フォーチュンがアジアで最も影響力のある女性100人を発表、トップ10に日本人2名がランクイン

フォーチュンは2024年の「アジアで最も影響力のある女性100人」を発表しました。このリストは、アジア全域から選ばれた女性リーダーたちが企業を変革し、業界に革新をもたらし、次世代のリーダーたちを鼓舞する姿を評価するものです。今年は、幅広い業界から金融、エネルギー、食品・飲料、輸送、ホスピタリティなどの分野で活躍する女性が選ばれています。

トップに立ったのはルクスシェア・プレシジョン・インダストリーの会長兼CEOであるグレース・ワン氏で、同氏はAppleの主要なサプライヤーとして、AirPodsやiPhoneなどの製造において重要な役割を果たしており、同社は戦略的な買収を通じて拡大しています。続いて、オーバーシー・チャイニーズ・バンキング・コーポレーション・グループのヘレン・ウォン氏、サントリー食品インターナショナルの小野真紀子氏がランクインしました。

2024年アジアで最も影響力のある女性トップ10は以下の通りです。

1. グレース・ワン氏（ルクスシェア・プレシジョン・インダストリー、会長兼CEO）
2. ヘレン・ウォン氏（オーバーシー・チャイニーズ・バンキング・コーポレーション・グループ、CEO）
3. 小野真紀子氏（サントリー食品インターナショナル、社長兼CEO）
4. シェマラ・ウィクラマナヤケ氏（マッコーリーグループ、マネージングディレクター兼CEO）
5. 鳥取三津子氏（JALグループ、社長兼グループCEO）
6. モン・ワンジョウ氏（ファーウェイ、副会長兼輪番会長兼CFO）
7. ボニー・Y・チャン氏（香港証券取引所、CEO）
8. サンディ・ラン・シュウ氏（JD.com、CEO兼エグゼクティブディレクター）
9. ニッケ・ウィディアワティ氏（プルタミナ、社長兼CEO）
10. ジョーイ・ワット氏（ヤム・チャイナ・ホールディングス、CEO）

このリストには、中国（香港、マカオ、台湾含む）から31人、日本とシンガポールからそれぞれ9人、インドから8人など、アジアの様々な地域から影響力のある女性が含まれています。フォーチュンのアジア担当編集長であるクレイ・チャンドラー氏は、このランキングが1998年から始まった歴史的な意義を持つことを強調し、アジア太平洋地域の多様な女性リーダーの業績を称賛しています。

今年のトップ10には、ファーウェイのモン・ワンジョウ氏やJALグループの鳥取三津子氏などが名を連ね、各業界で際立ったリーダーシップを発揮しています。

【関連リンク】
Fortune「2024年アジアで最も影響力のある女性」
https://fortune.com/asia/ranking/most-powerful-women-asia/2024/

執筆：海道理彩