
株式会社ソラコムは、クラウドカメラサービス「ソラカメ」の常時録画ライセンスに、60日・90日間の長期保存プランを追加しました。製造・流通現場でのトレーサビリティ強化や、不具合発生時の原因究明に活用できる仕組みとして注目されます。
長期保存ニーズに応える「ソラカメ」の進化
「ソラカメ」はWi-Fi接続で手軽に利用できるクラウド録画サービスです。これまでは7日・14日・30日間の保存プランを提供してきましたが、食品や消費材などの製造現場から「製品が市場に出回った後でも製造工程を振り返りたい」といった声が寄せられていました。こうしたニーズに応え、2025年9月1日より60日・90日間の保存プランが提供開始されました。
保存した映像はフルHD画質で細部まで確認可能で、不良品やトラブル発生時の原因究明や再発防止に役立ちます。特に在庫期間を経て不具合が発覚するケースでは、過去の製造映像を参照することで、迅速かつ正確な対応が可能になります。
利用料金は、60日プランが月額3,300円、90日プランが月額4,510円(税込/台)。既存の7日・14日・30日プランと同様に選択でき、用途やリスク管理の要件に応じて柔軟に利用できます。さらに、動作や音を検知して記録する「クラウドモーション検知録画」ライセンスについても、9月中旬から60日・90日プランの提供が予定されています。
ソラコムは「現場の声をもとにソラカメを進化させ、現場主導のデジタル化を支援していく」とコメントしており、今後もビジネスや社会のイノベーションに寄与する取り組みを拡大していく方針です。
詳しくはソラカメ公式サイトまで。
レポート/DXマガジン編集部
