犬が怒っているときにみせる『5つのサイン』顔つきや態度でわかる愛犬の気持ちまで

犬はどのような理由で怒るの？

感情豊かで知能の高い犬たちは、さまざまな理由で怒りの感情を覚えることがあります。以下で紹介している項目は、犬が怒る主な理由です。

• 苦手なことや嫌いなことに対して拒絶している
• 警戒心から威嚇している
• 相手の行動に理不尽さやストレスを感じている
• 要求を押し通そうとしている

犬を飼っている方ならば思い当たる節がある方も多いでしょう。犬が怒っているときは、飼い主が冷静に対応しつつ、気持ちを落ち着かせるための行動を取ったり、わがままを押し通そうとしている場合は、しばらく構わず「わがままは通らないよ」と教えてあげてください。

犬が怒っているときにみせる『5つのサイン』

犬は怒っているとき、どのようなサインを見せるのでしょうか。下記の表情や行動、態度を見せているときは犬が怒っているサインなので、接し方には注意してください。

1.鼻の上(眉間）に皺を寄せる

鼻の上、眉間あたりに皺を寄せているときは、非常に機嫌が悪かったり怒っているサインです。

犬の場合はわかりやすくシワがぎゅっと寄るので、ひと目見ただけで「機嫌が悪そうだな」「何か怒ってる？」と気づくでしょう。

2.口を開けて歯を剥き出す

少し口を開けている愛犬を見ると、口から鋭い歯が見えていることはありませんか。単に口を開けているだけであれば、犬歯が見えることはないのです。

犬があえて鋭い犬歯を見せるように歯を剥き出しているときは、相手に対して「怒っているぞ」「これ以上近づくな！」と怒りを示しています。

攻撃前の臨戦体制でもあるので、余計に興奮させるような行動は控え、そっと相手と距離を取ったり冷静に向き合うなどして対応しましょう。

3.唸ったり吠え立てたりする

わかりやすく「ヴ〜…」と唸ったり、「ワワワワワン！」と連続で吠え立てたりする行動も、犬が相手に向かって怒りを示しているサインです。

「あなたに対して怒っています」「それ以上近づかないでください」といった気持ちを伝えているので、状況に応じて冷静に対応してください。

4.全身の筋肉に力を入れて姿勢を低くする

わかりやすく吠えたり唸ったりすることはないけれど、全身の筋肉に力を入れるように硬直し、姿勢を低く相手を見据えていることはありませんか。

この態度は、相手に対して強い警戒心や怒りを覚えているときのサインです。攻撃する前の体制であることも多いので、飼い主は相手に飛び掛かったり吠えかかったりしないよう、優しくコマンド指示や距離を取るなどして落ち着かせましょう。

5.しっぽをピンと上げて背中の毛を逆立てている

しっぽをピンと上げた状態で背中の毛を逆立てるように威嚇している場合、怒り度合いがとても高い恐れがあります。一歩間違えると攻撃してしまう危険性もあるので、飼い主は愛犬が相手を攻撃しないよう、しっかりコントロールしましょう。

まとめ

犬は感情豊かで賢い動物なので、理不尽なことやストレスに感じる出来事があると怒りを露わにします。愛犬が今回紹介した怒りのサインをみせたら、飼い主として気を紛らわせたり、怒りの対象から距離を取らせたりと適切な対応を取りましょう。

飼い主に対してわがままを押し通そうと怒っている場合は、飼い主は気押されることなく、「ダメ」と厳しく簡潔に伝えたり、構わず怒ってもわがままは通らないことを教えてください。

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