
タッチアップ不要で700品目を一気に試せる――イオンリテールが2025年9月下旬、109店舗で「ARバーチャルメイク」を本格導入します。店頭とオンラインを横断する新しい買物体験に、期待と驚きが広がります。
ARで変わる店頭体験と接客の接点
イオンリテールは「イオン」「イオンスタイル」計109店舗で、パーフェクト社提供の「ARバーチャルメイク」を導入します。タブレットに映した自分の顔でベースやアイ、リップなどをリアルタイムにシミュレーションでき、10ブランド約700品目が選べます。これにより従来のテスターに触れずに複数ブランドを比較でき、衛生面の不安を解消します。導入は2025年3月の検証を経ての本格展開で、イオンスタイルオンラインには既に8月上旬から導入済みです。
店舗では美容カウンセリングを担う「ビューティアーティスト」がアプリ「Glam Beautique from AEON」を通してARを活用し、バーチャルで色味を確認した後に必要があれば実際のタッチアップで発色を確かめるハイブリッド接客を提供します。また、季節ごとの提案やイエベ・ブルべといった肌色フィッティングも組み込まれ、個別の似合い提案が可能です。非接触での試着体験とオンラインでの購入導線がつながることで、顧客は気に入った商品を店頭またはECで即時に購入できます。これらは店頭体験の質を高めるだけでなく、接客とデジタルの協働による新たな化粧品売場のあり方を示します。
詳しくは「イオンリテール株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
