音で楽しむAR肝試し、短編ホラー21作品をアプリで期間限定配信

エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社（AAP）と株式会社KADOKAWAが共同で展開する『音声AR肝試し』が、全国17都道府県で期間限定で実施されます。この特別企画は、音声AR技術を用いて、日本各地の商店街や観光スポットを舞台にした新しいエンタテインメント体験を提供します。

エイベックスとKADOKAWAが共同で行った「SARF × カクヨム 短編こわ～い話コンテスト」では、全国各地を題材にした短編ホラー作品が募集され、応募総数339作品の中から21作品（大賞1作品、優秀賞20作品）が選ばれました。これらの作品が音声AR化され、エイベックスの運営する音声ARアプリ「SARF」を通じて、2024年8月13日から10月31日まで配信されます。

音声ARは、GPSやビーコンを活用して、特定の場所に紐づけられた音声コンテンツを提供する技術です。専用アプリ「SARF」を起動し、音声スポットに入ることで、その場所でしか聴くことができない怪談やホラー音声を楽しむことができます。音声コンテンツは、1か所に留まって聴く「滞在型」と、複数のスポットを巡りながら聴く「周遊型」の2種類があり、それぞれ異なる体験が可能です。

本企画では、全国17都道府県の商店街や観光名所など、合計21のスポットで音声AR肝試しが楽しめます。具体的な実施場所としては、以下の地域が含まれます。

北海道・東北: 北海道（名寄市周辺）
関東: 茨城県（日立駅前付近）、群馬県（伊香保温泉石段街周辺）、栃木県（鬼怒川温泉）、千葉県（柏商店街周辺）、東京都（隅田川テラス、根津おばけ階段）、神奈川県（生田緑地、元住吉周辺）
中部: 石川県（金沢市茶屋街周辺）、長野県（松本市周辺）
近畿: 大阪府（大阪城）、京都府（大文字山登山道付近）、兵庫県（芦屋市打出町周辺、須磨海水浴場、姫路城）
中国・四国: 香川県（金比羅山）、愛媛県（道後温泉）、高知県（四万十川佐田沈下橋付近）
九州・沖縄: 長崎県（佐世保中央駅前付近）、熊本県（熊本市中央郵便局付近）

この企画の背景には、地域の観光資源に新たな価値を与え、没入型のエンタテインメントを提供するという目的があります。エイベックスの音声AR技術「SARF」は、これまでも地方自治体や観光団体と連携し、様々な観光コンテンツを提供してきました。今回の『音声AR肝試し』は、特にナイトタイムエコノミーの促進や地域資源の再発見に貢献する新しいエンタテインメント施策として注目されています。

AAPは、音声AR「SARF」を通じて、地域の観光資源の開発や企業のブランディング、IP開発をさらに進めていく予定です。今回の『音声AR肝試し』を皮切りに、様々なジャンルのクリエイターと協力し、音とストーリーによる新しい観光体験の創出を目指します。

『音声AR肝試し』の体験は、専用アプリ「SARF」をスマートフォンにインストールし、指定されたスポットに訪れることで可能です。夏休みや帰省シーズンに、日本各地で新しい肝試し体験を楽しむことができます。