有料老人ホームがいちごの植物工場を導入、入居者同士の交流促進に期待

日本出版販売は、2024年5月30日に株式会社エヌエムライフが運営する有料老人ホーム「ジョイステージ八王子」に、年間を通じて新鮮ないちごが収穫できる植物工場「City Farming」を導入しました。これは高齢者福祉施設への初めての導入で、日常生活の場に「農」の豊かさを届けることを目指しています。入居者が集まるカフェラウンジに設置することで、育ついちごの鮮度を感じられる特別な時間を提供し、入居者同士の交流の場を作り出します。

本導入に先立ち、2024年5月21日に特別イベント「City Farmingと楽しむ いちごのお茶会」が開催されました。このイベントでは、いちごの収穫体験や特製ドリンク作りが行われ、参加者同士がいちごにまつわる思い出を共有するなど、大変盛況なものとなりました。

いちごのお茶会の様子

「ジョイステージ八王子」では、カフェラウンジ「こげらの村喫茶」に「City Farming」を設置し、入居者が日々成長するいちごを身近で楽しめる環境を提供しています。収穫したいちごはスムージーやジャムに加工され、お食事メニューとして入居者に提供されます。

福祉施設への導入により、以下の効果が期待されています。まず、場に華やかさや鮮度が生まれ、心の安らぎが得られること、外出が難しい環境でも生活のそばで成長するいちごを楽しめること、そして「City Farming」の鑑賞やイベントを通じて入居者同士の新たなコミュニケーションが生まれ、施設への愛着が高まることです。また、入居者が個人居室を出て共有スペースを利用するきっかけにもなります。これらの効果を検証し、後日結果をプレスリリースで発表する予定です。

「City Farming」は、日販が手掛けたサービスで、年間を通して毎日新鮮ないちごを収穫できる植物工場を生活空間に提供しています。このサービスは、日清紡ホールディングスの栽培技術開発を基に、完全制御型植物工場でのいちご量産栽培を成功させたもので、持続可能な都市生活と豊かなコミュニティの創造を目指し、様々な生活の場に提供されています。

「City Farming」の利用イメージ

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