愛犬の足に大きな負担がかかっている『3つの行為』 無理にすべきではない理由とケガのリスクを軽減する対策

愛犬の足に大きな負担がかかっている行為

犬を室内飼いすることは、一見大事に育てているようにも思えますが、実は意外な行為で愛犬の足に大きな負担を掛けている場合があります。

大事な愛犬の足に負担をかけている行為を確認し、ケガのリスクを軽減できる対策をきちんと把握しておきましょう。

1.階段の上り下りをさせること

犬の体の構造上、段差は犬の足に大きな負担を与えるものです。階段は人間が上り下りするために作られており、人間の歩幅に合わせた設計がされています。

愛犬に階段の上り下りをさせることは、犬の足に大きな負担がかかっている行為です。

試しに、人間であるあなたが四足歩行で、犬と同じように階段の上り下りをしてみてください。二足歩行である人間にとって、恐ろしく危険を感じる行為だと分かると思います。

犬にとっても同じです。四足歩行である犬にとって、二足歩行である人間のために作られた階段の上り下りをすることは、恐ろしく危険を感じる行為なのです。

階段に犬用のマットを敷くなど、滑り止め対策をされているご家庭もあるかと思いますが、愛犬が階段の上り下りをすることは、犬の足に大きな負担がかかっている行為であることに変わりはありません。階段を上がることができないように、フェンスを付けることも時には必要でしょう。

階段の上り下りが必要なときは飼い主が抱っこし、抱っこできない場合には愛犬が階段を上り下りせずに生活できる環境づくりをするなど対策しましょう。

2.高い場所への上り下りをさせること

椅子・ソファー・飼い主のベッド・車の乗り降りなど、高い場所への上り下りをさせることは、愛犬の足に大きな負担がかかっている行為です。

とくに、高い場所から下りるときに受ける足への衝撃は大きなものです。そっと、ゆっくり上り下りする犬もいますが、足には小さな負担がかかり続け、大きなダメージとなって表れることがあります。

ジャンプして勢いよく上り下りする犬の場合では、足への衝撃が大きく、たった一度の上り下りで骨折をしてしまったり、歩行することも立ち上がることもできなくなってしまったりする恐れがあります。

高い場所へ上り下りをするための犬用の階段やスロープがありますが、負担が軽減されることはあっても、犬の足に大きな負担がかかっている行為であることに変わりはありません。

• 椅子はテーブルの下にしっかり入れる
• ソファーは脚のないものや低いものにする、または置かない、
• 車の乗り降りは飼い主が抱っこする、またはキャリーバッグやクレートに入ったまま、もしくはペットカートに乗ったまま行う

これらのような対策がおすすめです。

愛犬と一緒に寝てはいけないとよく言われますが、ベッドの上り下りが犬の足に大きな負担をかけるから、というのも理由のひとつなのではないでしょうか。

3.肥満にさせること

犬を肥満にさせることは、犬の足に大きな負担がかかる行為であるだけではなく、心臓にも大きな負担がかかっています。

肥満が原因で足を痛めてしまったとき、心臓に持病をかかえてしまったとき、適正体重まで戻すことができた後も、運動に制限が必要になってしまうことがあります。お散歩さえも控えなければならなくなってしまうことがあります。

犬が肥満になる主な原因は食べすぎです。運動不足ではありません。とくにおやつの食べすぎが犬を肥満にさせています。

愛犬の足に大きな負担がかかってしまう肥満を防ぐための対策は、1日に与えるおやつの量を減らし、1日に与えるおやつの回数を増やすことです。犬が不満を抱えにくく、ストレスになりにくい方法です。

「1日ジャーキー3本、3回に分けて与える」を「1日ジャーキー1本を3等分にし、3回に分けて与える」などです。犬は量が多いことよりも回数が多いことの方が喜びを感じます。

おやつの食べすぎが原因ですでに肥満である愛犬の体重を適正に戻すための方法として、すでに足に大きな負担がかかって痛みを感じている愛犬のダイエット方法としておすすめです。

まとめ

愛犬の足に大きな負担がかかっている行為を3つ解説しました。

• 階段の上り下りをさせること
• 高い場所への上り下りをさせること
• 肥満にさせること

何気ない行為が実は愛犬の足に大きな負担をかけています。これまでに、「足を痛めてしまったのではないか」「ケガをしてしまったのではないか」と、ヒヤッとする瞬間はありませんでしたか？

同じことを繰り返してはいけません。愛犬の足に大きな負担がかかっている行為は、今すぐやめましょう。

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