犬が人間のことを嫌っているときに見せる『5つのサイン』好きになってもらうために意識すべきこととは？

犬が人間のことを嫌っているときに見せる『5つのサイン』

犬の中には、さまざまな理由から人間に対して苦手意識を持っている子もいます。では、人間のことを嫌っている犬はどのような行動や仕草、態度を見せるのでしょうか。無理に近づくのではなく、犬のペースに合わせて距離を縮めていきましょう。

1.体を強ばらせるように硬直する

人間嫌いな犬は飼い主を含む人間が近づいてくると、体を強ばらせるように硬直させて背中の毛を逆立てることがあります。

人間に対して強い不信感と恐怖心を持っているため、近づかれると緊張状態に陥ってしまうのです。少しでも怖がる様子を見せているときは、それ以上近づくことはせず、離れた場所から見守ってあげましょう。

2.後退りしながらじーっと相手を注視する

人間に対して警戒心や不信感を持っている犬は、人間が近づくと後退りしながら「この人は危険なのではないか」と、じーっと相手の動きを観察する様子を見せます。

もしも重心が後ろに傾いた状態でじーっと見つめてくるときは、あなたに対して恐怖心や警戒心を抱いているサインです。それ以上は無理に近づかず、相手から近づいてくるのをゆったりとした気持ちで待ちましょう。

3.家具などの裏に隠れて身を潜める

人間のことを嫌っている犬は、人間と同じ空間にいることに不安を感じているケースが多いです。そのため、「人間に危害を加えられないように」「自分がいないと思わせるために」と、物陰に隠れる行動が多くみられます。

家具やカーテンの裏、人があまり行き来しない場所などを探し出し、その隅っこでじっと身を潜めるのです。なるべく自分にとって安心できる場所を探し、そこに引きこもる行動が見られたら、人間を嫌っている可能性が高いでしょう。

4.人間からおやつを貰おうとしない

人間のことを嫌っている犬の特徴として、食べたいはずのおやつであっても、人間の手から貰おうとしないという特徴があります。

信用できない人間から食べ物をもらうことで、「攻撃されたらどうしよう」「危険な目に遭うかもしれない」と不安を感じているのでしょう。また、人間に対して恐怖心が勝ってしまい、食欲が湧かなくなるという犬もいます。

5.攻撃的な態度をとる

人間のことを嫌っている犬は、飼い主やその他の人間、誰でも関係なく攻撃的な態度をとることも珍しくありません。ブルブルと震えて隠れるような防衛行動をとる犬もいれば、防衛手段の1つとして吠えたり唸ったりと攻撃的な態度をとる犬もいます。

吠えたり唸ったり噛みつこうとする行動は、あくまで自分の身が危険に晒されていると、不安が高まっている心理の裏返しです。怒ったりせず、その場はそっと距離を置き、遠くから見守ってあげましょう。

人間嫌いな犬に好きにもらうために意識するべきこと

人間嫌いな犬に好きになってもらうためには、まず同じ空間にいることに慣れてもらうことが重要です。無理にかまうのではなく少し離れた場所から見守り、自由に過ごせるよう配慮してあげましょう。

また、大きな声や音、急な動きには警戒心が高まってしまうため、人間嫌いな犬と暮らす場合は、このような行動を取らないよう細心の注意が必要です。

少しずつ同じ空間にいることに慣れてきたら、手からおやつをあげてみたり、おもちゃを使って誘ってみたり、少し距離を縮めて声をかけるなど、段階的に少しずつ心の距離を縮めていきましょう。

まとめ

人間のことを嫌っている犬の多くは、人間に対して強い恐怖心や不安感を抱いています。まずは一緒に暮らすことに慣れてもらうため、犬のペースに合わせて様子を見ながら少しずつ距離を縮めていきましょう。

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