”現地にいる営業のチームによるカスタマーサポート”が展開されていたり、迅速なデリバリーを実現するため”現地の倉庫を中心に構築された専門的なビジネス体制”がしかれているなど、顧客企業のビジネスニーズを実現するためのあらゆるステップがサポートされています。
「PICO 4 Enterprise」にもPICO Business Suiteが統合されており、Enterpriseレベルのオペレーションシステムに直接アクセスすることができるため、安全にワークフローが管理できるほか、”専用のEnterprise App Store”や”開発者キット”、”ビジネス専用の設定”も提供されるため、企業顧客やISVのカスタマイズソリューションのニーズに対応となっています。
まとめ
PICO社が新たに発表したVRヘッドセット「PICO 4 Enterprise」は、今年9月に発表されたコンシューマー向けVRヘッドセット「PICO 4」をベースにビジネスユーズを想定した次世代の新機能が搭載されています。
この「PICO 4 Enterprise」がアスク社で取り扱われることとなり、11月1日から予約が開始されます。
高性能でありながら軽量で、複数の人が使い回すことも考慮し衛生面でも配慮されているなんて、どんな世界が目の前に広がるのか、早く装着してみたいと思わせるニュースですね。
Copyright ©2022 VR Inside All Rights Reserved.