犬のワクチンには、大きく2種類あります
狂犬病ワクチン
年1回の接種が法律で決まっており、接種していない場合は罰金が課せられる対象となります。
日本国内の場合は、現在は狂犬病は発生していないため、国内で犬に噛まれても基本的には感染の心配はありません。しかしながら、狂犬病は日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除くと、ほぼ全世界で発生が確認されています。
つまり、新型コロナウイルス感染症のように、海外から日本に狂犬病ウイルスがいつ入ってきてもおかしくないということです。
危険なウイルスが海外から日本に持ち込まれないように、空港や港では様々な規制や予防措置がとられてはいますが、いずれの予防策も絶対に大丈夫とは誰も言い切れません。
非常に恐ろしいことに、狂犬病は一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。
日本でも万が一狂犬病が侵入した場合に備えて、愛犬に予防接種を受けさせる義務が私たち飼い主ひとりひとりにはあるのです。
狂犬病ワクチンをうつことで、中には副反応が出る犬がは確かにいらっしゃいます。ただ、混合ワクチンと比べると、ワクチンに含まれるタンパク質が基本的に少ないため、副反応の発症率は非常に低いです。
副反応やアレルギーが出た場合も対処できる薬があり、次の接種時にはアレルギーを出にくくする薬を前もって投与することもできるため、安心して接種をおこなってくださいね。
混合ワクチン
読者の方々のわんちゃんは何種のワクチンをお使いでしょうか。混合ワクチンは、通常5種類以上のウイルス感染症を予防するために接種します。予防できる感染症の数によって、以下のような種類のワクチンがあります。
- 5種混合ワクチン
- 6種混合ワクチン
- 7種混合ワクチン
- 8種混合ワクチン
- 10種混合ワクチン
動物病院で接種した際に、ワクチンの商品名が記載された用紙などをもらうことがありますので、チェックしてみてください。
中には、商品名にある数字と予防できるワクチンの種類が必ずしも一致しないことがあります。”+ ◯◯”などと商品名にあった場合は、プラスで何かのワクチンが追加されているという意味です。
混合ワクチンの中でも、5種と6種混合ワクチンはコアワクチンと呼ばれ、生活環境などに関わらずすべての犬が接種した方がよいとされています。
一方、7種以上の混合ワクチンには、追加でレプトスピラ感染症や腸コロナウイルス感染症に対するワクチンが含まれています。
7種以上の混合ワクチンは、生活環境やお散歩コースなどを考慮して接種を検討するようなワクチンです。特に、生活環境にネズミが生息している場合や、山や川辺などレジャーに一緒に連れて行かれる場合は、レプトスピラ症の感染リスクが上がるため7種以上のワクチン接種が推奨されます。
さらに、関西圏から南側では、関東と比べてレプトスピラ感染症の発生率が高いことが報告されているため、動物病院によっては初めから7種以上の接種を行なっているところもあります。
まとめ
混合ワクチンは、動物病院によって使用している種類は様々です。
また、非常に低い確率ではありますがワクチン接種でアレルギーを起こしてしまう子もいますので、何種のワクチンが必要になるかについては獣医師の先生とよく相談してくださいね。
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