株式会社カクシンは、2022年7月14日より株式会社NTTドコモが提供している新感覚街遊びARサービス「XR City」に、初期コンテンツとしてARフィルタ「FantasiAR」およびAR謎解きゲーム「XR City ×リアル脱出ゲーム『へんてこアニマルと5つの扉』」を提供したことを発表しました。
「XR City」について
「XR City」とは、2022年7月14日よりNTTドコモが提供開始している、スマートフォンを使って”デジタル”と”現実世界”が融合した新しい世界を体験できる新感覚街遊びARサービスで、利用料金は無料であるものの、一部有料のコンテンツもあるアプリです。
ユーザーは専用アプリ「XR City」をダウンロードし、提供エリアにてスマートフォンをかざします。
すると、その場所に合ったARコンテンツが表示されるというサービスになっています。
「XR City」のAR技術は、”平面認識”や”マーカー認識”といった【特定の場所に依存しないAR技術】にも対応しており、屋外や屋内といった場所を問わずコンテンツ提供が可能となっています。
NTTドコモは、「XR City」のARコンテンツにより、
”提供エリアに新たな価値が生まれること”
および
”ユーザーの外出がより『楽しく』、『便利に』『おトク』になる体験を提供すること”
を目指すとしています。
ARフィルタ群「FantasiAR」とは?
「FantasiAR」は、カクシン社が「街が360度幻想世界に変化する」ことをコンセプトに企画した3種類のARフィルタ群の総称で、
『Magic World』
『Under Water』
『Neon Flower』
という3つの世界に没入できるフィルタとなっています。
これらのARフィルタは特定の場所に依存せず、どこでも撮影できるARフィルタとして公開されており、ARコンテンツの開発にはNTTドコモが提供するプラットフォームサービス「XR City Platform」が活用されています。
「XR City Platform」は3次元の空間を画像情報として認識し、端末の位置や向きを認識できる技術である【VPS(Visual Positioning Service)】に対応しています。
また「XR City Platform」は、”ARコンテンツ提供”や”課金”、”クーポン”、”広告”といった機能を備えたプラットフォームサービスのため、カクシン社が提供するコンテンツも、さまざまなエリアに簡単に配置ができるように設計されています。
「Magic World」について
「Magic World」では、MRを活用した魔法×謎解きエンターテインメント「code name: WIZARD」の世界観とコラボレーションしており、ユーザーを”妖精ティッキーたちが飛び回る世界”へ誘います。
ティッキーや魔法のアイテムはドラッグで移動させることができるため、『好みのティッキーやアイテムと一緒に写真を撮る』という楽しみ方ができます。
また、LiDAR端末ではDynamic mesh Occlusionにも対応しているため、”実際の世界の構造物にも干渉したよりリアルな世界”を体験することが可能となっています。
「Under Water」について
「Under Water」はコミカルな魚たちが住む水中世界のARフィルタで、上空には大きな”クジラ”や”エイ”が、地面には可愛い”海藻たち”が揺らめいており、360度様々なシーンを切り取ることができるフィルタに仕上がっています。
また、フィルタのカラーは切り替えることができるため、『空からそそぐキラキラとした光が煌めく幻想的な水中世界』を楽しむことができます。
さらに、一部の生き物には”そっと近づくとカメラの方を向いてくれる”など、くすっとできるインタラクティブ要素も実装されています。
「Neon Flower」について
「Neon Flower」は”幻想的な花のようなオブジェクトがキラキラと輝きながら浮かぶ世界”を表現したフィルタです。
カラーは3色のネオンカラーから切り替えることができ、花はタップするとキラキラとした光を放出するなど、ユーザーも楽しめるフォトジェニックなフィルタとなっています。
AR謎解きゲーム「XR City×リアル脱出ゲーム『へんてこアニマルと5つの扉』」とは?
「XR City×リアル脱出ゲーム『へんてこアニマルと5つの扉』」は、本格的な”謎解き”を楽しみながら、街や施設といった”スポットをめぐる”体験型のARゲームとなっており、第一弾は今年8月31日まで新宿中央公園でプレイできます。
ゲームのストーリーは、別の世界からやってきた、ふしぎでチャーミングな「へんてこアニマル」たちをエニグマくんと一緒に見つけだし、この世界を元に戻す冒険を楽しむというもので、カクシン社はARパート体験の企画支援及び開発全般を担当しています。
へんてこアニマルたちはLive2Dで2Dイラストながら、”コミカルな動き”が搭載されており、かわいらしさが演出されています。
また、物語の入り口である”オープニングムービー”もAR上で作成されるため、好きな場所で再生することが可能となっています。
まとめ
NTTドコモが7月14日より提供開始している新感覚街遊びARサービス「XR City」の、初期コンテンツとして搭載されるARフィルタやAR謎解きゲームの企画および開発に、カクシン社が参画しています。
カクシン社が開発したARフィルタは3種類で、それぞれの世界に没入体験を楽しむことができる仕様となっています。
また、AR謎解きゲームは第一弾として今年8月31日まで新宿中央公園において楽しむことができます。
コロナの心配が全くなくなった訳ではない今の状況で、密にならずに楽しめるARコンテンツのニュースは、もうすぐ始まる夏休みの思い出作りに一役買ってくれそうだと思えるニュースですね。
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