プレイステーションVR(PSVR)やスマホVRゴーグルといったVRデバイスさえあれば、家で気軽に楽しむことができるVRコンテンツ。
そもそも今いる場所を問わず、仮想の空間を現実のように体験できるのがVRの大きな価値。
なので、現地に行かなければ楽しめない…というのであれば、VRとしての意味が薄れそうだ…。
だが、実際はそんなことはない。
アトラクションとしてVRを活用しているVRアトラクションには、家庭用のVRデバイスでは味わえない魅力がある。
この記事では、2017年度の主要VRアトラクションについて紹介したい!
多人数のグルーヴ感と体感性がVRアトラクションの魅力
VRアトラクションの魅力のひとつが、多人数で楽しめることだ。
家庭用のVRデバイスは一人で没頭する前提となっているため、多人数でワイワイ楽しむというのは難しい。
通信によってマルチプレイが可能なVRコンテンツも存在しているが、やはり現実に同じ場所で一緒にプレイを楽しむのと、通信プレイとではグルーヴ感が異なる。
また、大掛かりな装置を導入できるというのもVRアトラクションならではの魅力。
コンテンツに応じて動く椅子や、乗り物のコックピットの装置の再現などは、家庭用のVRデバイスでは難しい部分だ。
そして最後に、予定を調整して休日に遊びに出かける「イベント的な楽しさ」も家庭用VRデバイスにはない点。
友人とアトラクションの内容についてあれこれ予想を話したり、アトラクション後の食事について考えたり…といった時間は、それ自体がひとつの娯楽として楽しいもの。
こうした要素があるため、VRアトラクションは、同じVRという技術を扱ったモノでありながら、VRデバイスで楽しむVRコンテンツとは別物ととらえた方がいいだろう。
有名コンテンツと提携したVRアトラクション満載!「VR ZONE SHINJUKU」
2016年にお台場で開催されたイベント「VR ZONE PROJECT i Can」が新宿に場所を移して復活したVRアトラクション。
「ドラゴンボール」の世界でかめはめ波を撃ったり、「マリオカート」のレースに参加したり、パイロットとしてエヴァンゲリオンを操縦したり…と、人気IPと提携した複数のVRアトラクションが魅力になっている。
エクササイズや「Virtuix Omni」も楽しめる!「VR PARK TOKYO」
渋谷にあるVRアトラクション。
映画「ジョン・ウィック」の世界を再現し、殺し屋になって激しいアクションが体験できる「JOHN WICK CHRONICLES」や超高層ビルの屋上で銃撃戦が楽しめる「DIVE HARD VR」などといたVRアトラクションのほか、VRを使ったエクササイズとして有名な「ICAROS」や、自分の足でVR空間を移動できるVRデバイス「Virtuix Omni」で楽しめる「OMNI ARENA」といったアトラクションも用意。
サンシャイン60展望台ならではのVR!「スカイサーカス サンシャイン60展望台」
サンシャイン60の展望台で運営されているVRアトラクション。
大砲で撃ち出され、東京を空から見下ろせるVRアトラクション「TOKYO 弾丸フライト」やブランコ型のコースターに乗って池袋の街を疾走する「スウィングコースター」など、サンシャイン60の展望台というロケーションを活かしたVRアトラクションが揃っている。
VRを使った大人のレジャーサービス!「FIRST AIRLINES」
池袋にある、ファーストクラスで世界を巡る旅行が楽しめるというVRアトラクション。
各国のアクティビティをVRコンテンツとして楽しむだけでなく、機内食、座席をはじめとする室内設備など、全般的に豪華な内容となっている。
気軽に楽しめるVRアミューズメント施設というより、VR技術を使って提供する総合的な大人のレジャーサービスといった位置づけのアトラクションだ。
スクウェア・エニックスと共同のVRアトラクションがユニーク!「ハウステンボス」
長崎県佐世保にあるテーマパーク「ハウステンボス」は、VRアトラクションを大きくフィーチャー。
リアルのジェットコースターの高さ、速さ、長さという世界記録をすべて上回るVRならではのコースターが楽しめる「VR KING」をはじめ、複数のVRアトラクションを用意。
中でも魅力的なのは、スクウェア・エニックスと共同で提供する、ヘッドマウントディスプレイなしで、ディスコのように複数人で楽しめるリズムアクション「バハムートディスコ」。
劇場用4Dシート「MX4D」を使った落下体験アトラクション!「VR Center」
埼玉県越谷市にあるイオンレイクタウンmoriで運営されているVRアトラクション。
様々なVRアトラクションが用意されているが、中でも劇場用4Dシート「MX4D」を用いて空を飛ぶ体験ができる「レイクタウンVR 落下体験」がユニーク。
複数人で仮想空間を共有可能!「VirtuaLink」
東京スカイツリータウン・ソラマチとダイバーシティ東京で運営されているVRアトラクション。
複数人がアバターによって仮想空間を共有して課題解決に臨む…というのが特徴。
複数人でVR空間を歩いて楽しむことができるVRシューティング!「SEGA VR AREA」
東京秋葉原と、大阪のセガ あべのキューズモールで運営されているVRアトラクション。
秋葉原では実際に歩きながらゲーム世界を探索するアドベンチャーシューティング「MORTAL BLITZ」を。
大阪ではゲーム世界を実際に歩きながら、最大6人のチームで協力してゾンビを倒すシューティング、ZERO LATENCY VR「ZOMBIE SURVIVAL」を楽しめる。
「ZERO LATENCY VR」が楽しめる「東京ジョイポリス」
「東京ジョイポリス」は、お台場にあるセガのアミューズメント施設。
VRアトラクションとして、「ZERO LATENCY VR」をプレイすることができる。
レジャーとして体験する価値アリ!なVRアトラクション
アトラクションのある場所まで出かけて行かなければならないため、アトラクションから自宅が遠いと、VRアトラクションへ行く機会になかなか恵まれないかもしれない。
でも、旅行と同じくなかなか行けない場所だからこそ、長期休暇の際などに行く価値が出てくる…というもの。
家庭用のVRでは味わえないアトラクションなので、わざわざ行くだけの価値もしっかり持っている。
次の長期休暇には、友人を誘ってVRアトラクションに行ってみてはいかがだろう。
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